高校野球西東京大会を展望
いよいよ、東西東京大会抽選会が行われた。
コロナウィルスの影響で、甲子園大会が無い中で、我々東京の高校野球ファンの注目は東西対抗戦である。
これまでも秋季大会、春季大会は東西混合で試合をして来たが、このように夏に東西優勝チーム同士がぶつかり合うというのはおもしろい試みだし、西東京ファンとしては熱くならざるを得ない。
もちろんファンとしては球場で、観戦出来ないのが残念で仕方ないが、選手達、取り分け3年生達の思いを考えると大会が開催されるだけでもありがたい状況である。
そして、春季大会中止に伴い、チーム及び選手データがあまり無い中での今大会だが、
西東京大会優勝予想を僭越ながらさせて頂きたい。
◎本命は日大三高
やはり、夏の三高を推したい。
伝統である地獄の冬練の成果を発揮すべく春季大会も無かった彼らの今大会に懸けるモチベは相当なものだろう。
勿論満足な練習が出来ない期間はあったが、メンバーほぼ全員が卒業後も第一線で野球を続けるであろうエリート集団、高い意識で個々が取り組んで来たのは間違いない。
秋季大会は神宮第二ラストゲームともなった帝京との好ゲーム、小倉監督、渡辺主将も意識する帝京との東西対抗戦を是非観たい。
○対抗は東海大菅生
若林監督就任以降、西東京大会もコンスタントに上位に進出、シルバーコレクター感からも打破し甲子園でも実績を残している。
今年は主戦新倉君の投げっぷりの良さ、下位からも長打が出る打線、クジ運にも恵まれ文句なしの優勝候補。
西東京屈指の応援が見れないのは残念だが。
▲単穴は国士舘
選抜出場予定校。
秋季大会は安定した戦いで東京の頂点に、決勝帝京戦も完勝。洗練されたチームをまた永田監督が作り上げた印象で、ホントに選抜でのプレーが観たかったチーム。
実力ある選手達だが、モチベーションのコントロールが難しい中での本大会、クジも激戦区。
彼の勇姿を画面前で受け止めたい。
△連下は日大鶴ヶ丘
乗れば頂点まで。
あとは甲子園での1勝が欲しい萩生田監督。
西東京では上位常連であり、2年に1度強いチームに仕上げてくる本校。ベイスターズ入りした勝俣君を擁して決勝で三高に破れてから2年。
粒揃いの選手達、序盤で国士舘を倒し決勝無敗の三高とは当たって準決。
今年は鶴が舞い踊るか。
そして最後に、今大会は各高校間での練習格差、無観客、甲子園が無いという状況下ではあるが、
選手や保護者の思い、関係者の調整によりなんとか試合が出来る。
一連の報道の中での、選手達のコメントには胸が打たれたし、各校の監督さん達の言葉に自身も奮い立たされた。
やはり我々ファンは高校野球が大好きなんだと実感した。
球場では観戦出来ないが、各高校と連盟へ最大限リスペクトしテレビの前から声援を送りたい。