【WS】5宝3電源⁉アル連パン ブルアカ【BAV】
0.はじめに
(実質)はじめまして、エルヴィーです。
今回、仲間のじろうが面白いデッキを持ってきてくれました。約1年ぶりのデッキ紹介が他人のでいいんですか!?
衝撃的な参戦発表から、発売後すぐに競技シーンでも見かけるようになりました。
今回紹介してもらうデッキはそれとは違いますが、こちらもプールの特性を生かしているなと思います。
それでは、じろうに【5宝3電源ブルアカ】の解説してもらいましょう!
1.構築&コンセプト
ヒフミやサクラコを使うアーキタイプは多くの人が触り研究が進みそうだったので、別の切り口を一応考えようかと(どう考えてもヒフミが強みのプールですが…)。
使いたいカードを全部詰め込んだら、CXがちょっと受け入れ難い構成になりましたw
カードの個別解説より、先にこのデッキにたどりついた経緯から。
見たまんま(?)、2種の赤レベル3の火力を搭載した8宝がこのデッキの主張です。
「いや待て、電源使ってるじゃねえか!」と思われるでしょうが言い訳させてください。
《陸八魔アル》のCXコンボ、いわゆるライオン互換は「トリガーした電源を即吐きしながらアタック回数を増やす」性質の能力です。
これは「手札リソースをアタック回数+1に還元しながら純ストックを積む」にと言い換えられませんか?
つまり、強引にアタック回数を増やす宝といっても過言ではありません。
よってこのデッキは8宝です。
このデッキを考える発端は、発売直後に回していた黄色を採用した8宝の使用感が原因です。
そのデッキ自体は悪くはなかったものの、相手と差をつける要素が少ないお利口さんなデッキでした。
そこでプールを見ると、水着ヒナとアルに注目しました。
赤を採用し、レベル2での展開を強みと設定したら感触が良くなりました。ライオン互換を用いた電源の挙動が宝っぽい点、システムカードが宝連動と電源連動の両者を上手く扱えるようにしてる点なども好印象です(詳細は各カードの解説で)。
2.強み&弱み
強みは前項や後述のカード解説と重複する部分が多くなります。
なので、なるべくシンプルにいきます。
強み
①山札を削る速度の速さ、コスパ
宝を含めた1連動イズナの性能が優秀で、それを複数ターン使いやすいことが挙げられます。
レベル0のシステムも強く、5枚ドロー集中もヒットしやすいので、ゲームを通して山札のCXが少ないから負けるというパターンがあまりありません。
宝はストックを余計に使わないので、圧縮を崩さないのもポイントです。
②ダメージが抜けたときの対応
ルック連動の弱みとして、ダメージが大きく入りCXが山札に多く残った状況では使い辛く拾う選択肢も少なくなりやすい点があります。
このデッキの場合、レベル2に上がっていれば、トリガー率の上がった電源を生かしアルで切り返す、というような動きを狙いに行けます。
他のタイトルでは、あまり見かけない強みじゃないでしょうか。
③レベル2帯での圧
アルの話が多かったですが、水着ヒナもかなり強力ですし、なんならこちらの方が評価していたり。
バーン効果は相手ターンでも使えるので、こちらをキルレンジに入れるために1ターンチャンプで回すというプレイを相手は取り辛くなるでしょう。
ヒールが少ないデッキに有効なのはもちろん、ヒールで誤魔化された場合でも逆圧縮がにらみをきかせます。
盤面を制圧するほどの性能とは言えませんが、デッキ全体として再現性が高いので、毎ゲーム狙う動きです。
④電源ワカモによる全焼き
1枚採用の宝の連動であるワカモと電源のかみ合いです。
盤面を強く作ってくる相手に、レベル2からワカモで破壊しに行けます。
ワカモのアタックで電源をトリガーすると、アルが出てきてでアタック数を増やせます。
ほぼ狙わないので、相手が勝手に警戒してくれたら儲けもんです。
当初の想定にはなく、偶然気付きました←
弱み
①序盤の電源が弱い
特にレベル1帯で応援を出した2枚目以降の電源が上手く使えません。
3枚採用なのであまりないと思いますが、最強格のアイコンを生かし切れていないこと自体が弱いです。
②パワーラインの上限がほぼ決まっている
パンプする手段が限られるので、
レベル0:3000
レベル1:7500
レベル2,3:13500
と現実的には踏めないラインがあります。
面取りに重きをおいたデッキには不利がつきます。ワカモ?ムリムリ
③詰めが平凡
ワカモの連動は、弱くはないですが、強くもありません。
光景互換がないので、純ストックを積まれるだけで結構しんどいです。
他のデッキでありがちな「3連動3面のためにターンを回す」という動きはあまり良くありません。
水着ヒナのバーンを相手ターンにも使って、道中のダメージレースを意識する方が良いです。
まとめると
・ちゃんと山札管理して殴ればゲームになるよ
・電源しんどいよ
です。
3.採用カード
レベル順に解説していこうと思います。
レベル0
《浦和ハナコ(水着)》
ホロライブのミオと同じ能力で収録されたこのカード。
これがなければこのデッキは成立していません、それくらい依存度が高いんです。
電源との相性は言うまでもなく、実は宝との相性も良いです。
序盤はイズナと連動CXを探す役割としてや集中のヒット率とリソースと山札管理の面で活躍し、加えて中盤以降はアルの成功率向上にも寄与します。
山札7枚中電源3枚ということも狙ってできました。
もちろん普通にサーチカードとして強く、トリガーした宝を捨てながらサーチする状況も頻出します。
このデッキを使う上で常に1枚手札に持ち続けたいですし、いつ引いても仕事があるので4枚。
正直4枚じゃ足りません。
《鬼方カヨコ(正月)》
水着ハナコがデッキの根幹すぎるので、実質6枚にするためのドキテマです。
それ以上でも以下でもありません。
レベル1にも類似効果の《愛清フウカ(正月)》がいますが、0を増やしたいの点、1連動イズナが緑なので色を考えなくて済む点からこちらを。
初手にあると1連動を探しに行く強気なマリガンがしやすくなるのもいいですね。
個人的な見解ですが、ドキテマ互換は安定感を上げて出力を落とすカードだと考えています。
追加効果が強いとか、他の採用カードが強力なものが多いとか、そういったデッキで入るのでしょう。
このデッキが該当するかはさておき、使う面白さは保証します。
《尾刃カンナ》
顔がいい(ミリしら)。
正月カヨコは水着ハナコの嵩ましとしたら、カンナは1連動イズナの嵩ましとしての採用です。
このデッキで手札を増やす手段である集中と1連動が、どちらも任意のカードを加えにくいものになっています。
集中による手札アンコールとカンナにより、1連動を何度も使うことで、試行回数で質を確保しようとい方針です。
もちろん、カンナも正月カヨコも後から欲しいカードにアクセスできるので、安定感を底上げしてくれます。
ドキテマ同様、手札交換の効果自体は評価しにくいですが、1連動イズナはそれをカバーできるほど強いと感じています。
手札消費は激しいですが、集中のアンコール付与と組み合わせることで、1枚で複数回使い回せます。
《和楽チセ(水着)》
「弱み」で挙げたパワーの上限を打破する数少ないカードです。
が、本来の採用目的は他のカード、特に1枚採用のカードの嵩ましです。こいつ嵩まししかしとらん
というのも、山札は水着ハナコで、控え室には正月カヨコやカンナでアクセスしやすくなっています。
それらと水着チセを組み合わせることで、ストックのカード以外にはアクセスできるようになりました。
つまり、全カードの採用枚数が実施って気に増えてるよね?ということです。
クロック回収兼パワーパンプなので、他の嵩ましより役割が多く、1枚採用するだけで選択肢が広がります。
イベントやCXも対象なので、アロナ拾えるとニコニコです。
《奥空アヤネ》
手札アンコール付与持ちのドロー集中とルック1連動のセットが強いのはMARVELが教えてくれました。
ルック枚数が多く宝連動なので、山札管理と純ストックの面では、MARVELよりこのデッキに軍配が上がりますね。
ドロー効果はヒットした枚数までなので、1枚ずつ確認しながら引きましょう。
アルのための電源を残したから引かない、逆にCXを引いたから山札を削り切るなどのプレイがあるのは覚えておいてください。
まあ大抵は手札を増やすために引ききっちゃいますけどね。
《飛鳥馬トキ》
0のキャラでで生存が期待できるカードとしての採用です。
パワーがトップチェックに依存しますが、失敗した時はCXのトリガーでアドバンテージが取れる場面なので、そこまで気になりません。
カードプール内の他のレベル0アタッカーに比べ、集中のヒット率やCXのトリガー率の向上手段として、序盤以外も貢献してくれますね。
アロナを採用しているので、色発生のための青が増える点も○。
《久田イズナ(水着)》
「1連動で山札を削りやすいし、疑似リフは不要では?」と思えるかもしれません。
しかし、それは1連動でアタックした後の状況です。
相手がロングシュートを狙ってくるようなデッキの場合、疑似リフ→早出し回復(水着ヒナ)多面で負けないようなプレイの選択肢を増やしたかったので採用しました。
もう一つの効果も、集中がヒットしすぎて手札が溢れそうな時にストックへ還元できるので便利です。
レベル1
《久田イズナ》
他タイトルも含め、現存するルック連動の中で、群を抜いて強い効果です。
ブルアカ組むきっかけになったくらい強いと考えてます。
手札のCXを処理しやすいのも良い点ですね。
このカードの強さは、前項で十分語り尽くしました。
《桑上カホ》
どうしても1連動イズナで山札を掘り切らないといけない局面か、3連動ワカモで勝ちにいく局面かで使用します。
アタッカーとしてもパワーは申し分ないですね。
CX交換はタイトルにもう1種《天童アリス(メイド)》がいますが、こちらを選んだ理由の説明を。
1連動イズナの場合は、おおむね山札のCXが少ない時なので、控え室に欲しいCXがあるはずです。
3連動ワカモのCXは1枚しか採用してませんが、後述の正月ハルカの効果で控え室に用意できるので問題ありません。
ワカモで詰めに行く時は頻繁に絡むので、このカードの所在は常に把握するようにしましょう。
《間宵シグレ》
めちゃくちゃかわいい(ミリしら)。
連動不要のアタッカーの中から、シグレを選んだ理由は2つ。
・電源と同じ赤なので、レベル1で電源を手札から使い、正月ハルカを後列に出すプランで役割があるから
・1連動イズナと同じく、山札を掘り進めながら手札を増やせるので、レベル1での動きに一貫性が持てるから(実質イズナ6枚体制)
の2点で採用してます。
他の候補については、次項でまとめます。
レベル2
《水羽ミモリ》
相手の山札への干渉手段として逆圧縮です。
有効な局面になればサーチして使えばいいので、積極的にゲームに絡めることはありません。
本当は1枚にしたいですが、経験の都合から泣く泣く2枚。
経験を意識しなくちゃいけないのは、この構築における明確な弱点ですね…
《井草ハルカ(正月)》
キーカードです。
このカードのおかげで、5宝3電源というCX配分が成り立っています。
アル連動の成功率を上げるためにも、きちんと盤面に出しましょう。
電源で出すことが理想ですが、ストックの量次第では手札から出すことも考慮してください。
控え室にきちんとあってほしいので2枚です。
2枚目が不要なら、レベル置き場で経験達成に役立てましょう。
CX交換とのシナジーに気づいた時はニヤけました。
《陸八魔アル(正月)》
水着ヒナを守るための助太刀として。
水着ヒナのために使えず最後まで手札に残ってしまっても、相手の詰めを耐える役割も持てるので、他の助太刀より優先しました。
《アロナ》
これ自体はデッキの動きのためのカードではありませんが、シンプルに単体性能が優秀なので採用。
バーンダメージは防げませんが、盤面の枚数条件がなく1枚でも前列にキャラがいれば十分な点、コストも3ストックだけな点から、使いやすいのでお気に入りです。
ドロー集中のおかげで手札に加わる機会が多いのも相性○。
入れたいカードがある場合真っ先に抜く枠ではあります。
レベル3
《狐坂ワカモ》
一応、フィニッシャーです。
アルや水着ヒナといった他のレベル3でちゃんと勝ちきれるので、ワカモで詰めに行く局面かを見極める必要はあります。
「強み」でも触れましたが、採用することで盤面破壊という選択肢が増えます。
【8電源ホロライブ】【8電源アリスギア】のような、詰めがそこそこの面取りデッキが仮想的です。
電源で登場させて次ターンの盤面破壊はもちろん、レベル3で手札からプレイして使うことも視野に入れています。
このカードもCX交換と同じく詰めのターンに集めるので、どの領域に何枚あるか覚えておきましょう。
経験として他の緑のレベル3が弱すぎること、電源が3枚で十分だったことから、採用せざるを得ませんでした。
《陸八魔アル》
コンセプトです。
実質手札1枚で1パン増えるのはおかしい、どう考えても破格。
1試合中に2回絡むと展開が楽に進みます。
手札から電源をプレイし、盤面制圧を狙うパターンもあります。
枚数を減らしてもいい枠ですが、4枚ある方がストレス無く回せるので4枚推奨です。
《空崎ヒナ(水着)》
ちゃんと使えたらちゃんと強いパワーカードです。
ドロー集中で手札アンコールを付与すると、だいぶ処理されにくく、バーンの試行回数も稼げます。
全体的に詰めの性能が落ちている昨今の環境なら、レベル3で出してもそれなりに強いです。
複数枚使う機会も多く、レベル2から運用できるので4枚入れましょう。
クライマックス
CX配分は4宝+1宝+3電源。
完全に感覚ですが、ちょうどいい配分です。
4.採用候補
実際に試したものから、構想段階で一度見送ったものまで。
似たような役割のカードはまとめちゃいます。
《水羽ミモリ(水着)》《乙花スミレ》
どちらも1クロックもらうカードですが、そのようなタイミングが少なかったので入れてません。
どちらかと言えば、水着ミモリを1~2枚入れて、各種サーチと併せて使うことになりそうです。
水着ミモリの方が、後半も使い勝手のいい控え室回収として役立ちます。
《月雪ミヤコ(水着)》
移動トキと競合するレベル0でのアタッカー枠です。
0で後列に下げたいカードが少なく、電源のために後列を空けておきたいことを考えると、強く使えるタイミングがありませんでした。
《中務キリノ》
こちらはシグレとのレベル1アタッカーの競合枠。
1連動イズナではできない、任意のキャラの回収ができ、手札の質向上が期待できます。
パワーも高くて優秀です。
今回は「レベル1では山札を削る」という挙動の一貫性を取ったこと、ストックを溜めてから手札を増やすプレイ方針を取ったことの2点から、若干噛み合わないので不採用。
これから入る可能性はあります。
《戒野ミサキ》
1連動イズナと水着ヒナのパワーパンプと、控え室回収の役割があります。
ドロー集中、正月ハルカと後列に置きたいカードが決まっているため見送りました。
《星の旋律 天馬司》を採用した【プロセカ】が増えるなど、レベル1でよりパワーが必要なら採用するかも。
《各務チヒロ》
盤面を取るカード。
「弱み」でも触れましたが、この構築は盤面の取り合いがそこまで得意ではありません。
それが気になるなら採用するべきです。
アロナを抜いたり、アルや水着ヒナを減らしたりするのでしょうか。
今回はメインプランの通しやすさを優先したので不採用。
《下江コハル》《朝顔ハナエ》《一之瀬アスナ(バニーガール)》
《円堂シミコ》《朱城ルミ》
タイトル内の他の助太刀たち。
正月アルとアロナの2枚と差し替えることが前提ですが、好みに合ったものを選んでください。
オススメは紹介した2種と《朝顔ハナエ》です。
盤面だけでなく、キャンセルにも寄与するカードがいいですね。
《空井サキ(水着)》
回復と無連動の詰め。
【4宝4電源】にするときお呼びがかかるカードです。
ダイレクト面を用意しないと話になりませんし、水着サキのバーンと同じコストで、水着ヒナor3連動ワカモ+アルを使えるので不採用に。
《春原シュン》《春原シュン(幼女)》
【4宝4電源】で経験のために緑のレベル3を入れるなら、こちらのセットが候補でしょうか。
これらもレベル2から相手の盤面を崩しにいけますし、パワーラインも下がるはずなので水着ヒナとの相性もいいです。
アル+水着ヒナだけで十分詰められる性能はありますし、手札に集めるフィニッシャーも悩まなくなるので、プレイで迷わなくなります。
ただ、相手によっては全く使わないことがあり得るので、そういった時にノイズになりやすい点を嫌って採用していません。
【8電源アリスギア】の《私に出来ること 夜露》には有効ですが、【8電源ホロライブ】の《姫森ルーナ》には無力なところも気になります。
そもそも【4宝4電源】だと、電源が過剰に感じる点もマイナスポイント。
盤面重視の環境になったら、通常シュン:幼女シュンを2:2か1:3で採用するかもしれません。
5.まとめ
1連動イズナの丸さとアルの尖り、2つの強みを生かせた良いデッキになったと自負してます。
個人的には、「実質8宝」と「CX交換+正月ハルカ」はニチャリポイントが高くて好きです。
次に自分でデッキを考えるのは「グリザイア:ファントムトリガー」だと思うので、その時に面白いデッキができたらnoteにするかもしれません。
6.終わりに
エルヴィーに戻ってきました。
自分も対戦したのですが、レベル2以降のプランが豊富で、どれも常にケアするというのは不可能でした。
レベル0~1の時も、別に弱い動きはしてきませんし。
元原稿は結構前にもらってたので、本来もっと早くお届けできたはずでした。
ごめんね、じろう…
実は自分もデッキ紹介のnoteを書いてたり←
こちらも近いうちに公開できるよう頑張りますので、もう少々お待ちを…
それではまた。
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