誕生日の爆弾
誕生日に彼氏に振られるなんてエピソードを、話す日が来るとは思わなかった。
2023年は心新たにnoteをたくさん書こうと、1ヶ月前から意気込んでいたのに、新年早々こんな記事を書いている自分がかわいそうすぎる。
元恋人の気持ちが私に向いてないことが判明し、その意志は堅いと知りながらも、まだ大好きで諦めたくなくて、どうやったら元恋人の気持ちが私に向いてくれるのか、意味もなくネットサーフィンをして落ち込んでを繰り返している。
付き合っていた期間はすごく短いけど、飾らなくても一緒にいられる、心地良い人だった。安らぎをくれる人で、心から好きだった。
「本気で好きという気持ちが無い」と言われてしまったら責めることもできなくて、私が歩み寄って解決できる問題ではない気がした。
ずるずると思い出をつくってから別れる方が酷だと、誕生日にさようならした。おかげさまで一生忘れない誕生日になったよ。
私がいることによって、元恋人には負担をかけていたのかもしれない。
人として尊敬できて、話すだけで穏やかになれた。
この人だったら、自分の弱さを見せられる、考えの違いがあったとしても、話し合って成長していける。そう思っていたけど、いつの間にか私の想いが一方通行になっていたんだろうな。
いつか、彼に愛される人が羨ましい。あんな素敵な人に大切にされて、「大好き」って言い合うことができて、彼のことを癒してあげられる人。
そんな存在になりたかった。
例え仕事が忙しくて会えなくても、遠くに遊びに行けなくても、そんなことどうでも良くて、ただ彼が好きだった。何かして欲しくて付き合ったわけじゃない。好きだったからそばにいたかっただけ。
私は恋愛がなくても生きていける人間だけど、この人の存在があるだけで毎日が豊かになる。そう思っていた。
それだけのことなのに。
誰かと付き合うことは、本当に難しい。
「お別れをしよう」と言われて、正直「ああ、またか」と思う自分もいる。
嫌いになったわけじゃないけど、恋愛として好きじゃない。どうして良いのかわからないと。そうやって振られるのは初めてじゃない。
尽くしすぎたり、大好きな気持ちが溢れすぎちゃったり、無意識にプレッシャーをかけていたのかもしれない。追いかけてしまう性格は自覚しているし、そうゆうところかな。恋人だとしても、好きの気持ちはお互いのバランスが大切なんだろう。
またこんな想いをするくらいだったら、もう誰とも付き合いたくない。同じことの繰り返しをしてしまいそうだし、傷付くことが怖い。
こうやって、本人じゃなくてここでしか話せない自分がまたムカつく。
傷付いたことは事実だけど、やっぱり大好きだし別れたくなかったよ。
でもね、あなたと出逢わなければよかったとは思わない。
短くても好き同士でいられたこと、楽しくて幸せな思い出しかないこと、尊敬できるところを見られたことが嬉しかった。
幸せになってね。
出会ってくれてありがとう。