
罵倒より褒めることの難しさ西ユーラシア地方
a.「インテル」は古代恐竜の石の化石化したデスノート
インテルの問題、大きすぎて解決不能か
~9000年前の恐竜絶滅は大きすぎて何故死んだか、だ
ゲルシンガー氏退任でインテルに新たな選択肢の可能性もあるが、製造技術と市場での苦境は深刻 2024年12月4日 07:52 JST ウォールストリートジャーナル 見出し記事
b.愛想を尽かしたイーロン・マスクは自宅ごと移住…米大企業が「トランプが支配する田舎州」に続々移転する理由
ついに「シリコンバレーの崩壊」が始まった
PRESIDENT Online岩田 太郎在米ジャーナリスト
c.大学生のときに必修の「マルクス・レーニン主義」の講義があまりにくだらなく思えたためにこっそり物理学の問題を解いていたら、近くの学生に“チクられ”て教室を追い出されたエピソードからは、東ドイツの体制の怖さと、そこでメルケルが感じた恐怖や憤りが伝わってくる。
2005年の首相就任時、前任のゲアハルト・シュレーダーが当初、議会選挙で第一党の座をメルケルの党に奪われたにもかかわらず「メルケルの指導力で彼女首班の大連立内閣が作れるとは考えられない」などと公言して自らが首班の内閣を作ると主張したことについては、「シュレーダーが男性に対してそのような態度をとったとは到底思えない」と書き、当時の政界の女性蔑視的な空気を批判している。
それでも気になる西側(ヨーロッパ)二枚舌思考と、日本的千手観音思考は、どちらが上手か
どの記事も外信発で、どれもわが身の上話しとは無縁であるし、人によって嫌悪するかもしれない話題です。
なんでそれを取り上げたか、といったらあれだけ大賞賛していた「メルケル」を今度は「政治家としてのアンゲラ・メルケル」を酷評したからです。その理由は、あれこれあるでしょうが、いま騒がれているEV戦略大失敗のツケが廻ってきた、そんなことでしょう。ま政治家ですから、批判対象になるのは仕事の内でしょうが、それにしたった日本の兵庫県知事と、地理的には反対側地球裏のはなしですが、よく似てますね。
最近の動画みていると、そのEV未曽有の大失敗したヨーロッパを「それみこたことか」と西を罵倒煽ってますが、たまたま日和見で、時世を旨くかわした日本に(とくにトヨタ)周回遅れのチャンスが巡ってきた、という天の運が味方した、という話しです。
そうした事象を現したのがあのIT巨人「インテル」がいまや「ホームレス」化になろうとしているニュースです。
記事では「大きすぎてつぶせない」。という常套句で書き立ててますが、1億年前の恐竜は重力に逆らって巨大だから「死なない」というロジックですよね。ええ。だれでも知ってますが全滅した化石が、世界中で発掘されてます。
それと「シリコンバレー」崩壊、というニュースですが、万引きとゴミだらけで汚いし、法人税無税の州に移転した、イーロンマスクと書けば、だれだつて納得するでしょう。まあ選挙地盤が民主党域というのもあって、政治的イデオロギーの争奪もあるでしょう。
そして引退後「メルケル」の蟄居している人物を叩き起こして、さあどうなんだ、なんとか云え、というのはどんな神経しているのでしょうかね。
だからヨーロッパの外交二枚舌には閉口しましたが、先ほど挙げた西宮地区の知事選挙では広告電通とブラック政治屋旧統一教会の修羅場ですから、こちらは目に見えない千手像の、使い手ですから、こっちの方が根が深い、と思ったので、メルケルを題材にして記事にしました。
いずれにしても、ニュース浮世話しで、身体出血ではまったくありませんから、社会の皆さんは、痛くも痒くもありません。
メルケルの回顧録を独メディアが辛辣に批判「メルケルらしく、つまらない」
2024/12/4(水) 12:00配信クーリエ・ジャポン 700ページ超の超大作

2024年11月26日、ドイツで2005年から2021年まで連邦首相を務めたアンゲラ・メルケルの回顧録『自由 回顧録1954-2021』(長年にわたりメルケルの政治アドバイザーを務めたベアーテ・バウマンとの共著。日本語版はKADOKAWAより2025年5月に刊行予定)が出版された。旧東ドイツ出身かつ女性という、連邦首相として二重に初めての存在であり、16年間という歴代二番目の長い任期を務めあげたメルケルは、ドイツでも国際舞台でも大きな存在感を発揮していた。
【画像】警戒しいたけれども、甘すぎた? 現職時代のメルケルとプーチン
しかし、退任後、社会情勢の変化もあり、その評価は下がり続ける一方だ。ロシアに融和的な姿勢は結果としてウクライナへの全面侵攻につながったうえ、ロシアのガスに依存していたことで現在のドイツはエネルギー価格の高騰に苦しめられていると批判する人は多い。また、大量の難民の受け入れは社会の不安定化につながったといわれる。
そんなメルケルが、700ページを超える回顧録で何を語るのか。出版前から大いに注目が集まっていた。
期待外れの読書体験
ところが、回顧録の出来栄えは事前の期待通りとはいかなかったようだ。独誌「シュピーゲル」は、この本を読み通すのは「骨の折れることだった」と書き、「楽しい読み物にするためにゴーストライターが手を貸している可能性は高くないと思われる」と、皮肉を込めて評する。平板な表現と読み方で淡々と政府の声明を発表していた、政治家としてのアンゲラ・メルケルそのままだというのだ。
回顧録には、東ドイツで過ごした幼少期から学生時代の経験、政治家になった後に男性中心の党内で登りつめた方法、首相就任後にした数々の政治的決断、世界のリーダーたちとの関わりなどについて、余すところなく、わかりやすく書かれている。しかし、その偏見なくわかりやすく書こうとする姿勢が仇となっているようだ。
それはまるで「小話がちりばめられた政治テクニックの教科書」のようになっており、「真に個人的なタッチや、大胆な発言がほぼ完全に欠如している」という。
とはいえ、彼女の内面に関する話がないわけではない。独紙「ツァイト」に出版直前に掲載された抜粋には、その片鱗がいくつか見られた。
大学生のときに必修の「マルクス・レーニン主義」の講義があまりにくだらなく思えたためにこっそり物理学の問題を解いていたら、近くの学生に“チクられ”て教室を追い出されたエピソードからは、東ドイツの体制の怖さと、そこでメルケルが感じた恐怖や憤りが伝わってくる。
2005年の首相就任時、前任のゲアハルト・シュレーダーが当初、議会選挙で第一党の座をメルケルの党に奪われたにもかかわらず「メルケルの指導力で彼女首班の大連立内閣が作れるとは考えられない」などと公言して自らが首班の内閣を作ると主張したことについては、「シュレーダーが男性に対してそのような態度をとったとは到底思えない」と書き、当時の政界の女性蔑視的な空気を批判している。
ウラジーミル・プーチンについては、「自分がひどい扱いを受けないように常に警戒しているが、同時に他人に打撃を与える用意も常にしている」と評し、ドナルド・トランプについては、初会談の際「つながりのある世界を作るための共同作業を彼とおこなうのは無理だろう」と感じたと記している。
しかし、そのような率直な振り返りはごく一部なようだ。そして、とても説明的で抑制された、無味乾燥な書き方がされている。
ただ、それが徹頭徹尾真面目な政治家であったメルケルらしさでもあるかもしれないともシュピーゲルは評する。
「メルケルは、虚栄心あるいは本の売り上げが増えるかもしれないという理由から無分別に語ったり、後継の政府が国際関係で苦労するような暴露をしたりは決してしていない。この点でメルケルは、退任して久しいにもかかわらず国に奉仕し続けているのである」
COURRiER Japon
2024年11月26日、ドイツで2005年から2021年まで連邦首相を務めたアンゲラ・メルケルの回顧録『自由 回顧録1954-2021』(長年にわたりメルケルの政治アドバイザーを務めたベアーテ・バウマンとの共著。日本語版はKADOKAWAより2025年5月に刊行予定)が出版された。旧東ドイツ出身かつ女性という、連邦首相として二重に初めての存在であり、16年間という歴代二番目の長い任期を務めあげたメルケルは、ドイツでも国際舞台でも大きな存在感を発揮していた。
しかし、退任後、社会情勢の変化もあり、その評価は下がり続ける一方だ。ロシアに融和的な姿勢は結果としてウクライナへの全面侵攻につながったうえ、ロシアのガスに依存していたことで現在のドイツはエネルギー価格の高騰に苦しめられていると批判する人は多い。また、大量の難民の受け入れは社会の不安定化につながったといわれる。
そんなメルケルが、700ページを超える回顧録で何を語るのか。出版前から大いに注目が集まっていた。
以下割愛
メルケル首相のような「ハッとするコロナ演説」をする政治家が日本にいない理由
欧州の政治家は「弁論力」がすごい PRESIDENT Online 2020年12月13日
ヤマザキ マリ 漫画家・随筆家
新型コロナウイルスをめぐる混乱は、各国リーダーの違いを浮き彫りにした。漫画家・文筆家のヤマザキマリさんは「ドイツやフランス、イタリアのリーダーたちは国民の気持ちをつかむ演説をしていた。それに対して、現在の日本にそうした政治家がいない」と指摘する――。
※本稿は、ヤマザキマリ『たちどまって考える』(中公新書ラクレ)の一部を再編集したものです。
2020年12月13日、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、コロナウイルス感染症の「指数関数的な増加」に歯止めをかけるため、ロックダウンを実施するとベルリンの首相官邸で発表写真=AFP/時事通信フォト
2020年12月13日、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、コロナウイルス感染症の「指数関数的な増加」に歯止めをかけるため、ロックダウンを実施するとベルリンの首相官邸で発表全ての画像を見る(4枚)
パンデミックが浮き彫りにした各国のリーダーの姿
今回のパンデミックは、普段では気づかないような事柄を炙あぶりだしているように思います。特に比較文化学的な視点で見てみると、とても面白い。
今ではインターネット上のニュースやSNSを介して、海外の報道や情報も時差なく入手することができますが、各国の対応越しにそれぞれの国の性質が見えてもきました。それはまるで一枚一枚、表面に纏まとった衣を剥がされているかのようです。
多くの人がコトの次第、状況の顛末を一緒になってリアルタイムで見ることができるのは、過去のパンデミック、たとえば20世紀初頭のスペイン風邪のときにはなかったことだと思います。その意味でも、目の前で今起きていることがパンデミック後にどうつながるのか、とても興味深く感じています。
各国のリーダーたちの姿も、いつになく浮き彫りになりました。特に演説の雄弁さには歴然とした差が見られます。
演説で株を上げるドイツ・メルケル首相
欧州のリーダーに必須だとされるのは、自分の言葉で民衆に響く演説ができるかどうかですが、その点において素晴らしかったのが3月18日、ドイツのメルケル首相が国民に対し、新型コロナウイルス対策への理解と協力を呼びかけたテレビ演説です。
テレビの前にいるであろう、一人ひとりの目を見据えているかのように、彼女が落ち着いた面持ちで語ったその言葉は、感染が広がるなか、未知のウイルスに対して不安を抱える人たちが求めていた「安心感」をまさに与えるものでした。その訴求力たるや。ドイツ国民ではない日本の人までもが絶賛し、全文を翻訳したものがSNSで拡散されたほどでした。
おそらくこの演説は、今回のパンデミックの一つの象徴的な事象として、後世にも語り継がれていくことでしょう。虚勢や虚栄の甲冑かっちゅうを身に纏う権力者とは違い、謙虚な親族のおばさんという体ていのメルケルが「あなた」という二人称を使って、国民に呼びかけたことは印象的でした。「スーパーに毎日立っている皆さん、商品棚に補充してくれている皆さん」と、パンデミック下でも人々の生活を支えて働く人々への感謝を述べていました。
以下割愛
写真=AFP/時事通信フォト