22世紀の経済民主主義とは?続
経済界のRevelation「スティーブ・ジョブズ」超、過大評価
■スティーブ・ジョブズと盛田昭夫
俺だって普通の人間だよ!と叫んだジョブズ~ スティーブ・ジョブズ
■「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ
前項で、二つの記事を並列で書き込みました。まったくといっていいほど、人の心をわくわくさせるネットSNSニュースもなく、だったら20年前(2011年)のジョブズ氏スピーチの方がよほど琴線に触れる事柄だと、トピック記事を拾って、ここに掲載した、という訳です。
ジョブズが、この世から去って12年経ちましたが、パソコンネット内には、ジョブズに関する情報を得るのに事欠きません。当然のように、われわれの記憶から、消えることもないでしょう。
そのジョブズにまつわる、国内エピソードがあったので、それを紹介して、「ジョブズ」ストーリーは終わりにしましょう。
スティーブ・ジョブズ in 京都 2021年7月28日 17時54分 WorldNews
2011年10月5日で、亡くなってから10年になるスティーブ・ジョブズ。
マッキントッシュ・コンピューターからiPhoneまで、IT分野のフロントランナーとして世界を変えたジョブズは、禅や和食などの日本文化に深い関心を持っていた。
そして、時折、家族と古都の京都を訪れていた。
ジョブズに京都はどう映っていたのか。その素顔に接した人たちを取材した。
(国際放送局 World News部記者 佐伯健太郎)
ジョブズのお気に入りだった運転手の大島浩さん
ジョブズは京都を訪れると、老舗の俵屋旅館に1週間ほど滞在した。
「料理とスタッフのおもてなし。それに、玄関を入ったらもう別世界」と、とても気に入っていたという。
大島さんは、京都の案内役として、ジョブズが亡くなる前年の2010年まで、25年ほどの間に4回の旅行に付き合った。
ジョブズは京都について、大島さんにこう話していたという。「京都には本物がある。歴史が長く、目立たないものでも、ディテール(細部)に凝った本物がある。日本の建築、木工品、アートにしても、ディテールがものすごく凝っている。ディテールにこだわっているところがすごい」
「永平寺に行きたい」
同じ旅行のとき、ジョブズが急に、福井県にある曹洞宗大本山の永平寺に行きたいと言い出した。所要時間を聞かれたので、大島さんが「車だと片道4、5時間かな」と答えると、ジョブズは「プライベートジェットだったら どれぐらいだ」と畳みかけて聞いてきたので、大島さんは苦笑いしながら、「いや~、飛行機は寺には止められない」と答えた。
結局、永平寺までは長時間かかるため、ジョブズは体への負担も考えてとりやめにした。ただ、大島さんは、「あのとき、永平寺へ行ったらよかったんじゃないか」と後悔しているという。
実は、初めて会ったとき、ジョブズが「俺は禅宗だ」と言うので、「それは臨済禅か、曹洞禅か、黄檗禅か」とたずねると、「曹洞禅だ」と答えた。
龍安寺、野村別邸、そして、果たせなかった永平寺行き。
ジョブズの禅宗への深い思い入れを物語るエピソードだ。
最後の寿司
ジョブズは、日本のことがとても好きだった。最後の京都旅行のとき、ジョブズは大島さんに、前年の12月に肝臓移植の手術をしたあと、体の調子が良くなったと明かしたうえで、「だから、もう一度日本に行きたい。京都に行きたいと思って来たんだ」と、とても喜んでいたという。
その旅行の最終日。
ジョブズは、大島さんにすし屋を予約してもらい、妻ローリーンと娘エリンの3人で名店「すし岩」を訪れた。
店主の大西俊也さんが英語を話すので、外国人もよく訪れる店だ。あの歌手のマドンナも訪れたことがある。
大西さんは連絡を受けただけで、誰が来るのかは分からなかった。
店に入ってきた男性はかなりやせていたため、大西さんはすぐジョブズとは分からず、あとからびっくりした。
ジョブズが座った席は、すし屋ではいつもそうしていたように、カウンターの一番奥。
妻と娘はコースを注文したが、ジョブズは「僕はすしが好きだから、すしだけをにぎってほしい。あなたが勧める旬のおいしいものをにぎってくれたらいいよ」と注文した。
大西さんは、まず、関西らしい白身のヒラメをにぎり、イカ、エビとにぎっていった。
ジョブズは家族に気をつかうとてもいい父親で、大西さんに「京都の隠れたいい情報はないか」などと聞きながら、楽しく会話をしていた。
このとき青森県大間のマグロが入っていたので、大西さんがトロを出したところ、ジョブズが急に話さなくなった。
2、3分黙っていたので、大西さんが「どうかしましたか?」と声をかけると、「このあと、何をにぎってくれるの」と聞くので、「いま、ちょっと考えているんです」と答えた。
すると、ジョブズは、「僕は、あとはトロだけでいいから、ストップと言うまで、ずっとにぎってくれ」と注文してきた。大西さんは、ジョブズがストップをかけるまで、トロを立て続けに合わせて6貫にぎった。それは、トロの中でも、特に脂がのった、スジがなく、食べやすいと人気のある「カマ」という希少な首の部位だった。
出すたびに素早く口にするジョブズの食べっぷりは、大西さんに強烈な印象を残した。
上機嫌だったジョブズは、大西さんのサインの依頼にも、「娘さんのお名前はなんていうの?」と気軽に応じた。
ただ、ジョブズが店を出るとき、大西さんが「次回もお願いします」と名刺を渡したときの答えはショッキングだった。
最後の京都旅行と同時期のジョブズ(2010年7月)
ジョブズは、「実は、京都にはもう来られないかもしれない。僕はすごく大きな病気をしていて、体調もあまりすぐれない。だから、もしかしたら、京都に来るのは、これが最後になるかもしれない」。
その言葉どおり、これが最後の京都旅行となってしまったが、店から出たジョブズは大島さんの車に乗り込むと、「人生で初めてこんなおいしい寿司を食べた!」と絶叫した。
車を走らせ始めた大島さんが、「3時間も何を食べていたの?」とたずねると、ジョブズは「トロを6つ」と答えた。
大島さんが「それだけ?」と聞くと、ジョブズは「そう」。
「どんなよいことにも…」
「すし岩」には、このときのジョブズのサインが壁にかかっている。
“All good things.”
直訳すれば「すべての良いこと」だが、
これは “All good things must come to an end.”
「どんなよいことにも終わりがある」ということわざの一部でもある。
「良いことはいつまでも続かない」という意味だ。
大西さんは、「ジョブズさんは自分の死期を悟っていたのか、全てを書かずに、この言葉だけを残したことが印象に残りました」と話す。
禅に親しんでいたジョブズは、「幸せの時間は短く、すぐに過ぎる。人の世は無常だ」と言いたかったのかもしれない。
その6年後、このサインを見て、「なんで、ここにこんなものがあるんだ!」と、とても驚いた人物がいる。
ジョン・スカリー。
ジョブズの誘いで1983年にペプシコからアップルのCEOに就任し、2年後、経営方針の違いから、ジョブズを追放した人物だ。
画像 ジョブズ と ジョン・スカリー(1984年1月)ジョブズがサインに応じることは滅多になく、アップルの社員さえ目にすることはまれだという。
大西さんがサインについての経緯を説明すると、スカリーはとても感激し、その場でこう言って号泣したそうだ。
スカリー
「いまでは僕もジョブズもビジネスの第一線をリタイヤして、彼の好きな店で、彼の好きなすしを食べながら、いい話ができて、いい時間を送れたかもしれない。でも、彼は天国へ行ってしまって、もういないんだ」
国際放送局World News部記者 佐伯 健太郎
1987年入局秋田放送局、マニラ支局 八戸支局、水戸放送局などを経て現職
「ふつう、をさがして」
NORM CORE THE NEW ATTITUDE 2015-06-08Author: 中野香織
2014年にネットから広がり、ファッション業界を席巻している「ノームコア」。大衆のなかに埋もれるような、ありきたりの日常着による「ふつう」の装いについて、エッセイストで服飾史家の中野香織さんが考える。
文: 中野香織
STYLE ICON ノームコアのスタイルアイコン Steve Jobs スティーブ・ジョブズ
いつどんな時でもイッセイ・ミヤケの黒のタートルネックニットとリーバイスのジーンズにニューバランス。その一貫したスタイルがノームコアのスタイルアイコンになっている。
2014年のファッション系ミーム、すなわち、もっとも多くインターネット上で拡散され語られたテーマないし概念は、ノームコア(Norm-core)でした。ノーマルとハードコアを組み合わせた造語で、私はこれを「筋金入りのふつう」と訳しました。
郊外のショッピングモールに行けば、大衆のなかに完全に溶け込んでしまう日常着。ブランドが一切表に出てこない、ファッションステイトメントのかけらもない普通の服。「ブランドレス」な装い、「トレンドと無縁なこと」をかっこいいと見る心の態度の表明、そんな矛盾もはらんだふつう礼賛のトレンド、それがノームコアです。
ちょうど1年前の2月ごろに話題に上り始めたのですが、ランウェイではルイ・ヴィトンやグッチまでもが実用的な日常着に近い服を提案し、7月のシャネルのコレクションではフロントロウの観客がほぼ一斉にスニーカーを履いてきました。
これまでふつうの服を扱っていた「Gap」も、あえて「ドレスノーマル」キャンペーンを実施し、デヴィッド・フィンチャー監督が「ふつう」の服を着たアンジェリカ・ヒューストンやエリザベス・モスを、ふつうじゃないくらいかっこよく撮りました。
日本でも、自分の生活にふさわしいベーシックな日常着を最低限もてばいいと説くジェニファー・L・スコットの『フランス人は10着しか服を持たない』という本が異様な売れ行きを見せましたが、この現象もまた、世界の都市部を覆うノームコア気分の表れとみています。
地球上の大半の人はなんの気負いもなく、昔も今もノームコア風な装いなのですが、このトレンドのポイントは、ファッション業界の人々が、意志的に「ふつう」を選択しているということにあります。
一昨年まで個性的でエッジが効いたファッションで注目を浴びていたファッショニスタが、集団に埋もれる「ふつう」を、今の気分にかなう理想的な装いとして選び取っているということがキモです。みすぼらしいのはNGで、あくまでも意志と風通しのよさが感じられる超ふつう、それがノームコアなんですね。
さらに、最近のプレイヤーたる人がIT業界に増えており、ジョブズにせよ、ザッカーバーグにせよ、影響力をもつ富裕層がほとんどノームコアであることも無視できません。ファッションのゲームとはまったく超越したところで自由に活躍する彼らに対する憧れないし羨望も、ひょっとしたら潜んでいるかもしれません。
部分抜粋
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■明日の記事予定
【ひろゆきvs超常現象】UFOはいる?伝説のバトル【ガチで真理に迫る】|Re:Hackテレ東 韮澤潤一郎、https://youtu.be/oFS4XS2Ul_s
杞憂が現実に起こる 鉄板が飛ぶ 20メートル間隔の穴
ライフル スコープ 3キロ射程
ミューフォン ブッシュ大統領Jr 庭に降りた
【ドーム元社長・安田秀一】https://youtu.be/ztaNg-wI78c
【東京五輪の闇】日本経済衰退の戦犯「利権ビジネス」とは
未来のテーマ 高層都市構造
メトロポリスとは、国または大きな地方における経済・文化の中心であり、かつ、国際的な連携のハブとなるような大規模な都市のことである。日本語では中心都市あるいは大都市と訳されることがある。 代表的なメトロポリスとしてニューヨーク、ロンドン、パリ、東京などが挙げられる。多くのメトロポリスは、その周りの都市と相互に連結して大都市圏を構成する。この単語はイギリス英語では首都という意味で用いられることもあり、上記の都市のうちニューヨーク以外はその国の首都である。
メトロポリスという言葉は、ギリシャ語でmeter(母)とpolis(都市)をつなげたmetropolis(母都市)に由来する。metropolisは、古代ギリシャの植民地において、最初に入植した都市を指すもので、それはその植民地における政治・文化の中心であった。
古代メトロポリス
古代においてメトロポリスとは植民地域においてその起源となった都市やその周辺一帯を指す言葉であり、古代遺跡で発見される多くの大都市はその人口規模や重要性などからこのメトロポリスに該当すると考えられている。これらの古代都市のうちアレクサンドリアやダマスカスなどは21世紀になっても現存しており、世界で最も長期間にわたって人間が居住している都市に数えられることが多い。
トップ画像 Image : Flickr. Some rights reserved by Mark Mathosian.
構成編集#つしま昇