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20231110-A Brilliant Christmas

本田康祐さん主演の舞台を見に行ってきました。
当初2回だけにしようと思ってたのに、なんだかんだ3回観に行きました。
なぜならとても楽しかったからです。観れて本当に良かった。

初めて見終わった時、物凄く楽しくて楽しくて。そのままその日のソワレを足そうか迷っていました。
1ミリくらい残った理性が「舞台の興奮で冷静さを失っているだけかもしれない、、、」と思い、(帰らないと行けない用事もあったので)家に帰ったのですが、
帰っても舞台のことしか考えられず、限界すぎてリスナーゼロの配信をして一人で感想を喋るなどして発散したものの、
仕事をしていても「舞台、いつの日が足せるだろうか」しか考えられず、
こんなことなら無理してでも行けば良かったと思いました。
欲しいものは一晩寝かせて買いましょうとよく言われますが、一晩寝かせてもどう考えても行きたかった。

結局木曜日に仕事を早く上がって1ステ足しました。
金曜日にも舞台の為に有休を取っていたため、職場の方に「どこか出かけるの?」と聞かれましたが、
オタクを隠しているので「どこにも行きません」と答えました。さすがに無理がある。


◆◆◆


11月5日のヒューリックホール入り口

本田さんは初めての主演舞台、何度も言ってしまうけど物凄く良かった。
クリスマスのホテルを舞台にしたドタバタコメディということでしたが、
フフッと笑えるところもあり、心も暖まる展開もあり、キャラクターも全員魅力的だし、テンポも良く、
歌とダンスを楽しむショータイムもあり、2時間弱という尺もあっという間の時間でした。

クリスマス特有のキラキラした魔法と浮き足だった高揚感が見ていてとても楽しくて、
本田さんが出ているというのを抜きにしても楽しめそうだなと思うくらい、私にはとても合う内容でした。

配信もあるので色んな人に見てほしいです。




以下ネタバレを含みますのでご注意ください!


■ストーリーの感想

母がオーナーをしている老舗ホテルで働く一輝、ニートで夢も希望もなく嫌々働く~~っていう設定だったけど、
やる気のないニートというよりも漠然とやることがなく、将来が不安なだけの好青年という感じでした。
かといってクラスの端にいる影の存在というより、その場にいたらいつの間にか真ん中に立たせられるくらい周囲から愛されており、
どんどん流され、最後はクリスマスショーの主役をやりきるっていう大役を務めることになる。

それだけでも親御さんの愛を受けて育ったんだなあとわかるし、実際親子の絡みを見るとたくさん愛されていたのがわかる。家族愛のお話だった。

大恋愛の末に結ばれた夫(一輝の父親を)を亡くした一輝のお母さんは、
「(お父さんは)そこにいるだけで周囲を幸せにしてくれる人だった。いなくなって世界で1番不幸だと思ったけど、そういう存在は他にもいるって気づいたの。」と一輝を見るシーンがある。
「将来のこととかなんだかんだ言ってしまうけど、そこにいるだけでいいのよ」と一輝の頭をグシャグシャに撫でる。

普段、一輝と同じように大した夢も希望も持たず、ただ何となく働いている私のような存在からすると、凄くありがたい言葉だなあと思ったし、
私も自分の身の回りの家族・友人といった寄り添ってくれてる人を大事にしようと思った。

このお話の中で一輝はショーの主役を見事にやってのけるが、
世界を救うわけでもないし、何か新しい夢を見つけたとか、そういうわけでもない。
ただ小さいけど変えがたい幸せがあるのに気づかされる。
座敷わらし的な何かになった一輝の父親が「身の回りの幸せは、つい見えなくなってしまう」という台詞がある。本当にそうなんだと思う。
舞台から発せられるメッセージが説教がましくなく、壮大過ぎず、私にとってはちょうど良かった。


一輝が「1つの輝き」という名前だったり、ホテルの名前が「Royal Gift」だったり、そういう細かいところにもお話のメッセージの一貫性があり、とても良いなと思った。
クリスマスの前にこういうお話が見れて良かったと思った。
今年のクリスマスは例年よりきっと楽しい。


■細かい感想

・音楽も舞台セットも衣装も凄いちゃんとしてて感動した。特に舞台に電飾ついてるの感動しちゃった。クリスマスのイルミネーションとかキラキラした雰囲気が大好き。


・温水さんの演技を初めてちゃんと見たけど、頼りにならない支配人も、結婚を大反対する魔人のお父さんの役も、いるだけで存在感と振り幅が凄くて圧倒。本業の方は凄い。

・川田さんの幕間トーク凄い面白かった。お母さんがゴキブリを足で踏み潰した話とか、本業の方はやはり凄い。

・今回の舞台は凄いテンポ良くてとにかく見やすかった。2時間あるとダレてしまうことがあるけど飽きない。余計な説明も殆んど無かった、当たり前のようだけどストレス無く見れる舞台って本当に凄い、ありがたい。本田さん初めての舞台がこういう形で良かった。



■本田さんの感想

本田さん、ツアーの合間というハードスケジュールだし、そもそも舞台初挑戦で主演でどうなっちゃうんだろうと思ってたけど全然気にならなかった。
何も心配無かった。凄い良かった。本当にかっこいい人だった。

座敷わらし的な存在の正体に気付き、高台にいるキラに対して「誰?」って話しかけるところ、
優しい言い方だけど、ちゃんと真実に近づいてる、わかってるから教えてよ、というニュアンスが痛いほど伝わってきて何回見ても心に響く。

全編ほぼホテルの制服衣装なんですけど、それが超似合う。かっこいい。
1ヶ所だけ私服風の衣装で出てくるところがあるんですけど、
もうそれがあまりにもメロい本田康祐さんでヒィて声出そうになるし、周りもヒィて息呑むのが解るくらい凄い、かっこいい、、、。

役者さんとの絡みもテンポも見てて心地よくて良い雰囲気でできてるんだなあと思った。
アドリブでオウブの曲の振り付けいれてくれるのも、本当にささやかで気づかないくらいのところでありがたい。

ベルボーイやってる時の所作が良くて、アルバイトしてる時もこんな感じなのかなあと思った。ベルボーイやったことあるとは聞いたことないけど。

最後の本編と関係ないショータイム、最高すぎてやっぱり歌って踊る本田さんが好きだなあと思った泣
ジングルベルを1人で歌って踊るんですけど、ジングルベルの曲が大好きになってしまった。かっこいい、、、!!!!!
振り付けも華やかで一人で魅せる為の躍り方って雰囲気がした。バレエの動きも入ってたと思うんですけど、本田さんの身体から出るしなやかな動きは何度見ても惚れ惚れしてしまう。

歌も凄いのびやかで。上手になったって本当に言いたくないんだけど、舞台慣れしてどんどん見てて気持ち良くなる感じがした。
女性のキャストさんとかけあいで歌うところもめちゃめちゃ良かった、、!!本田さんの色気ある歌が好きだ、、、

キャスト全員のパフォーマンスの時、真ん中に出てくる時にさらっとやるターンが綺麗でかっこいい。パッと立った時の立ち姿もいつも綺麗、本田さんの好きなところを何度でも再確認する。


キャストさんに見守られ、真ん中でお辞儀をする本田さん
胸に手をあててお辞儀をする本田さん


あまりにも舞台が良すぎてクリスマスカードを買い、劇場のボックスにファンレターを投げ入れてきました。

楽しい時間をありがとう本田さん、これからも応援しています。
千秋楽まで無事に駆け抜けられますように!


◆◆◆

観劇3回目にしてようやくお友達と見れたので感想を分かち合えたのがとても嬉しかったです。
こういうお友達を大事にしたいです。

お友達に舞台が良すぎて足そうか悩んでると連絡したところ、「足しちゃえ」と誰も止めてくれなかったけど、こういう友達を大事にしたいです。


本田さんはイチゴの妖精だしチョコレートの妖精だからこれは本田さんの概念のケーキとか言ってた


途中、現在放送中の日プ女子の話になりましたが、互いに特に核心に触れることなく表面上の話しだけして、
「価値観が合わないのは話し合いでは変えられないし、だから戦争は無くならないんだよ」みたいな話で幕を閉じたのが面白かったです。

観劇の次の日、新潟にライブに皆で行きます。
こんなに毎日楽しくていいのかなと言いつつ、「また明日!」とお別れしました。
また明日!なんて言える日が大人になってからもあるんだなあと思いました。

ツアー新潟編に続く。

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