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きっかけは「何ヶ月ですか?」と聞いてくれたこと

移住してよかったよーと以前まとめたのですが...

この気持ちに至る大きなきっかけは、街で出会った方々がひとこと声を掛けてくれたこと、その連続でした。

気にかけてもらえる安心感ってこんなに大きいんだなあ、と。都会にいたら気づかなかった新しい気持ちです。

たくさんの方の一言に助けられ、救われたことを残しておこうと思います☺️

顔馴染みを作りたかった

人見知りしない私でも、引っ越しして初めての土地で交流を持つにはどうしたらいいのか、しばらく少しの緊張感がありました。

移住者交流会やら、異業種交流会やら、いろいろと自治体主催の催しもあるけれど、ちょっと堅苦しい感じがして、腰が重い。

支援センターに行く手もあるけど、勝手ながら、良い収穫を得られるイメージが持てない。

まずは住民票などの手続きや、移住支援金の申請、保育園の申込もあるので、市役所に通って情報収集をしつつ...

またカフェ巡りが好きなので、素敵なお店に行き店主さんとお話してみて、その土地を知ることから始めることにしました。

「抱っこしようか?」が身に沁みる

引っ越してまず、抱っこ紐で子どもを連れて、近所にある市役所の支所へ行きました。

そこで出会ったご婦人が、何ヶ月〜?と聞いてくださって、少し世間話をしました。

世の中いろんな情報が錯綜していて、話しかけてくださるのは嬉しいのだけど、"何されるかわからないから私が守る"という防御マインドもあったりして、手短に会話を済ませることが多かった私。

ゆるい時間の流れで話せたことがとても新鮮で!

書かなければいけない書面があったのですが、書く体勢になると👶🏻が騒いでしまって、そんな時に代わりに抱っこしようか?と優しくしてくださったんです。
吐き戻しがすごい時期だったので遠慮させてもらいましたが、優しさが沁みました。

引っ越したばかり何も知らない新参者の私に、うれしかった出来事でした。

「かわいいね〜何ヶ月?」と聞かれるのが嬉しい

ベビーカーを押すほどではないちょっとした買い物をするとき、子ども片手に抱っこしてレジに向かうことがあります。

このあたりには道の駅のような小規模なスーパーが多くあるのですが、そこでは大抵話しかけてくれるんです。

髪ふさふさだね〜なんて笑いながら、子どもを通じて知らない人との会話が生まれる素敵な世界☺️

息子自身もニコ〜っと笑っていて、家にいるだけでは感じられない空気や人の温かみがあって、心が安らぎます。

人にも時間にも追われていないから、人の心に余裕が生まれて、ピリつきのない穏やかな空間なんだろうな、と。

都会でもそういう場所があったのかもしれないけど、これまで感じたことのなかった小さな交流の温度感を知ることができ、うれしく思います。

会話こそなくても、買い物カゴを袋詰めスペースに持って行ってくれたりして、皆さんの気遣い・心遣いに感謝の日々です。

「こんにちは」が心に沁み渡る

こちらに来てから、お店に入る時は当たり前に挨拶するようになりました。

いや、当たり前でしょ?って思う方もいると思うのですが、まさに私自身が、まともな人間に戻っていっている感覚で。

なんでかなー、都会にいる時はきっぱり他人という意識だったのに、今は同じ街に住む住人という共通点ができた感じ。心の距離が少し近いんだと思います。

「いらっしゃいませ⇔会釈」の関係ではなくて、
「こんにちは⇔こんにちは」の関係。

オーダーを取って提供されて終わり、でなくて
挨拶からちょっとした会話が始まる感じ。

すごくオープンマインドで、気持ちも明るくなりました。不思議と自分から挨拶したり話しかけたりできるようになって、心地がいいです。

その場にいるお客さんとも会話が広がったりして、一期一会だけど、お互いに優しい気持ちになっている気がします。

そうやって店主さんと会話するようになって、顔馴染みになれたことが精神的な安定につながったのは間違いありません。

おすすめのスーパーを教えてもらったり、お互いの保活について話したり、言葉で伝え合う温かさに助けられています。

私の心の拠り所

最後に、優しい気持ちをくれた大好きなお店を紹介して終わります。
これからも子連れで通い続けたいです。