見出し画像

サッカー残照・・・あとが困った

今日クロアチア戦!“最強ジョーカー”三笘が反響続くあの“1ミリ問題”について語る…「ぎりぎりのところで勝敗が決まるのがW杯」
2022.12.05 08:22「RONSPO」
https://www.ronspo.com/articles/2022/2022120502/
FIFAワールドカップ・カタール大会の決勝トーナメント1回戦、日本代表対クロアチア代表が今日5日18時(日本時間6日0時)、ドーハ近郊のアル・ジャヌーブ・スタジアムでキックオフを迎える。史上初のベスト8進出を目指す日本は4日、ドーハ市内の活動拠点で最終調整。終了後にメディア対応したMF三笘薫(25、ブライトン)は、いまだに世界中で注目を集めている1日のスペイン代表戦での“1.88mmアシスト”に言及。ジョーカーでの起用が予想されるクロアチア戦へ「いつも通りやるだけ」と闘志をみなぎらせた。

「あきらめない姿勢が大事。あの場面ではボールが来る予感もあった」

 強豪スペインを撃破したグループE最終戦から3日がたっても、日本の勝ち越しゴールをアシストした三笘のスーパープレーはいまだに世界中で注目を集めている。

 例えばツイッター上では、三笘の左足がボールにヒットした瞬間の画像を解析する動画が投稿されて大きな話題を呼んだ。真上から撮影された画像を拡大していくと、判定通り、ほんのわずかながらボールがゴールラインにかかっている。幅にして1.88mmだったと解析された。

 クロアチア戦へ向けた4日の最終調整後にメディアへ対応した三笘は、世界中で賛否両論を呼んだ“1.88mmアシスト”に「ルール上、インはインなので何も気にしていない」と言及した。
「負けたチームがそう言うのはある意味で仕方がないと思いますけど、そういったぎりぎりのところで勝敗が決まるのがやはりW杯なんだと身に染みて感じています」
 世界を騒然とさせた三笘のプレーは、MF堂安律(24、フライブルク)の豪快なミドルシュートで日本が1-1の同点に追いついてからわずか3分後の後半6分に飛び出した。

右サイドでの細かいパス回しから、堂安がグラウンダーのクロスを送る。しかし、味方に合わないまま、スペインのゴール前を斜めに横切って反対側のゴールラインへ近づいていった。

 しかし、日本の選手たちはあきらめない。FW前田大然(25、セルティック)がトップスピードでファーサイドへ飛び込むもわずかに届かない。しかし、もう一人いた。前田の外側を猛然と駆け上がってきた三笘が最後の最後に、思い切り伸ばした左足をボールにヒットさせた。
「どんな試合でもあきらめない姿勢が大事ですし、しかもあの場面ではボールが来るという予感もあったので走っていきました。あそこでは誰も足を止めないと思います」
 いつも変わらないプレーだとあらためて強調した三笘はこのとき、驚くべきテクニックを駆使している。ボールを普通に蹴り返していたら、おそらくは前方にいた前田に当たっていた。しかし、三笘はとっさの判断で左足をボールのちょっと下へもぐり込ませた。

 果たして、浮いた軌道を描いたボールがスペインゴール前へ緩やかに折り返される。三笘を信じて走り込んできていた川崎市立鷺沼小学校時代からの幼馴染み、ボランチの田中碧(24、フォルトゥナ・デュッセルドルフ)が体で押し込む状況を瞬時に作り出してみせた。
 
しかし、ビクトル・ゴメス主審(南アフリカ)は何も宣告しない。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によるチェックが入っていると、スタジアム内に表示されてから約2分後。ゴメス主審がセンタースポットを指さした瞬間に、田中の勝ち越しゴールが認められた。
 角度によっては、ボールがゴールラインを割っているように見える画像や映像もあった。しかし、VARはほんのわずかながらゴールラインにかかっていると判定した。最後まであきらめない三笘の執念が、最先端技術が駆使された科学の目との共同作業で奇跡を手繰り寄せた。
 三笘自身はSNSを含めて、初めてのW杯を戦う上で必要のない雑音はシャットアウトするように努めている。しかし、ゴールラインにかかっていた幅が1.88mmだったという続報を含めて、友人や知人からのメッセージや連絡を介してその後の情勢を否が応でも見聞きする。
 初めて経験する熱狂的な状況を、三笘はむしろポジティブに受け止めている。
「いままで来なかったような人からもメッセージが届きますし、いろいろな人が見てくれていると感じられる状況は自分の力になっています。ただ、自分が集中しているのはそこ(スペイン戦のアシスト)ではない。すぐに次の試合がやってくるなかで、試合があった日は喜びますけど、その翌日にはもう忘れないといけない。それは常に自分へ言い聞かせています」

スペイン戦翌日の2日から、次なる試合へ向けたルーティーンを開始している。
「すべての選手ではないですけど、毎試合前に特にサイドバックの選手は見るようにしています。例えば間合いであるとか、あるいは飛び込んでくるタイプなのか、それともパスを回してくるタイプなのかを見ますし、スピードがどのぐらいあるのかもチェックするようにしています」

 グループステージでは3試合すべてで後半から投入された。自身に託された役割を「ドリブルで流れを変えるとか、1対1で違いを見せつけてチームを活気づける」と理解している。それだけに、特に対面に来る相手の右サイドバックの事前チェックは欠かせない。
 クロアチアの右サイドバック、ヨシブ・ユラノビッチ(27)はスコットランドリーグのセルティックでプレーしている。チームメイトの前田からも、三笘はさっそく情報を入手している。
「対人に強い選手だと聞きましたけど、同時に『大丈夫。いける』とも言われて。ちょっとわかりませんけど、もう一度しっかりと映像を見たいと思っています」

 目の前に来る相手の力を把握した上で、次に試合中における自身のプレーを思い描く。どんなに強大な相手でも、自分のストロングポイントを繰り出さなければピッチに立つ意味がない。グループステージが決勝トーナメントに変わる、カタールW杯でも変わらないと三笘は力を込める。
「ボールをロストしたときの危険さは、すべての試合で同じだと思っています。特にW杯はカウンターを受けるリスクが高いチームばかりですけど、だからといって仕掛けないとか、仕掛ける回数が少なくなるわけではない。リスクを抑えてプレーするのもちょっと違う。行くべきところは行く。それは状況判断次第であり、試合によって変わるものではありません」
 体調不良を訴えて3日の練習を欠席したMF久保建英(21、レアル・ソシエダ)は、この日も宿舎ホテルで静養に努めてピッチに姿を現さなかった。累積警告で出場停止となるDF板倉滉(25、ボルシアMG)とともに、クロアチア戦を欠場する可能性が高くなった。
 一方で左太もも裏を痛め、コスタリカ戦とスペイン戦を欠場したDF酒井宏樹(32、浦和レッズ)は前日に続いてすべてのメニューを消化。取材対応ではクロアチア戦へ向けて、自らゴーサインを出した。文字通りの総力戦で、三笘はあらためて自らの出場機会をイメージする。
「僕の場合、途中から出場するのは慣れていますし、スペースがあって相手が疲れてきた状況であるほど自分のプレーも出しやすくなる。自分にフォーカスしながらいい準備をして、出番が来たときには100%のプレーを出すことだけに集中する。グループステージが決勝トーナメントに変わっても別に力むタイプでもないし、いつも通りやるだけです」
 発熱で体調を崩した関係でカタール入りする日程の変更も余儀なくされ、すべての選手のなかで最も遅い11月19日に全体練習へ合流した。23日のドイツとの初戦を「けっこうきつかったところもあった」と明かした三笘は、いまでは状態がまったく違っていると声を弾ませた。

「そのなかでコスタリカ戦にも出て、練習を積み重ね、自分のルーティーンもできてきたなかで、スペイン戦ではコンディションがどんどん上がっていると感じていました。次もぎりぎりの勝負になると思うので、ピッチに立つときには日本全体からもらうパワーを使命感に変えて戦いたい」
 三笘に搭載された緩急を駆使したドリブル突破は初めて臨むW杯でも異彩を放ち、対面に来る選手たちに後手を踏ませている。前回ロシア大会で準優勝した難敵クロアチアに劣勢を強いられ、ゴールに絡むプレーで流れを変えてほしいと日本のファン・サポーターが願うとき、背番号9は救世主のオーラを身にまといながらアル・ジャヌーブ・スタジアムのピッチに降臨する。
(文責・藤江直人/スポーツライター)


ひろゆき W杯全中継のABEMA藤田晋氏に感嘆「200億円大勝利じゃない!」
2022/12/2(金) 21:56配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b68b7ca05868a53199322208d31ad3bf258b887  東スポWEB
実業家のひろゆき氏が2日、ニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA TV)にリモート出演。サッカーW杯カタール大会の全試合の放映権を取得したインターネットテレビ局「ABEMA」の取締役でサイバーエージェント社長の藤田晋氏に感嘆の声を挙げた。

 ひろゆき氏は現在、フランス・パリ在住。日本がスペインに勝利したカタールW杯1次リーグE組最終戦を見たか?と質問され「一応VPNで日本の(ABEMA)を見てたんですけど、テレビの方ではドイツとコスタリカの試合をやってたんですよ」と返答。

 日本―スペイン戦と同時刻に行われたドイツ―コスタリカ戦はドイツが勝利した。しかし「(ドイツの)選手は最初喜ぶんですけど、その後『日本勝ったから決勝行けない』って気づいたらしく、コスタリカの選手もドイツの選手も両方とも落胆してボーッとしてるっていう、どっちが勝ったのか分からない試合になってました」と、結局森保ジャパンへのコメントは一切出なかった。

 また、決勝トーナメント初戦の日本―クロアチア戦が行われる5日(日本時間6日)には、「ABEMA Prime」の特番が組まれると聞いたひろゆき氏は「いやあABEMA大成功だなと思って。200億円大勝利じゃないですか! やっぱサイバーエージェントの藤田さん、ギャンブラーとしての勝ち運がすげえな」と、FIFAに支払ったとされる巨額放映権料を指摘し驚きの声を挙げた。

 これには進行役の平石直之アナも「そもそもは日本がW杯進出できるか分からないタイミングでベットしなきゃいけなかった。ある意味ABEMAにとっても非常にドラマチックな展開になってる」と鼻高々だった。
東スポWEB

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?