スクラムを機能させるためにデザイナーができること
Voicyでは、アジャイル開発手法の一つ「スクラム」を用いて開発しています。スクラムはシンプルなフレームワークである一方、そのフレームワークをチームの開発に落とし込むのが難しいと言われています。Voicyは今年の2月からスクラムで開発し始めましたが、ここ数ヶ月でようやくその効果が目に見える形になってきました。導入から浸透させるまで時間はかかりましたが、試行錯誤しながらもチームにスクラムを導入して良かったと感じています。
デザイナーは、スクラムチームの中では「開発者」に分類されます。スクラムガイドには、
と書かれています。
今回の記事では、「スプリントの計画(スプリントバックログ)を作成する。」に対して行った2つのアプローチについて書いていきます。
半期のロードマップを可視化する
まず取り組んだのは、チーム全体でスケジュールの感覚を合わせることでした。半期で設定されたチーム目標を達成するために、いくつぐらいの施策を打てるのかを認識を揃えていきました。
ここで工夫したのは、いま開発している施策に効果があった時のパターンとなかった時のパターンを用意したことです。効果があれば、その施策を発展させたり、より多くのユーザーに使ってもらえるように拡張したりする可能性があり、その分だけスケジュールが埋まっていきます。一方で効果がなければ、違う切り口の施策を検証していかなくてはいけません。
VoicyではAsanaを使ってプロダクトバックログアイテムを整理していますが、Asana上ではロードマップが分岐したときのスケジュール感を把握するのが難しいため、Figmaで作図しながら整理していきました。
チームでブレインストーミングを行う
半期のロードマップを作ったことで、開発した施策に効果がなかった場合、プロダクトバックログアイテムが足りなくなってしまうことがわかりました。そこで、チームメンバー全員でブレインストーミングを行い、案出しを行いました。
ここで工夫したのは、ブレストしながら面白いアイデアを発散させていく時間と、そこに優先順位をつけまとめていく時間を事前にわけておいたことです。案出しは提案の数が多いこと、他人の案にインスピレーションを受け発散させていくことが重要なのでチーム全員が参加して行いました。一方で、たくさんでたアイデアをまとめたり優先順位をつける作業は、意思決定する必要があるため人数を絞って行いました。今回は、プロダクトオーナーとデザイナーとデータアナリストの3名で行いました。
突然違うことを紹介するコーナー
こんな感じで開発を進めているチームのPdMやデザイナーが書いている記事をまとめているので、ぜひ読んでみてください。
Productチーム以外のVoicy社員が書いた記事もたくさんあるので、気になる方は「個人発信まとめ」をご覧ください。
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