「木造金剛力士立像」鎌倉時代
いすみ市 法興寺
「木造金剛力士立像」鎌倉時代
県指定有形文化財 (平成17年3月29日認定)
阿形像の方が吽形像よりも10cmほど高く胴回りも太い。
吽形像の単純構造に対し阿形像は細かく複雑な木寄せになる相違がある。
しかし作風は同一で同じ作者の手になるものと断定された。
(その相違が生じた事情については検討課題が残されている)
金剛力士像は両像とも表情が写実的であり、体の肉厚な表現は鎌倉時代中期に遡る優作である。
木造彫刻としては珍しい杉材を使用しているのも特筆すべき点である。
この期の房総の仏教文化を考察する上で貴重な遺品である。
いすみ市 教育委員会
ヘッダー画像 木造金剛力士立像 文化遺産オンライン/仏像リンク
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