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雑記:映画「ゼンブ・オブ・トーキョー」感想文

「東京の全部を楽しむぞ!」と班長の池園(正源司陽子)は修学旅行で東京の名所を巡る完璧なスケジュールを立て、楽しみにしていた。
しかし、なぜか全員バラバラに!
「なぜ!?これはマルチバース?」と池園は混乱しつつも、東京観光に繰り出す。
実は班員たちは、それぞれの思惑を秘めて東京に来ていたのだった!
全員が東京中に散らばるなか、班員の桐井(渡辺莉奈)は、ひとりある場所に向かっていた。じつはアイドルになる夢を叶えるため、この“修学旅行”に運命をかけていたのだったが・・・

映画ゼンブ・オブ・トーキョー公式HP https://gaga.ne.jp/zenbu_of_tokyo/about/


初見の感想を書けるのは今だけ。

ってことで、まとまってはいないし短いけれど。

予告を見た時から本当にパラレルワールドに行ってしまったのかと思っていました。なぜなら、一生懸命に予定を作ってくれた池園(演:正源司陽子さん)のことを無下にする訳がないと思っていたので(笑)

劇中で最も印象的だったのはオーディション会場へ向かうタクシー内での桐井(演:渡辺莉奈さん)の「頑張ってって送り出して貰えたし」というセリフ。
それが発されたときは、背中押して貰えてよかったねくらいにしか感じてなかったけれど、卒業式へと向かうシーンで説田(演:石塚瑶季さん)のポケットから桐井のアクスタが出てきたときに「ちゃんと皆に打ち明けて、応援して貰えてること」の凄さというか尊さを感じました。
もしもスマホを没収されていなかったら、きっと告げることもなくアイドルになって学校を去っていただろうから、池園班がバラバラになったことは良い結果を生んだのだなと感じました。

それで言うと卒業式のシーンで花里(演:平尾帆夏さん)がしっかり枡谷と共に歩いて「枡谷さん(演:小西夏菜実さん)と仲良くなりたい」を達成していたのも良かったです。それもきっとオタクであることを隠したままでは上手くいかなかったと思うので。

花里が「枡谷=オタク」をすぐにすんなり受け入れるわけじゃなかったのもリアルで良かったですね。

推しメンに関しては、平岡さんが演じる満武の『何かを言いたげな表情』がとても上手いなと思いました。
本人曰く「ずっと口がちっちゃかった」とのことで、事前にそれを見どころとして聞いていたので、終始お口が気になってはいたのですが、枡谷との再会時の「あやのっち!」の直前の口の動かし方が「垢抜けてるけど、あやのっちだよね…?」をうっすら感じられて好きでした。
カフェでのシーンでも口や目が心配そうな表情をしていたのですが、一番気になったのはテーブルに指先を立てて今にも立ち上がりそうな所作をしていたことです。枡谷を心配する気持ちが表れていてとっても良かったです。実際に先に行動へと移したのは花里でしたが、満武には満武の「何とかしなくては」が垣間見れたように思いました。



こんな顔をしていた記憶はないので、早く2度目を見に行こうと思います。(はよ行けよ)


おしまい。

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