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「サトシ・ナカモト」の正体を明らかにHBOがドキュメンタリー放送

いよいよその実体が暴露される、という期待感が大いに覗えます。その~、暗号資産は、とくに日本国内では、タブー視傾向が強く、相当の時間が経過しているにもかかわらず、いまだに表舞台に立てない、という屈折した事情があるのも事実です。
なぜかといったら、世界経済金融をけん引している西洋支配下(国家的
)のカテゴリーで、そこから一線を画した特有のシステムで、組まれているからです。早い話が、既存の銀行決済ではなく巨額資金が、水面下で流通することです。
そんなこともあって、当初はハッカーによって巨額強奪された事件が多発しましたが、もともと「ブロックチェーン」というシステムで保護され、そのルートが記録される、という性質上、犯人が特定されるという、その性能が認められた、ということです。
そのシステムを開発、そしてオープンソース化したのが「サトシ・ナカモト」という日本人、という世界の認識です。
一時、「私がナカモト」だ、と発言した人物がいましたが、裁判のはて、偽人物という結論に至りました。

そんな経緯も含んで、いよいよその「本人が顔を出す」映画ですから、鳴り物入りという前宣伝です。であっても、いまだ本人が隠遁したままですから、その先の話も不透明です。

そうしたことも内在している世界経済ですから、EV車市場の近未来思考も相まって、「世界が激しく変わる」趨勢は間違いないようです。

アメリカ浦島太郎はリアルタイムで、タクシーで走っているのに、日本のカグヤ姫は、いまだそれがフェイクだと論争する悠長な大時代錯誤

リアルな実感として思ったことは、アメリカでは、すでに無人タクシーが一般道で営業しているという実体です。
それに比べ日本は、延々とテスト走行を繰り返し、開かずのEV車、という感覚です。※アポロ月面動画がスタジオセットだどいう近似化論。
このままでは、「出遅れトヨタ」という低レベル次元の話しばかりで、世界孤児車となってしまうのは、明らかです。
そのことは政治にも云えて、発足したばかりの与党石破内閣の、挙げ足論オンパレードばかりの政治(家)に落胆は隠せません。※そんな国に誰がした!!!

そんな永田町、界隈風景を眺めていると、その過去30年消失時間は、さらにこれから30年持続するという超リアルなガラパゴス日本政治をみるようです。


「サトシ・ナカモト」の正体を明らかに、HBOがドキュメンタリー放送
By Cheyenne Ligon 2024年 10月 5日 09:30 Business CoinDesk
米ケーブルテレビ局のHBOは、サトシ・ナカモトの正体を知っていると主張している。HBOは米時間10月8日、ドキュメンタリー番組『「Money Electric: the Bitcoin Mystery(マネー・エレクトリック:ビットコイン・ミステリー)』を放送する。番組は、ビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」の正体を明らかにすると述べている。


CoinDesk


ドキュメンタリーは、HBOの2021年のドキュメンタリーシリーズで、Qアノン陰謀論の黒幕をWebサイト「8kun」の管理者ロン・ワトキンス(Ron Watkins)氏であると明らかに、一躍有名になった調査報道ディレクターのカレン・ホバック(Cullen Hoback)氏が監督を務める。ワトキンス氏はQであることを否定しているが、2つの言語学的調査は、同氏がQの役割を南アフリカのコンピュータープログラマー、ポール・ファーバー(Paul Furber)氏から引き継いだことを明らかにした。

ホバック氏がサトシ・ナカモトの正体をも突き止めるほどの調査能力を持っているのなら、ビットコイン誕生以来の最大の謎に終止符が打たれることになる。

これまでの失敗

しかし、過去にサトシの正体を突き止めようとした多くのジャーナリストたちの努力は実らなかった。

2014年には、ニューズウィーク誌のジャーナリスト、リア・マクグラス・グッドマン(Leah McGrath Goodman)氏が『The Face Behind Bitcoin』という記事を発表し、カリフォルニア在住の日系アメリカ人、ドリアン・サトシ・ナカモト氏をビットコインの生みの親として特定した。しかし、ドリアン・ナカモト氏はビットコインについて聞いたこともないと否定し、生みの親であることを明確に否定した。グッドマン氏の主張はその後、他のジャーナリストによって徹底的に論破された。

翌年、テクノロジー誌『WIRED』は(現在、大幅に更新されているが)記事を発表し、オーストラリアのコンピューター科学者クレイグ・ライト(Craig Wright)氏がビットコインの生みの親である可能性を示した。

記事が発表された後、ライト氏はメディアに積極的に登場し、BBC、エコノミスト、GQなどに、自分がサトシであると語った。

しかし、ライト氏の主張はすぐに破綻し始めた。疑わしい取引や行動の経歴を持つライト氏が、オーストラリア税務署との係争を隠すため、またビットコイン・ホワイトペーパーの著作権を取得して金銭(と名声)を得るために、すべてをでっちあげたことが明らかになった。

ライト氏はまた、ビットコイン開発者や元協力者の家族を相手に訴訟を乱発した。裁判所命令によって、サトシの未使用の110万ビットコインへのアクセス権を得るためだ(ライト氏は、秘密鍵を保存していたハードドライブを踏みつけたことでアクセス権を失ったと主張した)。また、ライト氏を詐欺師と指摘した人物を訴えたり、訴えると脅迫した。

だが、ライト氏は実際には詐欺師だった。今年はじめ、英国の裁判所は、ライト氏はサトシ・ナカモトではないとする判決を下し、ライト氏に対し、自身のウェブサイトとソーシャルメディアのアカウントの両方で、ビットコインの生みの親ではないことを公に認めるよう命じた。ライト氏は(減り続ける支持者たちに対して)判決を不服として控訴する意向を表明している。

多くのサトシ候補者

その後、失敗を恐れてメディアはサトシの正体を明らかにする試みを控えてきた。また暗号資産(仮想通貨)業界も、サトシの正体は謎のままにしておくことが望ましいとの意見でほぼ一致している。米大手暗号資産取引所コインベース(Coinbase)は、株式公開に先立って提出した目論見書の中で、サトシの正体を暴くことは潜在的なビジネスリスクとまで述べている。

だが、サトシの正体に対する世間の好奇心が薄れたわけではない。初期のサイファーパンクのメンバーの誰かが、ビットコインの生みの親である可能性があるという説得力のある議論が続いている。

サトシ候補者として最もよく名前があるのは、コンピュータープログラマーのハル・フィニー(Hal Finney)氏(2014年に死去、ドリアン・サトシ・ナカモト氏の近所に住んでいた)、ビットコインからハードフォークしたビットゴールド(Bit Gold)の生みの親ニック・スザボ(Nick Szabo)氏、ハッシュキャッシュの開発者アダム・バック(Adam Back)氏、b-moneyの生みの親ウェイ・ダイ(Wei Dai)などだ。

彼らは皆、サトシではないと否定している。あまり一般的ではない説としては、元プログラマーで犯罪組織のボスで、現在服役中のポール・ルルー(Paul Le Roux)やCIA(米中央情報局)をあげる意見もある。また、サトシは一個人ではなく、プログラマーのグループだったとの説もある。

ポリマーケットでの予測

予測市場Polymarketでこのドキュメンタリーについての賭けに参加している人のうち、46%は別の人物に賭けている。暗号研究者のレン・サッサマン(Len Sassaman)氏だ。サッサマン氏は、サトシが暗号化についての初期のフォーラムだったBTCTalkへの投稿を止めた直後の2011年に自殺している。

ギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)のアレックス・ソーン(Alex Thorn)氏は、もしサッサマン氏がHBOのドキュメンタリーで、本当にサトシ・ナカモトとして特定されたのであれば、サッサマン氏がすでに亡くなっていることから、ビットコインにとっては「中立からポジティブ」とXに投稿した。

もしサトシがまだ生存しており、自身あるいは自身たちに関連付けられた110万ビットコインにアクセスでき、それが売却された場合、理論的にはビットコイン価格は下落する可能性がある。

フィニー氏、スザボ氏、バック氏などのときと同様に、サッサマン氏がサトシ・ナカモトであるとする説得力のある議論が行われてきた。しかし、説得力のある議論は、証明ではない。HBOの新しいドキュメンタリーでは「これまでに見たことのない手がかり」が示唆されているが、真に決定的な証拠となるのは、サトシのビットコインの動きだ。だが、それを証明できる者はまだいない。

もしサトシ・ナカモトが亡くなっているか、あるいは公に名乗り出るつもりがない場合(たとえ現在の価値で約680億ドル、約10.2兆円相当のビットコインにアクセスしても)、謎は永遠に明らかにならないだろう。
|翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部

|画像:サトシ・ナカモトは2008年のハロウィンの日にビットコイン・ホワイトペーパーを公開した(Jonathan Borba/Unsplash, modified by CoinDesk)
原文:HBO Is Joining Search for Bitcoin’s Satoshi. Past Attempts Haven’t Turned Out Great.


■【仮想通貨】ホワイトペーパー解説

暗号通貨のホワイトペーパーとは?
暗号資産(仮想通貨)のホワイトペーパーとは?書かれている内容 ...
ホワイトペーパーとは、一般的には特定の製品やサービスの機能を解説している文書などを指しますが、暗号資産(仮想通貨)においては、暗号資産プロジェクトにおいて、そのプロジェクトの目的や概要、技術的な詳細、ビジネスモデル、トークンなどについて記載されたドキュメントのことをいい、多くの場合は英語で記載されています。2023/08/16 Google

暗号資産(仮想通貨)の数だけ「ホワイトペーパー」がある
ホワイトペーパーは英語で記載されていることがほとんどであり、その上、技術的なパートは難解であるため敬遠されがちですが、そのプロジェクトの想定している流通規模や目的を実現させるためのロードマップなども記載されていることから、その暗号資産に投資すべきブロックチェーンプロジェクトかどうかを選ぶ際の判断材料のひとつになります。
そのため、株式に投資する際に投資先の企業の財務諸表や決算報告書を読むように、暗号資産に投資をする際はホワイトペーパーに目を通すのが基本です。
なお、暗号資産におけるホワイトペーパーの多くは、広く一般に公開されています。まずは参考に代表的な暗号資産のホワイトペーパーを読んでみるとよいでしょう。

ホワイトペーパーの読み解き方

暗号資産(仮想通貨)のホワイトペーパーには、そのプロジェクトがどのような背景から生まれたのか、どのような利点を持っているのか、どのような技術を採用しているのか、誰がどのようにして開発をしているのかなど、そのプロジェクトに関する様々な情報が書かれています。
しかし、ホワイトペーパーには書式に決まりはないので、逆に大事な要素が書かれていないものも少なくありません。

大事な要素としては、暗号資産は誰が発行をするのか、発行上限はあるのか、誰にとって価値のあるものなのか、拠点はどこにあるのか、プロジェクトの意義とは何なのか、どうやって価値を実現しプロジェクトを維持していくのかなどが重要になります。

特に、発行主体が誰なのか、どこにプロジェクトの拠点があるのかという情報が不明瞭なホワイトペーパーは詐欺の可能性もないとはいえませんので気をつけましょう。

また、ホワイトペーパーに記載されている内容が全て正しいとも限りません。中にはすべてが夢のような理想で、技術的に実現する可能性が低いプロジェクトもあります。投資をする際には、ホワイトペーパーを読む以外にも十分なリサーチを行うことも必要です。

ビットコインのホワイトペーパーを読んでみる
ビットコイン(BTC)は2008年にサトシ・ナカモトによってインターネット上に公開された、たった9ページで記載された英語の論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System(ビットコイン:P2P電子通貨システム)」をきっかけに誕生しました。
このその論文こそがビットコインのホワイトペーパーです。ビットコインのホワイトペーパーも一般公開されており、誰でも読むことができます。
ビットコインについては、論文を公表したサトシ・ナカモトがビットコインの考案者と考えられていますが、その素性は明らかにされていません。サトシ・ナカモトは日本人の名前に聞こえますが、その国籍も個人であるのかもグループなのかも不明です。
サトシ・ナカモトは、金融機関といった信頼できる第三者機関を必要としない電子決済システムを構築する目的で、ビットコインを考案しました。論文の中では、ビットコイン取引を支えるブロックチェーン技術の仕組みが詳しく解説されています。

現在、ビットコインの論文は、bitcoin.orgにて日本語を含む43の言語に翻訳されて公開されています(オリジナルの英語も含む)。

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