【読書】蹴れ、彦五郎 著今村翔吾
【読書メモ】手元のものをそのまま張り付けております
①蹴れ、彦五郎 今川氏真 生きるということは己の才を生かすことだ
②黄金 織田秀信 信長の孫三宝師 美濃岐阜城13万石
石田三成に味方する 秀頼が他人とは思えなかったのか?
本領に敵を踏み込ませたことは一度もない!
③三人目の人形師 安本亀八 松本喜三郎 秋山平十郎 お千殿
亀八のお千殿への思い そしてその末路とは?
喜三郎の「上には上がいる」とは?
俺はお前を許さない 全てを打ち壊す
存在ごと消してやる!
④瞬きの城 太田道灌と紅皿
大天才だが最期が哀れ 紅の元へ行かせてやりたかった
星ケ岡城 関東の静謐を求む
北条早雲との邂逅 存分に才を振るえる世を紡ぐ
⑤青鬼の涙 間部詮勝 彦根の赤鬼井伊直弼と並ぶ
家督相続前の恋人お香を 訪ねて鯖江まで
この間死去、瓜二つのひ孫…
心の始末をつけて詮勝逝く
⑥山茶花の人 由良勝三郎景隆 と新発田重家、五十公野勘五郎信宗
重家、勝三郎の父に助けられた恩あり。
守るべきものがあるものの戦いぶりとは?
直江兼続の恩賞分配に異議
守るべきものが見つからない?
ならもう暫く生きてみよ!
⑦晴れのち月 武田太郎義信 信玄の嫡男 公家三条夫人の子
廃嫡 妻の月 今川義元の娘 15歳と10歳 美男美女
義信、賢しすぎると 虚栄心と猜疑心強い信玄に疎まれる 義元桶狭間で死す 信玄海を欲す
妻の実家侵略 義よりも海を欲するか? と父子に大きな亀裂 越後の海狙いで収まる
娘 お晴誕生
山本勘助、啄木鳥戦法 謙信、見破る 川中島の大乱戦
死んでも守らねばならんものとは名なのか?
謙信と相対する。 ふと信玄死ねば、 妻の実家今川家は 守られるとよぎる 4年後謀反の疑い 傅役 飯富虎昌、 身代わりを申し出る
惚れた女を守るのは男の務め 子を守るのも男の務め
捉えられ、2年の後 小刀渡されて最期 勝頼が後取りに
信玄、死ぬ間際「太郎が生きていれば…」
最後まで夫婦二人の心は変わらず
⑧狐の城 北条氏規うじのり 四男 長男氏政次男氏照三男氏邦
秀吉と手切 小田原攻めへ 小田原評定
韮山城に氏規 家康とは今川人質時代より
臆病者ゆえ 臆病者と罵られようとも生き残る
才を生かす 守るべきもののために生きる、戦う
大勢について得するよりも損してでも
負けると分かっていても戦わねばならぬ時がある
当方、会社でよく言われる。 わざわざ損する方を選んでいるよと。
自分にとっては、これ一択なのだが…
この作品を見よ! 明らかに損しているのに本人に取ってはこの一択!
そうゆうことってままあるでしょう?
本作の登場人物の事情ほど崇高でもないような気がするが、
私にも譲れない一線がある。
完