テレビメディアはもともと映画プロパガンダの代替装置「フジテレビ」疑惑譚は誰も得しない
テレビメディアは映画プロパガンダの代替装置「フジテレビ」疑惑譚
昨日の記事「週刊文春は廃刊という制裁的文言の有用性」は、予想通りのPVで3、という惨憺たる結果でした。まあそれでも、パトロンを抱えているnote手前、その当該出版メディアに対する誹謗記事ですから、容認許容外として、隅に追いやるのは営利資本主義ですから、もっともなはなしです。
ですから、低い講読視聴を知りつつ、そのあとを継いで、今朝もそのテーマで終始しようと思います。
やはり今回のスキャンダルは、これまでの国内不祥事、疑獄事件と比べて、相応に対等で、その影響力も大きいと考えたので、執拗に追って書いている訳です。
今朝のトップ記事で見張ったのは、先日も書いた「サザエさん」漫画の扱いでした。国民的日常漫画の代名詞特異性としてアメリカ報道社が特集したという代物ですから、その影響する意味は内外でも絶大です。
その「サザエさん」フジテレビ放映危機、という記事でしたから、そんなことでも、今回の不祥事スキャンダルは大きかった、そう思います。じゃ最悪「サザエさん」が見たい、となればフジテレビ外に権利移譲すれば、維持できるでしょうが、やはり番組とスポンサーは対のネームバリューですから、それが切り離されたら本体も、同じ運命をたどる恐れもあるわけです。ですからそのリスクが大きすぎる。それは何を意味するかと云ったら、文化の一断面の喪失であり、その数が積もり積もって大きくなると、やがて個人国民のアイデンティティーを脅かす、そんなことを思いました。
それとは別ですが、「おれにも云わせろホリエモンチャンネル」などの言説を見聞してみると、その恨みつらみが微塵なく全開しており、多少の誇張は許容するとして、言い分はよくわかります。そこには超シークレット秘話なんていくらでもストックしていると豪語するくらいですから、その関係者にとっては戦々恐々でしよう。とくに司法界にとっては枕の高さに影響するでしょう。ですから老婆心として身辺には充分配慮すべしと助言しているのです。
まああ、話はどんどん肥大化しており、これもやがてBBCあたりが特報番組で日本に取材班を送り込むのが予想されます。
さてさて、今回の記事で一旦、「フジテレビ」疑惑譚は幕引きとしますが、そのあとでもネットSNSでニュースは続くでしょうが、甘いハニートラップには及びません。
はたしてこれは、なんでしたっけ、という何時もの日本流処理でウヤムヤの公算は大きいのですが、その井戸端会議顛末を見聞して社会はなにを学んだのでしょうか。そこに一つのヒントがあるので、書いてみました。
最近「プロパガンダ」という横文字を多く見るようになりましたが、歴史的にそれは国家国民を欺くための大量マスへの洗脳方法論でした。先鞭はドイツと訊きますが、それは世界で使われた欺瞞メディアで世界「戦争」を
肥大させた一種の武器でした。戦争が終わって、資本主義がそれに入れ替わると、そのプロパガンダは、広告という媒体に変化して、商品を大量に売るという、まったく異なった使い方に統合されたという歴史でした。その正反対として、砲弾放物線を模擬に描くコンピュータが開発されたのも戦争の産物でした。(イギリス、レーダーも同じ)
エントロピー不可逆論は、増大するゴミ論理ですが、そのサイエンスに限定することなく、人間世界も同じように生産の後に派生するゴミはなくなりません。これが反無我境地だったとすれば、それを醸した組織と人頭人事は、並外れたゴミ塊だったことを証明し社会に大きな汚点痕跡をのこしたことになります。
最後になりますが、その例からするとこの日本の「フジテレビ」芸能界疑惑は、なにも教えずなにも残さず誰も得しない、という反無我の教えだったのです。
古市憲寿氏 “文春の廃刊”を番組で提言も異論噴出…朝日新聞の“吉田調書”めぐる誤報には「多様な言論必要」擁護の過去
2025年2月2日 19時50分 Smart FLASH
「週刊文春は廃刊にしたほうがいい」
1月31日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』で、社会学者の古市憲寿氏が行った“提言”が大きな反響を呼んでいる。そもそもの発端は、中居正広が起こした女性とのトラブルに関する一連の報道だ。
「『週刊文春』は2024年12月26日の第一報で、トラブルが起きた会食について被害女性は『フジ編成幹部A氏に誘われた』としていました。しかし1月27日、10時間半にもおよんだフジテレビの“やり直し会見”の翌日、文春はその後の取材により事件当日の会食について被害女性は『中居に誘われた』と訂正し、被害女性は『A氏がセッティングしている会の“延長”と認識していた』と、記事の一部を訂正しました。冒頭の古市氏は、この訂正を問題視し、廃刊を提言したというわけです」(社会部記者)
さらに、古市氏は同日、Xを更新。発言の真意を長文でつづり、その中で、《信用力が落ちた『週刊文春』は、社会的役割を終えた、というのが僕の意見です》などと説明した。
古市氏は、1月30日に『めざまし8』(フジテレビ系)に出演した際にも、「フジテレビだけ10時間もやらされて、今回の報道のきっかけを作った週刊文春がこの文章1枚で終わるのはあまりにもアンフェア」など文春批判を展開。
発行元の文藝春秋社の社長、役員、文春の編集長が出席して会見を開くべきだと主張しました。連日にわたって“文春不要論”を熱く訴える古市氏だが、X上では“文春が人を不幸にしているのではない”と、異論が噴出。共感の声は少なく、批判的な声のほうが多く寄せられている。
「しかし、A氏が当時の会食をセッティングしたかどうかは瑣末な点のはず。笑福亭鶴瓶さんやヒロミさんも参加したことを認めている中居さん主催のBBQに、被害女性はA氏の誘いで参加したことを『週刊文春』は報じています。記事によると、BBQについては鶴瓶さんやヒロミさんも認めており、被害女性はA氏に『こういう会に参加して損はないからさ。仕事に確実につながるからさ』と言われたと語っています。被害女性は仕事の延長線上という認識で、Aさんを通じて中居さんに引き合わされていますし、そういう認識だったからこそ、トラブルを会社に相談したわけです。
一方、フジテレビはトラブルを把握しておきながら、1年半にわたり中居さんを番組に起用し続けたうえ、中居さんにトラブルの詳細について確認することもしませんでした。嘉納修治フジテレビ前会長は、Aさんに対して『人権意識の不足から十分なケアができなかった』と反省しています。まさにこの点が、フジテレビの犯した“罪”として問われているのです」(芸能ジャーナリスト)
連日にわたり“文春批判”を展開している古市氏。しかし、過去には別の“報道機関”について“擁護”する立場だったことがある。
「2014年、朝日新聞は福島第一原発事故に関する『吉田調書』について、2011年3月15日の朝、福島第一原子力発電所にいた所員の過半数が、当時所長だった吉田昌郎氏の待機命令に反して、福島第二原子力発電所へ避難していたと報道しました。
しかし、吉田氏は職員が避難することを追認しており、『命令に違反 撤退』と報じた朝日新聞は、“誤報”だったとして訂正しました。さらに朝日新聞は、同年8月に1990年代に戦時中の慰安婦問題について報じた一連の記事が誤報だったことを認めました。
重大な“誤報”が続き、創刊以来の危機に陥った朝日新聞ですが、古市氏はその時、同社で設けられた『信頼回復と再生のための委員会』の社外委員の1人として参加。朝日新聞社の公式サイトで『古いメディアのズレ指摘したい』との見出しで、自身の主張を述べていました。
古市氏はその中で、《独善的にならないことや、社内の風通しが良いことは、報道機関にとって不可欠な要素です》としたうえで《僕は朝日新聞が未来永劫(えいごう)存在して欲しいとは思いませんが、せめて20年は存続してもらわないと困るという立場です》などと“擁護”していました。
さらに、この主張の中で《世の中には多様な言論が必要です》ともつづっています。多様な言論が必要だといっておきながら、かたや『週刊文春』は廃刊にすべきと訴えているわけですから、“ダブスタだ”という批判があがってもおかしくはないですね」(社会部記者)
10年でどんな変節があったのやらーー。Smart FLASH
「サザエさん」の提供社名が消えタマが歩く映像に ちびまる子ちゃんに続き
フジテレビ「サザエさん」ついに提供消え、タマが家の前を歩く映像に…「ちびまる子ちゃん」に続き
2025年2月2日 19時3分 スポニチアネックス
フジテレビの人気アニメ「サザエさん」(日曜後6・30)が2日に放送され、ついに提供なしとなり話題となっている。1月26日の放送は「西松屋」の一社提供で放送されていた。
普段、提供社名が表示されるサザエさん一家が歩いてくる映像では一社も表示されず、タマが家の前を歩く映像が流された。CMは「アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~」(毎週火曜後9・00)、「119 エマージェンシーコール」(月曜後9・00)など同局ドラマの予告が大部分を締め、ACジャパンのCMもあった。
中居正広の女性トラブルにフジテレビ編成幹部が関与したとの報道などを巡り、CM差し止めを決めた企業が続々。同番組の1月12日の放送では8社の社名があったが、同19日の放送では4社に激減。同26日に提供に表示されたのは子供服大手「西松屋」一社だけだった。
西松屋は同局の2度目の会見から一夜明けた同28日、同局へのCM出稿を見合わせると発表。理由として「当社は、諸般の事情に鑑み、当面の間、フジテレビへのCM出稿を見合わせる等の対応をいたしますますので、お知らせします」としていた。
午後6時から放送の「ちびまる子ちゃん」でも同26日の放送に続き、提供社名の表示は一社もなく、普段なら提供社名が表示される場面では、まる子が友人らと驚いた顔の静止画が表示された。CMは同局ドラマ、バラエティー番組の予告が流された。ACジャパンのCMはなかった。
人気アニメ2番組の提供なしへの注目度は高く、ネット上では「サザエさん」「ちびまる子ちゃん」がトレンド入りした。
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