合宿免許18日目「旅立ち」

合宿免許18日目
日記作成者 半谷
下島さんとの関係 まあまあ
帰りたい度 0
朝食 無し
昼食 かき揚げ丼 味噌汁


夕食 鮭の香草焼き(これ2度と出すな) 豚の角煮 もやしのナムル 味噌汁


もうすぐ卒業か。もう出れるとなってみると、ここの暮らしもなかなか悪くなかったんじゃないかとも思う。すぐキレるルームメイトも、硬いベッドも、たまにすごく不味い時がある飯も、過度に学生芸人をイジる教官も全て愛おしく感じる。

今朝は高速道路のシミュレーターがあった。僕は3回事故った。それを見ていた同期の女子2人はケタケタと笑っていた。現実だったら僕は死んでるというのに。最初からわかっていたけどこの女たち普通にめちゃくちゃ性格が悪い。

今日もこいつらは学科で落ちた下島さんの話をしてきて、下島は学科勉強の前に帽子取る練習をした方が良いとかほざいてた。さすがに僕の大好きな先輩が知らない奴にここまで言われてると気分が悪かったので無視をした。

昼飯を食べ終わって、大好きな先輩とコンビニに行く約束をした。しかし食べ終わったあと下島さんはダラダラして動こうとしなかった。結局もう僕の教習が始まる時間に。下島さんを引っ張って急いでコンビニへ向かった。しかし、僕は時間が無いというのに下島さんはわざと商品を選ぶのに時間をかけたり、時間が無いから急いでくださいと言うと「僕に時間の話するな」と軽ギレしたりしてきた。腹が立ったしこのまま下島さんの悪ふざけに付き合っていると遅刻するので、やむを得ず帰り道の途中で持ってるレジ袋を道路に置いてダッシュした。多分キレてるので1度も振り返らずに走った。

あと今日はもう1つ理不尽なことが。いつも下島さんが持ってきてくれた洗剤を使ってて、それが良い匂いだったので「下島さんの良い匂いの正体はこれだったんですね」と伝えたらら「当たり前だろ僕の体から良い匂いするわけないだろ」と言われ蹴られた。社会〜、蹴ってますこの人〜。

夕食前、同期女子2人が寮の前で僕を待ち伏せしてた。どうやら僕らの卒業が29日に決まったことを伝えるために待っててくれたみたいだ。実は結構いい奴らなのかもしれん。一緒にいた下島さんは悲しそうな顔をしていた。

29日卒業!あと少し!

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