田舎とイジメ

※今回の内容は嫌な記憶を思い出す可能性が有ります。大丈夫な方だけどうぞ。

私は田舎で育った。今は心底都会に行きたいと思っている。都会には行きたいけれど田舎が嫌いとも言えないし、良いところも悪い所もある。

田舎は良い。自然が多い。虫、魚…割と自然で遊ぶのが好きな私は、夏は川で泳いだり、魚をモリで突いたりして遊んだ。川の中には多様な生き物がいて、川エビ、ナマズ、ウナギ、ハヤ、よく分からん水生昆虫など多様な生き物が生息しており、見てるだけでも楽しい。獲った魚を家で甘辛く煮付けて食べるのも好きだった。川だけでなく海釣りもした。魚は面白い、見てるだけでワクワクする。どの魚も特徴があり個性がある。

虫も好きだった。家に植っている桜の木には、クマゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ニイニイゼミなどがいた。素手で捕まえて遊んだ。セミが孵化する瞬間を見届けたこともある。あれは貴重な体験だったし、孵化したばっかりのセミは白く美しかった。祖母の家のトイレでは、やたらデカいカマキリを捕まえたこともあったし、アゲハチョウの幼虫なんかも捕まえた方がある。虫は嫌いな人が多い。確かに気持ち悪いものもあるが、セミくらいなら……と思ってしまう。慣れだと思うが…。

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