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宇宙が終って困るのは誰か?

その宇宙の終わりはいつか?

唐突なはなしです。世間のニュースが「選挙」(まったく気が進まないので当然投票率も悪いはず)、ばかりなので、他を散策しても同じでしたので、唯一宇宙のネタを集めました。

そこに、これが終わったらどうなるか、という主題をみて誰が書いたんだろうと、読んでみました。探すのに1時間かかりましたが。

■宇宙の始まり」に関する本はたくさんありますよね。私もそういう本を何冊も読んでいるし、「私たちがどこからきたのか」という問いには興味をかき立てられます。ところが、「宇宙の終わり」をテーマとする本はほとんどありません。それで、宇宙の始まりとは「反対側の端」を探ってみたくなったのです。それに「物理的な存在の最終的な破壊」について研究するのは素晴らしいと思うんです。 (暇だよな~といったら叱られます 部分引用)

膨張を続ける宇宙「膨張する宇宙」の研究が進む中、新たな成果が出ました。宇宙の膨張が加速する原因となっている「ダークエネルギー」について、より詳しい調査が行われたことが発表されました。これにより、宇宙膨張の謎に迫る一歩が踏み出されたといえます。また、この成果が今後の宇宙観測にどのように貢献するのか、期待が高まります。 #ChatGPT

その宇宙の概略を知るのに、著者の動機と、いつもの「チャッカリChat」の二人が助言してくれると、こちらもやる気になります。

で、そんな話されても困ってしまう、という皆さま困惑顔が想像されますが、朝の眠い通勤時間とか、車中ボーとしているなかでは、むしろ、他愛ない話題は、からだにいいと思いました。

なにしろ結論もなければ意見もないし、かりに買い物客スーパー店内での、よもやま囲炉裏話題で、「ねえねえ聞いて訊いて、あの宇宙が終わるって話し、知ってる」、という話しでもないし、さてなんでしょうか。

さて地球の年齢ですが、宇宙の年齢は138億年、太陽、地球の年齢は46億年と考えられています。というもっぱらのデータです。としてもそれを、何と比べたら判るのかと云ったら、比べようもないので、やっぱりそれは雲を掴むような話しですから、終わりがありません。

voice.KORGコルグmusic

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2023年04月25日記事

待望の邦訳本が刊行 人気の理論宇宙物理学者の予測 膨張を続ける宇宙はどのようにして「終わり」のときを迎えるのか
7min2021.10.16 ガーディアン
理論宇宙物理学者のケイティ・マックは、宇宙が最後を迎える5つのシナリオを提示している。そのなかで最も可能性が高いのが「熱的死」だという。それは、いったいどのようなものなのか。わかりやすい説明で人気を集める若手科学者が解説する。
ケイティ・マックは、新著『宇宙の終わりに何が起こるのか』で、至難の業ともいえる2つのことを成し遂げている。
1つ目。宇宙の終わりについて、読んでいて気が滅入ったりしない、颯爽とした文章で解説していること。
そして2つ目。宇宙論、弦理論、さらに量子力学の概念を取り上げ、わかりやすく紹介したこと。
ここまで率直に語ることのできる才能は、40万人を超えるマックのツイッターのフォロワーにとって馴染み深いものかもしれない。ノースカロライナ州立大学で助教授を務める40歳の宇宙論研究者は、いまや人気ナンバーワンの科学の語り部の一人となったのだ。

宇宙は「熱的死」で最期を迎える
──どうして「宇宙の終わり」について書こうと思ったのでしょう?
「宇宙の始まり」に関する本はたくさんありますよね。私もそういう本を何冊も読んでいるし、「私たちがどこからきたのか」という問いには興味をかき立てられます。ところが、「宇宙の終わり」をテーマとする本はほとんどありません。
それで、宇宙の始まりとは「反対側の端」を探ってみたくなったのです。それに「物理的な存在の最終的な破壊」について研究するのは素晴らしいと思うんです。

──『宇宙の終わりに何が起こるのか』では、その「宇宙の終わり」について、5つのシナリオを紹介しています。そのうち最も可能性が高いのは「熱的死」だ、ということです。熱的死ではどんな結果になるのでしょう?
熱的死というのは──ある意味、最も気が滅入るような終わり方です。実際この話をすると、聞いている人たちが本当に悲しくなるのがわかるんですよ。
私たちの暮らすこの宇宙は膨張しています。それは「銀河や銀河団などの大規模な構造どうしのあいだの空間が、どんどん広がる」かたちで進んでいるのです。
そして1000億年ぐらい経つと、ほかの銀河は全部、私たちの銀河系から途方もなく遠く離れてしまい、さらに、ものすごいスピードでぐんぐん遠ざかっていく、という状況になります。それらの銀河を見ることはもはやできなくなってしまうでしょう。
これが第一段階です。さらに時間が経つと、宇宙はますます空虚になっていきます。そして最後には、この冷たく暗い、空っぽな宇宙のなかに我々がぽつんと存在して、周囲にはごくわずかな背景放射──つまり「宇宙の廃“熱”」しかない状態になってしまうでしょう。
ですから、「“熱”的死」と呼ばれるんです。ほとんどすべてが崩壊してしまって、残っているのは、この無秩序な放射だけ。そしてそれは、宇宙のすべてのプロセスの廃熱にほかならないのです。

──なるほど、それは気が滅入りますね。
本当に。講演会で熱的死について話さなければならないとき、最前列の人が頭を抱えたり、世界に対するすべての希望を失くしたような顔をしたりするのを見てきました。
子供向けのポッドキャストで話したことが何度かあります。あるとき、熱的死について説明していたら、ポッドキャストのホストに遮られ「これは子供にふさわしい話題とは思えません」と言われてしまって……。私は「えっ、そんな!」って、戸惑ってしまいました。

ポップソングにも登場
── あなたのレクチャーに刺激されて、歌ができたんですよね。アイルランドのミュージシャン、ホージアの『ノー・プラン(No Plan)』です(※)。あなたには、思いもよらない展開だったのでしょうか?
※ 2019年にリリースされたこの曲には、ホージアが、ケイティ・マックの動画に触発されて書いた歌詞「マックが教えてくれたように、闇が再び訪れる」という一節が含まれている。
ええ、まったく。ポップソングに自分の名前が登場するなんて、夢にも思いませんでした。まあ、あれはポップソングじゃありませんが。それでもですよ、学校で物理を学びはじめたときには、そんなことが起きるなんて想像しませんでした。
私とホージアはしばらくお互いのツイッターをフォローしあっていたんですが、そのときにたぶん、彼が私のレクチャーの動画を見つけたんだと思うんです。彼がその歌をステージで歌うときには、「2分で宇宙論入門」講座みたいなのをやるんです。実際に熱的死のプロセスを説明して、どういうことになるのかを解説する。すごく不思議な感じがしますね。
ホージアの『No plan』

── ではホージアは、自分の聴衆がそれを聞いて滅入ってしまうのを心配していないということでしょうか?
彼の歌詞を知っている人ならわかると思いますが、ホージアはいつも非常に悲劇的なことを書いているんです。ですから、そういう話はお手のものだと思いますね。

あのJ.K.ローリングも注目

── あなたがツイッターでこれだけ人気があるのは、どうしてだと思いますか?
人気はじわじわと出てきたんです。ツイッターはかれこれ10年ぐらいやっています。そこで、だんだんわかってきたのが、ツイッターは物理学について簡潔に、親しみやすいかたちで話す、非常に良い媒体だということです。
何度か私のツイートが大反響をよんで、瞬く間に拡散したことがあります。たとえばあるとき、気候変動を否定する人とやりとりしたことがありました。その人はとうとう、男性が女性に上から目線で偉そうに説教をする、いわゆる「マンスプレイニング」の典型例のような言葉を私に投げつけてきたんです。
私は、そんなことになるなんて思ってもいなかったのですが、その一連のやりとりが、ものすごい注目を集めたんですね。

── そのやりとりを見ていなかった人たちのために、ここで簡単に説明します。広まったツイートというのは、あなたに対して「(気候変動を主張する前に)『本物の科学』を習えよ」と、コメントした気候変動否定論者への返事だったんですよね。
それで、その返答というのは「どうでしょうね、私はもう宇宙物理学を学んで、博士号も取ったんで。そのうえ今から習うっていうのは、やりすぎでしょ」というものでした。このあなたのツイートについて、J.K.ローリングが「ツイッターの存在価値を永遠に立証した」と称賛してくれたんですよね?
その通りです。その一件が、私のフォロワー数が飛躍的に増えるきっかけとなったのは間違いありません。その週には、4万人から8万人になったと記憶しています。
Photo: Thanapol Tontinikorn / Getty Images

ホーキングから“野次”を飛ばされて
──『宇宙の終わりに何が起こるのか』のなかであなたは、スティーヴン・ホーキングから大きな影響を受けたと書いています。彼の研究の何が心に響いたのですか?
ホーキングのことを知ったのは10歳ぐらいのときでした。彼の研究が心に響いたのは、何もかも刺激的で、奇妙なことばかりだったからです。ブラックホール、時空、タイムトラベル、ビッグバン──どれもこれも、頭脳を酷使せずには考えられないことばかり。
その後、ホーキングとはよく顔を合わせるようになりました。というのも、私がカリフォルニア工科大学の学部生となった当時、彼がよくそこを訪れていたからです。やがて私がケンブリッジ大学に移ると、ホーキングとはオフィスが近くて、いつも彼を見かけることになりました。
彼は一度、私がプレゼンをしたときに聞きにきてくれました。それはもう、めちゃくちゃすごい経験でした。

── 気が遠くなるほど怖かった?
そうですね。なにしろ、ホーキングに茶々を入れられたわけですから! 実のところ、彼にそんな気はなかったんですけどね。
私はケンブリッジにきてまだ1ヵ月で、ものすごく緊張していました。だって「原始ブラックホール」について話そうとしていたのですから。原始ブラックホールって、ホーキングが最初の提唱者の一人なんですよ。
それで、私が話しはじめようとしてタイトルが書かれたスライドを映したら、あの音声合成システムの機械的な声が「サンキュー」と言ったんです。
「ホーキングはきっと、自分がどうやって原始ブラックホールという考え方を思いついたかについてジョークを言っているんだろう」と、私は自分を納得させました。それに、みんなも笑っていたので話を続けたんです。
すると、話のあいだじゅう何度も「イエス!」とか「ノー!」とか、「そうは思いません」などと、ホーキングが茶々を入れてくるんです。それで私は、とにかく彼をじっと見つめるんですが、彼は何も言いません。話が終わって、私はそこにいた誰かに「一体あれは何だったんですか」と訊ねました。
それでわかったのは、ホーキングの音声合成システムは、小さなデバイスで彼の頬の動きを検知しており、彼がウィンクをして言葉を選ぶという仕組みなんです。そのプレゼンはランチタイム・セミナーだったのですが、彼が食べているときは誤動作するらしいのです。食事をするとき頬が動くので、音声合成システムは、「サンキュー」「イエス」「ノー」などからなる「クイックセレクト・メニュー」から、ランダムに言葉を選んでしまったのでしょうね。
そのことを前もって誰も私に話してくれなかったので、大学院生だった私は、怯えていました。ヒーローと崇める人が聴衆のなかにいて、自分のプレゼンでその人が茶々を入れてるんですから。「気が遠くなるほど怖かった」という表現は、的を射ていますね。

人間の欲求
──『宇宙の終わりに何が起こるのか』の版権をめぐっては、アメリカで8社が争いましたね。これは、複雑なテーマに取り組む科学の本を読みたい読者が多いということなんでしょうか?
ええ、人々が楽しむために物理学の本を読んでいるのは素晴らしいと思います。こういう本を私たちが日常的に読んでいるというのは、私にとってものすごく嬉しいことですね。人間は好奇心の強い種(しゅ)で、私たちには物事を理解したいという欲求があります。私たち人間のそういうところが、私は大好きです。

──「宇宙の終わり」のあとを受けて、次は何の本を書くのでしょうか?
それが問題なんですよ。テーマの選び方がまずかったようですね。「前日譚(プリクエル)」(既存の物語よりも時間的に前のことや、それにいたった経緯を扱う物語)を書くか。それとも仕切り直して「リブート」(映画やゲームなどで、以前のコンセプトを変更したり、解釈を一新して作品をつくること)を書くか、でしょうかね。

『宇宙の終わりに何が起こるのか』 ケイティ・マック 著 吉田三知世 訳



画像 | JAXA 有人宇宙技術部門 | EL BORDE(エル・ボルデ) by Nomura -



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