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Power BIで今日の晩ごはんを決める!データで選ぶ最適メニュー ~ 事前準備 ~ (Day1)


概要(目的・背景)

日々の食事作りで「何を作ろうか?」と悩むことはありませんか?特に、食材の価格が日々変動する中、家計に配慮しながら美味しい料理を提供するのは容易ではありません。そこで、東京都中央卸売市場の日報データを活用し、現在の食材価格を把握することで、コストパフォーマンスの高いメニューを提案できるのではないか?と考えました。
さらに、楽天レシピAPIを組み合わせることで、選択した食材に基づいたレシピを自動取得し、具体的なメニューを効率的に選ぶことが可能になります。このダッシュボードを通じて、日々の食事作りの負担を軽減し、家計にも優しい食生活をサポートしたいと考えています。
※連載形式で詳しく、ダッシュボード作成手順を解説します。
■GOALイメージ

読み手(誰に向けた記事か?)

この連載は、Power BIを活用したデータ分析や可視化に興味がある初級から中級の方々や、データ活用による生活の質向上に関心を持つ方々にも参考になる内容となっています。
オープンデータと日常生活を結びつけることで、新たな価値を見出したいと考える全ての方々に読んでいただきたい記事です。

ブログの目標設定(具体的な目標)

本記事の目標は、以下の通りです。
事前準備作業として、以下2点を完了すること。
・Rakuten Developersへのアカウント登録を完了すること。
・東京都卸売市場日報(2024年度)のオープンデータURLを取得すること。Rakuten DevelopersのWeb APIサービスは、レシピ以外にもさまざまな機能を提供しています。今回はレシピAPIを利用しますが、今後、新たなサービスを検討する際には、他のAPIの活用も視野に入れることができます。
提供されている主なAPIサービス
-Rakuten Ichiba APIs
-Rakuten Books APIs
-Rakuten Travel APIs
-Rakuten Recipe APIs
-Rakuten Kobo APIs
-Rakuten GORA APIs

方法(アプローチ・使用技術)

■楽天Web APIの取得
①.楽天アカウントを所有している場合
1.Rakuten Web Serviceへアクセスします。

2.言語設定が「英語」の場合は「日本語」へ変更する。

3.「ログイン」リンクを選択する。

4.ユーザIDまたはメールアドレスを入力して「次へ」ボタンを押下する。

5.パスワードを入力して「次へ」ボタンを押下する。

6.ご利用規約をすべて読む(スクロールバーを末尾まで移動させる)

7.「アプリ名」、「アプリURL」、「認証」を入力して「規約に同意して新規アプリを作成」ボタンを押下する。
アプリ名:Tonights Recipe App (自由に設定してください)
アプリURL:https://test.com (URL形式であれば、なんでもOKです。)

8.登録完了です。「アプリID/デベロッパーID」をWebAPI利用時に使用します。

9.以下のURLへアクセスを行い、「楽天レシピカテゴリ別ランキングAPI」の「テストフォームボタンを押下する。
Rakuten Web Service: API

10.パラメータにて「categoryId」を選択して、"10"を入力する。

※categoryId=10は、「肉」料理を指します

※categoryIdは料理のカテゴリーを表します。下記のAPIテストフォームにて、カテゴリーIDを取得して確認できます。
Rakuten Web Service : API Test Form

11.「Get」ボタンを押下する。

12.レシピが取得できたことを確認する。

13.URLがPower BI にてアクセスするエンドポイントになります。Day2以降に使用しますので、メモしておいてください。

②.楽天アカウントを所有していない場合
楽天アカウントを所有していない場合は、アカウント登録から始めます。
1.「ログイン」リンクを選択する。

2.「楽天会員登録(無料)」を選択する。

3.必須項目を入力する。

4.「確認に進む」ボタンを押下する。

5.「楽天会員登録を完了する」ボタンを押下する。

楽天会員登録後、「①.楽天アカウントを所有している場合」の手順に沿って、「アプリID/デベロッパーID」取得まで進めてください。

■東京都卸売市場日報(2024年度)
東京都卸売市場日報の水産、青果、食肉(産地)のデータを使用します。

東京都卸売市場日報(2024年度) - データセット - 東京都オープンデータカタログサイト

出典:東京都オープンデータカタログサイト「東京都卸売市場日報(2024年度)」

データソース(URL)
水産:https://www.opendata.metro.tokyo.lg.jp/shijyou/2024/result_price_fish.csv
青果:https://www.opendata.metro.tokyo.lg.jp/shijyou/2024/result_price_fresh.csv
食肉(産地):https://www.opendata.metro.tokyo.lg.jp/shijyou/2024/result_price_sanchi_meat.csv
URLはDay2以降に使用しますので、メモしておいてください。
※今後最新のデータはパスが変わる可能性があります。(現時点での最新情報を利用します。)

結果(成果と評価)

本記事にて取り扱うデータのエンドポイント取得が完了しました。取り扱うデータはオープンデータであり、データの購入や収集にかかるコストを削減できます。東京都卸売市場日報のようなオープンデータは、食材の価格情報を無料で提供しており、これを活用することで、常に最新の市場状況を把握することが可能です。同様に、楽天レシピAPIも無料で利用可能な範囲があり、レシピを自動的に取得することができます。これにより、他の有料サービスを利用することなく、価値のあるデータを活用できるため、コスト効率が大幅に改善されます。

まとめ(結論と今後の展望)

東京都卸売市場日報と楽天レシピAPIのようなオープンソースの活用により、日常的な食事作りや食材選びがより効率的かつ効果的に行えるようになり、ユーザーの生活をより豊かにする可能性を持っています。今後もオープンデータの利用は、生活の質を向上させるための重要な手段として注目され続けることでしょう。
次回は、Power BIへ各種データの取り込みを行います。お楽しみに!


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Niwa Takuya
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