『部屋のスペース』と『成功』の間には相関関係がある
私は一日の中に
『部屋の空間を広げるための時間』
を作っています。
その決められた時間の中では
絶対に、他のことをやってはいけません。
これは自分の中の厳格なルールなんです。
一日24時間の中でほんの数分でも良いので
部屋の空間を広げることだけを考え
部屋の空間を広げるためだけの行動をし
実際に、部屋の空間を
「たった1平方センチメートルであろうとも大きくした」
という結果を残すのです。
では、
『部屋の空間を広げる』とは具体的に何を意味するのでしょうか。
端的にいいますと
『いらないものを捨てる』
ということです。
なぜこのような行為を毎日の習慣にしようとしているのか
それは、メンターである松田豊さんの師匠である
ひまわりさんから、あることを教えていただいたからです。
とても穏やかで丁寧な言葉遣いをされる女性の方です。
ひまわりさんは、ある教えの中で
「成功に近づくためには、いらないものをとにかく捨てて、空間を増やして欲しいんです」
と仰いました。
ひまわりさんは、ご自身が関られた成功者の実例を踏まえ、なぜ、空間の広さが人間の成功にとって重要であるのかについて、つぶさに、とても詳しく語ってくださいました。
私は、このことを聞いたときすぐに
「これは自分の弱点だ」と感じました。
使いもしない物は
捨てなきゃいけないと頭ではわかっているのです。
ただ、どういう訳か、なかなか捨てられないんです。
ですが、自分が事業者として成功を目指し、人生に幸福を求めるのであれば
克服する必要のあることは明らかでした。
*
『とりあえず取っておこう思考』の罠
「いらない気はするけど、捨てるのはもったいないし...」
「折角、まだしまえるスペースがあるのだから置いておこう」
つい最近まで私は、安易にこのように考えて、使いもしないものを沢山
押し入れ、クローゼット、引き出し、屋根裏
などにしまい込んでいました。
それが当たり前のことだと思っていたんです。
そんな時
ひまわりさんから、
「部屋のスペースを大きくすることの重要性を今すぐ認識してください」
という言葉をいただきました。
使うかもしれないものは取っておこうという思考で、部屋の空間を塞いでしまうことの大きなリスクを初めて知ることになりました。
このことは『人間の運気』や『クリエイティブな発想』と密接に関連しているようなのです。
この教えを知ったとき
私は、長い間
自ら、自分自身を、成功から遠ざける環境に追いやっていたことに気付きました。
考えても見れば
私たちの脳は、捨てられずに放置したままの物に対しても、無意識レベルで気を向けているわけです。
自分ではほとんど忘れているように思えたとしても、精神のどこかに引っ掛かっているんですね。
こうして、大切な『意志の力』が、ぽとり、ぽとり、と漏れ出し、消費されてしまっているのです。
これら意志の力は
家の中にある、捨てられずに取ってある物すべて
一つ一つに、少しずつ、継続して注がれている・・・
なるべく早く、その漏れを塞いだ方が良さそうです。
*
断ち切るべき親の信念だってある
私が物を捨てるのが苦手なのは、母の信念を受け継いだところが大きいと思うんです。
「物は大切にし、長く使うもの」
こういう信念です。
ですが、ひまわりさんから教えを受け
使いもしないものに囲まれて暮らすことの大きなリスクを認識しました。
特に、一戸建て住宅にずっと住んでいると、世代を超えて物がどんどん溜まっていきやすいものです。
母の世代では正しかった信念も、事業者として成功を目指す自分には、時としてその道を阻む弊害となることもあるのですね。
公務員として一家を支えた父。専業主婦として家庭を守ってくれた母。
その両親が培ったマインドセットと
現代社会で事業者として生きる私のマインドセット。
両者がはなはだしくかけ離れたものとして、相いれなかったとしても
それは仕方のないことですよね。
スペースを塞いでいるものは、沢山あるんです。
・あまり使わなくなった扇風機、ストーブ、掃除ロボット
・何年も着ていない服
・定期購読し、保管してある雑誌
・無駄にため込んだ梱包資材
・母の服、バッグ、反物
などなど
両親への感謝とともに、私は今、毎日捨てる時間を作り、分別作業を続けています。
*
『捨てることを継続』できるかどうかが決め手
学びを継続していると
『捨てる』ということは、何も物だけに限った話ではないことが解ってきます。
それは人間の精神的な領域に深く関係する行為のようです。
ひまわりさんは
「成功しない人は成功したいと言っているのに、成功しない人生を捨てようとしません」
そう語ります。
自分の発する『言葉』と『行動』が一致していないのです。
つまり、他でもない、少し前の私にぴったり当てはまる言葉です。
なぜ、こういうことが起きてしまうのかと言うと
執着をしているから
私の場合は
今の環境、今の人間関係、両親の信念、今と同じような日常
結局、こういったものに執着があり
これらが変化してしまうことを、心のどこかで恐れていたのかもしれません。
常に、過去を捨て続けられるかどうかが
成功に近づく条件となるようです。
捨てるか、捨てないか
覚悟を決めて、どちから一つを選ぶというシステムになっているんですね。
正直
今の私には、もう迷いはありません。迷っている場合でもないんです。
*
ひまわりさんの教えは、とてもシンプルです。
部屋のスペースを大きくする
これだけを考えて、使わないままになっているものを捨てる。
これだけで成功に近づけるのです。
ただ、捨てるためには、捨てるための時間がどこかにないといけません。
私は、ただでさえ捨てることが苦手なわけだから、何か用事があると、それを理由に後回しになりやすいです。
一日10分でも良いから、いや、5分でも良いから
捨てるためだけの時間を作ってみる。
今日は、クローゼット上段でごちゃっとなっているものを床に移す日。
次の日は、そこから不用品を分別する日。
という具合に
少しずつ捨てる習慣らしきものを作っていこうと思います。
私は、2021年の一年間を
『捨てる力』を身に着ける年にすると企てています。
その結果をこのnoteでお伝えできればと考えています。
どのような効果が現れるのか、一年後がすこし楽しみです。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
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