【保険】外貨保険への批判に思うこと
昨今、雑誌など読んでいると、
外貨保険への風当たりが強い模様。
「定期預金と思ってた」とか
「保険とは思わなかった」とか…
どうやってそんな都合よく
勘違いできるのか?と不思議だが、
案外その苦情が勤務先でも聞かれます。
おそらく、
・契約後思惑が裏目に出て逆恨みしている
・単に痴呆
のいずれかと思います。
今回はあえて当該商品を弁護したいと思います。
【外貨保険のメリット】
①円ではありえない高利回りが期待できる
②円安で為替差益が狙える
③早期に死亡することで保険金がっぽり
【外貨保険のリスク】
④為替変動リスク(円高外貨安)
⑤解約リスク(短期間は危ない)
⑥保険会社の信用リスク(ソルベンシーマージン)
【結論】
死亡保障確保かつ為替差益と比較的高金利狙えるので
定期預金よりまし。半分円保険で半分外貨保険とかあり。
【①~⑥解説】
①コロナで世界がゼロ金利へ向かっているので
これ少し怪しくなっているが、それでも
一定期間経過後は着実に2%は増えていく。
【9/28追記 見直し前2.4%→1.8%へ減少】
(米ドルもの)
コロナ前の手元の資料ですと、
一括前払契約で7年で返戻100%(外貨ベース)。
今はもっと長い期間が必要でしょうが。
【9/28追記 7年→8年 一括前払金約2割増】
つみたて投資だと20年後30年後暴落していたら
マイナスになる可能性あるのにですよ。
若者にはよいのでないでしょうか?
②さらに為替のメリット狙えるので、
1ドル100円近辺スタートで換金時に
1ドル110円とか120円になってれば
1割2割増しになっている。為替差益。
人口減少、国際競争力の低下など
踏まえれば将来円安になっている
可能性は決して低くない。
戦後は元々1ドル360円だったのが、
高度成長等により1ドル100円位に
至っているのだから。
③毎月1万円位の払い込みで、すぐ死ねば
200万米ドル(現在1ドル105円位)!!
死んでも一片の悔いなしと言えるでしょう。
④は②と逆ですが、なんやかんやで
安全資産といわれる円が買われ、
また1ドル90円80円などになると軽く
1割2割減です。
そんなときは換金しなければ良いのですが。
一応銀行でも長期で10年位は寝かすことが
可能な資金にしましょうねと言ってるはず!
為替の戻り待ちをお勧めします。
アメリカと日本の将来性勘案し、
日本が強い、実力的に円高で落ち着くと
思う人は本件やめといた方がいいでしょう。
そう思えますか?私は思わない。
⑤契約後、「やっぱりこのお金が必要」
となり短期間で解約すると、
諸々の手数料、解約控除金などで
最悪▲10%となって帰ってくることも。
当面使わない資金と言ったはずなのに、
急にリフォームがとか子供が結婚とか…
(騙されたのは客ですか?銀行では?)
⑥保険会社の経営破綻リスクで契約金額激減も
私の就職活動期は日本の保険会社のソルベンシーマージン
は200%未満の会社も散見され案の定何社か潰れました。
(そして友人の内定先も外資系に飲まれました。
でも未だにそこで働いているはず。)
でも今残っているところはもう大丈夫な気がします。
最後に、昨今のトラブル事例増加を受けて
外貨保険販売には資格が必要になるとかならないとか。
最近聞かれないがなかったことにしたのだろうか?
試験するならコロナ禍でローテーション勤務が残っている
うちにテキストくれ~勉強するわ。
完
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