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アニメ「のんのんびより のんすとっぷ」(3期)5話感想〜塩を得たように光を得たように/逃げるし恥だし足立たず〜

ワタシ.コマグルミ-(Aパート)


 まずはメカこまぐるみの大冒険。これは都会生まれの蛍の財力とかを感じさせるエピソードだった。俺もこまぐるみサイズで田舎を騎乗・冒険してみたいものだ。

あとこのこまぐるみの声、こまちゃんの担当声優の阿澄佳奈さんの声を加工したものらしい。本来コンピュータで調整する音声にこまちゃん本人の声が入るというのはおかしく、こまちゃんならざるものでこまちゃんに近しいものを目指す蛍の狂気とも言える努力の象徴なのに実ってしまってるのだ。いや、蛍の狂気じみた努力はついに「届いた」のだろうか?それとも音声素材を小鞠の声を録音して一から作り上げたとか?

のんのんびよりでは車以外じゃ滅多にお目にかかれないいかにも3Dモデルといった感じのメカこまぐるみもかわいらしい。

逃げるし恥だし足立たず(Bパート)

この回はあかねちんが可愛い!俺もあかちゃんって呼びたいのんな〜〜〜
練習日を間違えて田舎に来てれんちょんと遊び、小鞠に呼びつけられてすぐ田舎に来る吹奏楽部員篠田あかねちゃん。さては君の所属する部は地方の弱小吹奏楽部だなぁ??
(のんのんびよりの作風にガチな吹奏楽部は似合わないのだからまぁ当然である。女の子がイチャつく環境を整備するために存在するのがのんのんびより世界の吹奏楽部なのだろう、きっと。楽器の扱いもちょっと雑なところあるし)

即落ち4コマかな?
「逃げ足だけは早い」と宣いすぐ捕まるあかねちゃんの姿はいかにも人見知りもといいわゆる陰キャの物悲しい記憶を呼び起こさせる。

3話でおうちモード蛍(と小鞠)に対してサドなお姉さんぶり(蛍役の村川梨衣さんとこのみ役の新谷良子さんの一致した見解としては「わざと」)を発揮したこのみが今回は無自覚ドS行動を発揮。
まぁ阿澄佳奈さんのインタビュー回でのコメント(「小鞠は巻き込まれる不憫キャラ・あかねはなんだかんだ自分で突っ込んでいく不憫キャラ」)からもわかる通り、あかねが無駄に恥ずかしがって無駄に大胆な行動に出なければこんな無様な姿を晒さずに済んだというのがまたよい。この最善を尽くさないのがのんのんびよりなのかもしれない。
(なんだかんだ練習日じゃないのに練習に付き合ってくれるあたりなんだかんだ真っ当なお姉さんでもあるのがこのみのこのみたるゆえんなのだろう)

三人寄ってもどうにもならん(Cパート)

この回は後期のんのんびよりでたまにある三人寄って勘違い系ネタ回のはしりである。
この微妙に小学生っぽいとも言える服装のあかねちゃんを見ると私なんかはついつい「こういう子は俺でも付き合ってくれるのか……」などと愚にもつかないことを考え、そしてどうせダメだと否定してしまうのだ。ダメだね。


何にせよあかねちゃんは可愛いのだ。不憫コンビに全てを知りつつ黙ることしか出来ない蛍。全て曝け出せば楽になるし事態もこじらせないのに……という事態は同時期に田舎モノとして放送されている「ひぐらし」のテーマを思い出させる。狭いコミュニティ内での隠し事による疑心暗鬼の増幅が良い結果を生む?のがのんのんびより で、惨劇が起こるのがひぐらしなのだ。

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