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ピアノ調律師がVESSEL 電ドラボールを1年間使ってみた

ピアノのメンテナンスをするためにはピアノを開けないといけないので、止めているネジを外すためにドライバーは欠かせない工具です。

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ピアノを開けるためのネジは1台に10本程度とそんなに多くはないのですが、まあまあな長さがあるのでこれを全て手で回して外すのは結構大変です。

当たり前ですが外したら最後はつけないといけないですしね。

かと言ってそのためだけに大きな電動ドライバーを持ち歩くのも馬鹿らしいな〜という、絶妙な手間なんです。

そこでベッセルの「電ドラボール」

発売当初は人気で手に入らず、昨年の秋頃やっと購入できて1年ほど使っています。

サイズは普通のドライバー

ぱっと見ただの手回しドライバーと同じに見えます。持ってみると流石に少しずっしりと感じますが、本当に普通のドライバーと言った感じです。

パワーはそこそこ

電動のトルクについてはそこまで強くはありません。長年外してないネジなど、ちょっとでもがっちりと締まっているものは電動だけでは全然回ってくれません。

手でも回せる

ただ、電ドラボールは手回しもできるのでちょっと固いネジは最初は手で回して緩めて、途中から電動のスイッチを入れて回していけば良いのです。わざわざ持ち替えなくていいのはかなり楽。

締めるときも空転機能は無いので途中まで電動で回していって、最後は手でしっかりと締めています。

電動が一部分でも助けてくれるだけで相当手首の負担も減りますし、時間もかなり節約できます。

ビットの付け替えが便利

電動ドライバーと同じように色々なビットが利用できるので用途が広がります。たまに六角ナットもあるのですが、ビットだと種類も多いので必要なものが用意しやすいです。

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LEDライトが便利

暗い場所や、ピアノ内部の狭い場所で使う場合にLEDライトが便利です。電動で回すと自動でライトが付くので、たまに普通のドライバーを使った時になんかやりづらいな〜と思うことも...

バッテリーの持ちと充電

ピアノの開閉に使う用途で1日に回すネジは20〜30本。だいたい10日くらいは余裕で持ちます。でも弱くなると手で回す時間が増えて無駄なので、1週間に1回くらい、パワーが弱まる前に充電しています。

充電時間が短いのも良いですね。1時間くらいなので、ピアノを開けてからモバイルバッテリーに挿しておけば、調律中に満タンになってます。

このバランスだからこそ意味がある

もちろんもっとパワーがあったり空転機能があればさらに便利でしょうが、そのために大きく重くなってしまっては本末転倒なので。

絶妙なバランスでとにかく手放せない工具になりました。



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つくし@ピアノ調律師の書斎
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