知的障がいの方が怖い話

タイトルの通り私は知的障がい者が怖い。

理由は昔の経験からだ。

はじめは小学3年生の時。

転校して初めての夏通学路を守らずに友達の塾までの道を通って家に帰っていたことが何度かあった。

そしてある時知らない男の人に自転車で追いかけまわされた。

ニタニタと笑いながらフラフラと自転車を漕いで付いてくるあの男の人の顔は今でも忘れられない。

全速力で走ったし、自転車が上がりにくいという理由で歩道橋を使ったりした。

最後は知らない人の車の影に隠れて目の前を通り過ぎるのをやり過ごした。

小学生の頭で必死に考えて逃げたけど生きた心地がしなかった。

次の日通学路を守らなかった私も悪いが、当時その事を先生に知られしまい大きな声で怒鳴られた。

先生は私が怖い思いをしたことを知らなかった。

でもそれがとてもつらかった。

もう1つは中学生の時。

1つ上の学年の男の人に追いかけ回された。

毎日毎日通学路で待たれていた。

先生にも相談したけれどなにもしてもらえなかった。

その人が卒業してから1年は平和だったのにたまたま入った高校が同じで校内で目があった瞬間ニタニタされたのを思い出す。

そこから数年後地元を離れたが妹がその人に話しかけられてお姉ちゃん元気?と聞かれたらしい。

それだけで地元に帰るのはとても怖い。

全ての方はそうではないことを私も24年間生きているので知っている。

知的障がいがあっても自立し毎日懸命に暮らしている人がいるのも知っている。

でも、それをわかっていても怖い。

自分より体の大きい力のある人が子どもの様に興味の向く方へ、気持ちの感じる方へそのまま動くのが耐えられない。

とても怖い。

ただそれを理解してくれる人はほとんどいない。

差別はいけないよと言われる。

だからここでしか言えない。

私は彼らが恐ろしい。




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