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公開討論会トランプ.78×ハリス.59

両者ともに、相手をやり込めすぎずに時に相手の話に耳を傾ける姿勢も見せつつ、自身の政策を訴えるということを心がけた NHK

それによると、63%がハリス氏、37%がトランプ氏を「勝者」と回答した 時事

論戦はトランプ氏への批判が大半を占め、「新顔」のハリス氏の政策や政治的信条が十分に明確になったとは言えない 朝日

「何者か」示す好機、つかんだハリス氏 日経

■トランプ前大統領78歳 対 ハリス副大統領59歳 の公開舌戦模様を伝えた報道見出し4項目  (9/12現在)

前哨戦の様子を、それぞれが分析した見出しを読んだ限りでは甲乙を付けられない。当然、この段階で失言ヘマは、許されないので、お互いカンペ原稿の一字一句をおさらいした内容のようだった。

在るメディア記事で、ハリス氏が、アナウンスに対して批判したとあったが、それについては違和感を拭えないとおもった。もともと、主戦はトランプ対ハリスであり、そこにジャッジ側の言説に云々というのは、まったく論旨を逸脱している。なぜなら、権限のないスタッフが、私信を挟んで、印象操作した、という見方もできるからである。

とくに感じたのはトランプ氏の対応で終始、冷静演技していたことで、ハリス氏の無用な笑みを交していたのが印象的だった。

相対的に「盛り上がり」に欠けた討論会になってしまって、本国アメリカの若者は、随分落胆したことだろう。

シンクロしてそこに日本の選挙もあるが、同じ首長選挙であっても本気度、という点では圧倒的にアメリカが勝っていた。
翻って日本は、いつもの調子で総じて日和見観察でメディアにしても、これといったアプローチものなく、目下の政権忖度濃度がにじんでいる。

いやいや、その落胆してしまったSNS世代にアピールするのが両者の作戦で、まったくつかみどころのない若輩層に手を焼いていた。
その点では日本もまったく同じだし、自民候補の若手ホープも、もっぱら、その戦略のようだが、もともと選挙に興味がない、政治家を信用していない、エスタブリッシュメント(その延長のガーファ連)の金満強欲に辟易している彼らに、期待するものが何もない、というアンサーと解は、全世界的傾向であるし、更に云うと、これまで牽引してきた西洋思想(植民地化思想)国家の偽善が、そのSNS世代によって暴かれるという、事態は世界を益々複雑化させている。
そして待ったなしの西洋経済圏内の人口減と、それに反比例する極大移民問題は、これからますます増大するというリスクは年を追って膨らむ。

と云ってもわれわれに直接影響するのは、自民総裁選であり、ひいてはアメリカ選挙結果によっては、大きなリスクもあるし、世界の内紛有事においても影響するのは必至であることは、日本社会はあまり関心がない。

情報BOX:米大統領選討論会、ハリス氏の「煽り作戦」奏功か
ロイター / 2024年9月11日 18時31分
11月の米大統領選に向け、民主党候補ハリス副大統領(右)と共和党候補トランプ前大統領(左)が10日夜、初のテレビ討論会に臨み、経済、内政、外交など幅広い問題を巡り論戦を繰り広げた(2024年 ロイター/Brian Snyder)James Oliphant Gram Slattery

James Oliphant Gram Slattery 
情報BOX:米大統領選討論会、ハリス氏の「煽り作戦」奏功か写真を拡大する

[フィラデルフィア 11日 ロイター] - 11月の米大統領選に向け、民主党候補ハリス副大統領(59)と共和党候補トランプ前大統領(78)が10日夜、初のテレビ討論会に臨み、経済、内政、外交など幅広い問題を巡り論戦を繰り広げた。ハリス氏の鋭い舌鋒に、トランプ氏は苛立ちをみせ守勢に立たされる場面もあった。

<握手>(握手はハリス氏が求めた)

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初対面の両氏がどのように挨拶を交わすのかという問題にハリス氏が決着をつけた。同氏は演壇のトランプ氏に歩み寄り、手を差し伸べ、「カマラ・ハリス」と名乗った。トランプ氏は握手に応じるしかなかった。

<トランプ氏苛立つ>

ハリス氏は陣営の作戦通り、トランプ氏を苛立たせた。

視聴者にトランプ氏の集会に参加してみるよう促したハリス氏は、トランプ氏は集会で風車ががんの原因になるなどという奇妙な主張を展開し、聴衆はあきれて帰ってしまうだろうと嘲った。実際、トランプ氏が集会でそのような発言をし、聴衆が帰った事例がある。

これに対し、群衆を集めるのが自慢のトランプ氏は明らかに怒り、「私の集会は政治史上最大の、信じられないような集会だ」と反論。ハリス氏が選挙集会に参加者をバスで呼び寄せていると非難した。

さらにトランプ氏は、不法入国した移民がオハイオ州スプリングフィールドで住民のペットを殺して食べているという誤った主張を展開。この根拠のない主張は、先にトランプ氏の副大統領候補であるJ・D・バンス上院議員らによってソーシャルメディアで拡散されたが、スプリングフィールド市当局が事実無根だと表明。討論会の司会者もトランプ氏の発言後にそのことを指摘した。

トランプ氏の主張を聞いたハリス氏は笑いをこらえながら「極端な話だ」と答えた。

討論会開始から1時間経つ頃には、トランプ氏は絶えず守勢に回っていた。

21年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件について質問されたトランプ氏は「演説を頼まれた以外は何もしていない」と説明。20年の大統領選では自分が当選したと、あらためて虚偽の主張をした。

一方、ハリス氏は「トランプ氏が8100万人の国民から(大統領を)解雇されたことをはっきりさせておこう。彼はそれを受け入れるのに苦労しているが、自由で公正な選挙で有権者の意思を覆そうとする人物を米国の大統領にはできない」と語った。

ハリス氏はさらに世界の指導者たちがトランプ氏を「笑いもの」にしていると発言。トランプ氏が集会で民主党のバイデン大統領を批判したのと同じ言葉で、ハリス氏はトランプ氏を「米国の恥」と呼んだ。

これに怒りを爆発させたトランプ氏は、ハリス氏の民主党候補指名が「無投票」で行われ、ある種のクーデターでハリス氏がバイデン氏と交代したとし、バイデン氏がハリス氏を嫌っていると指摘。これはトランプ氏に大統領の「気質」が欠けているというハリス氏の主張を裏付けるような言動だった。

<司法省の武器化>

両氏は互いに、対立候補を追及するために司法省を「武器化」しようと共謀していると非難した。

トランプ氏は、20年大統領選での敗北を覆そうとした共謀罪や機密文書持ち出しでの起訴、不倫口止め料支払いを巡る文書偽造で有罪評決を受けたことは、全てハリス氏とバイデン氏によるでっち上げの結果だと主張したが、その証拠は何もない。

一方、ハリス氏は、トランプ氏が再選した場合に対立候補を起訴すると約束したことに触れて反撃。トランプ氏が「憲法を破棄すると公言している人物であることを理解してほしい」と語った。

両氏とも、対立候補は民主主義そのものに対する脅威だと主張した。

<人種問題>

討論会の終盤、長年の懸案である人種問題が議論された。トランプ氏は、ハリス氏の人種を巡り公の場で疑問視した理由について司会者から質問されると「彼女が何人でも私は構わない」と述べた。

ハリス氏は、トランプ氏が長年、米国を分断するために人種を利用してきたと非難。トランプ氏と父親が1970年代に黒人の賃借人を追い返したこと、米国生まれのオバマ元大統領が米国市民かどうか公然と疑問視したことなどを挙げ、「大統領を目指す人物が、そのキャリアを通じて一貫して人種問題によって米国民を分断しようとしてきたのは悲劇だと思う」と述べた。

トランプ氏は反論する代わりに、経済に話を戻した。

<ウクライナ戦争>

最も白熱した政策討論の一つは、ロシアによるウクライナ侵攻への米国の対応で、両氏は激しく衝突した。

トランプ氏は司会者に回答を促されても、ウクライナに戦争に勝ってほしいとは言わず、できるだけ早く紛争を終結させたいと述べるにとどめた。

ハリス氏はトランプ氏が本当に望んでいるのはウクライナの迅速かつ無条件の降伏だとしてトランプ氏を攻撃。また、紛争解決のためにロシアのプーチン大統領と協議するようバイデン大統領から派遣されたというトランプ氏の主張を否定。プーチン氏と会ったことはないが、ウクライナのゼレンスキー大統領とは何度か会ったと述べた。
https://news.infoseek.co.jp/article/11reutersJAPAN_KBN3AN0MQ/?tpgnr=world#goog_rewarded




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