七万円
かわいいおじいちゃんの話。
おじいちゃんは、お寺にお礼を渡すためにうちの店に封筒を買いに来た。
店主がおじいちゃんの名前と金額と「御礼」と筆文字で書いて封筒を渡すと、
なぜかうちにお寺に渡す七万円を預けようとされる。そして、六万円しかない!と照れて、
いやあ、不細工なこと…ともじもじされていた。
「おうちで七万円を準備されたらいいですよ?」と伝えたのに、ニコニコしながら、「七万円を入れたら、持ってきます!」と。
なんでうちを経由しようとするのか…
直接お寺に行けばいいのに!
だんだん楽しくなってきた。
すると1時間後におじいちゃんが登場し、
「七万円入れてきました!」と。
私もニコニコしながら中身を見て、七万円たしかに入ってますよ!
と言うと安心して帰って行かれました。
なんか、思い出すと笑っちゃう。
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