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サーナイトex完全解説【テラスタルフェスex環境対応】

お久しぶりです、りぜと申します。
今回は私の持ちデッキである、「サーナイトex」についての解説です。

採用カードなどを詳しく解説しているので、是非使ってみてください!!

シティリーグが始まりました
サーナイトを使いたい方にも対策したい方にも有益な記事だと思います。

追記:対面ごとの戦い方を順次追加予定


サーナイトデッキの確定枠


デッキリストは個人の感覚で多少の差異はあると思うのですが、個人的に現環境のサーナイトexの確定枠の認識は以下の通りです。残り数枚を自由に調整してチューニングするのがおすすめです。

先に確定枠のカードから解説します



ポケモン(15枚)

サーナイトex・・2枚

慈愛ノ抱擁

デッキの主軸を為す最強ポケモン。技も強い
ぶっ壊れたエネ加速手段である「サイコエンブレイス」を使用して自身あるいは他の超ポケモンにエネルギーを加速して戦います。

基本的に場に1枚以上プレイしないのでサイド落ちをケア出来る2枚採用で良いと思いますが、引きやすくするために3枚目を採用するのもありです。


キルリア・・4枚

強さの8割この子

最強のシステムポケモンです
サーナイトexが強い理由の8割はキルリアの存在と言っても過言ではありません

エネルギーをトラッシュに落としたり山札の圧縮を進めたりとどこを摂っても優秀なポケモンです。
サイド落ちしたら嫌なので4枚です。
大体の試合で3面くらい並べるので…


ラルトス・・4枚

このイラストが好き

テレポートブレイク1択です
昔はカビゴンが理由でしたが、今の環境ではドラパルトの「ファントムダイブ」で出落ちしないためにHP70のラルトスしか採用したくないです。
下がいないと上に乗れないので当然4枚です。



マシマシラ・・2枚

サナが強い理由

アルカナシャインを失ったサーナイトを救った救世主です。
準備が少し大変ですが、こちらのポケモンを回復させながら毎ターン3点載せ替え続けられる壊れ特性「アドレナブレイン」を持つポケモンです。

他のデッキにも採用されていることがありますが、サイコエンブレイスで自傷することで発動条件を簡単に満たせるため1番強く使えます。
サーナイトのミラクルフォースを220ダメージにしてポケモンVやexを倒したり、場にダメカンを溜めて「デヴォリューション」で一掃する動きは非常に強力です。
2枚使えた時が強すぎるので2枚です。



ハバタクカミ・・1枚

羽ばたく神

このデッキのある意味主役のポケモン
正面の特性を消し去る「暗夜の羽ばたき」と90点+裏に2点の「祟り飛ばす」が最強です。

アドレナブレインとのコンボが強力でHPの低いポケモンを祟り飛ばす+アドレナブレインで殲滅したり、ダメカンを場に溜めた後デヴォリューションで一掃します。

デヴォ要員としての適性が高くフレアヴェールのリザードを呼び出せば特性を貫通して剥がすことが出来たり、カミが場にいることで場のリザードンの煉獄支配を封じられるのでその点も非常に強いです。
入れない理由がありません



サケブシッポ・・1枚

サナの捲り担当

最大160ダメージ(おまもり込みで240ダメージ)の強烈なベンチ狙撃で相手のポケモンを倒してくれるサナの左腕担当

セグレイブやアーケオス、ビーダルのような若干HPの高いポケモンも取れるのでルギアやパオジアン相手には特に出番が多く、ナンジャモやカウンターキャッチャーと合わせて縛る動きが一生強いです。

最近のサーナイトと言えばアドレナブレインやテヴォリューションのイメージが強く、マナフィを置き忘れる人が割といるのでその際は容赦なく出しましょう。

シッポが確定枠の理由はイキリンコやミュウex、ネオラントなどのシステムのポケモンVやexをアドレナブレインと合わせて簡単に取ることが出来るからです。
特に最近はロトムVやイキリンコexなどが場に出てくるデッキが多いので、少し評価が高いです。



フワンテ・・1枚

ザシアンVの生まれ変わり

去年のザシアン枠です。
最後に300ダメージ+α(アドレナブレインで330まで見られる)を叩きつけて勝ちます。

途中で投げるとジャミングタワーやロストスイーパーと合わせてフワンテを倒されながらサーナイトexが倒されてサイドを3枚進められる危険性があるので投げるタイミングには気をつけてください
基本的に最後に正面を倒すために投げます。
やはり役割的に近いのはザシアンV

実はおまもりが無くても180ダメージ出せるのでイキリンコやミュウexは勿論、草オーガポンexなどもアドレナブレインと合わせて普通に倒せます。
特に古代系相手にはフワンテを投げて180載せてからアドレナブレインで回収する動きを頻繁にやります。
サイド1のポケモンを前にしながらそこそこ良い打点が出せるのでフワンテの評価は結構高いです。


グッズ・道具(17枚)


なかよしポフィン・・4枚

ちょっと安くなって嬉しい

最強の展開札です。
ラルトスを複数体置けるので流石に4枚です。
あと後述しますが、とあるカードとの相性抜群です。



ハイパーボール・・2枚

一生強いカード

エネルギー落とせるのも結構ありがたい
サーナイトを持ってくるためにも2枚は絶対に必要です。
3枚目があるとサーナイトに触りやすいのですが、ハイパーボールのハンドコストに困ることが多いので確定枠は2枚で良いかなと思っています。



ネストボール・・1枚

汎用の化身

マシマシラやハバタクカミはポフィンで触れないので個人的にネストボールは必要です。
初手に持ってて嬉しいカードです。

ボール配分について書いておくと、ボウルタウンを2枚にするならネストは1枚で大丈夫ですが、勿論安定するに越したことはないのて増やしてもらっても大丈夫です。
反対にボウルタウンを1枚にする場合(シンオウ神殿など他のスタジアムカードを採用したい場合)はネストボールを必ず2枚取ってください。

事故りにくい最低ラインはポフィン4+ネスト1ボウルタウン2orネスト2ボウルタウン1だと考えています。


ヒスイのヘビーボール・・1枚

便利カード

ピン刺し多数のデッキなので入れたいです。
ラルトスのサイド落ちが結構辛いのでペパーから触れて救出出来るこのカードは非常に心強いです。



大地の器・・2枚

ちょっと安くなって嬉しい

エネルギー持ってくるためのカード
特にマシマシラの「アドレナブレイン」を起動させるには悪エネルギーを持ってこないといけないので、このカードの価値は非常に高いと考えています。



カウンターキャッチャー・・1枚

強すぎカード

サポート撃ちながら裏を呼べる壊れカード
サーナイトは相手に先行された状態でゲームをすることが多いのでこのカードを強く使えます。
少なくともサナでカウンターキャッチャーが0枚になることは未来永劫ありえません。

最近ここを削る人が多いですが、個人的にはサイド落ちケアやリファイン、大地、ハイパーボールのコストにしてしまう可能性があることから2枚派閥です。
「1枚しか使わないから1枚でいい」ではなく「1枚必ず使えるように2枚目を入れておく」の意味合いが強いです。



すごいつりざお・・1枚

便利カード

倒されたポケモンを戻せる素晴らしいカード
倒されたラルトスラインやハバタクカミなどを再利用したいので1枚は必要です。
このカードがあることである程度強気にリファインを使っても大丈夫になるのでそういう意味合いでも大切です。

追記:タンカ2枚-釣竿1枚の配分も見るようになったので確定枠は1枚に変更しました。


夜のタンカ・・1枚

便利カード

トラッシュからエネまたはポケモンを手札に戻せるカード
倒されたマシマシラの悪エネルギーや倒されたサーナイトexを即座に回収して使い回せるのが優秀で使い勝手が良いカードです。
ハバタクカミをタンカで使い回してデヴォリューションのためのダメカンを用意したりと様々な動きをするサーナイトにおいて小回りが効くこのカードは非常に強力です。
釣竿と合わせて片方を2枚、もう片方を1枚とする配分が安定感が合って良いと思います。

どちらを増やすかは一長一短ですが、現在のサーナイトのテンプレ構築では、キルリアやサーナイトは戻した後に引き込む手段が少なくなっている(ハイパーが2枚しかなく、リファインやナンジャモの不確定なドロー手段しかない)ので釣竿では再度戻したサーナイトラインを引き込めるかが不安定なため手札に戻るタンカはかなりありがたい一枚です。

個人的な見解ですが、夜のタンカを採用しておけばキルリアやサーナイトを倒された時にスムーズなリカバリーが可能なため1枚は必ず採用することをおすすめします。



アンフェアスタンプ(ACE SPEC)

不平等な世界 揺らぐ灯りに

現代のリセットスタンプ
サーナイトはこれとハイパーアロマの2択
環境にいる「レジドラゴVstar」を筆頭に序盤のアンフェアスタンプに弱いデッキが多いこと、アンフェアスタンプ+カウンターキャッチャーなどの動きが非常に強いのでこれです。

アンフェアの1番強いところは「ペパーがドロソに換算出来ること」で唯一無二のカードなため最も評価が高いです。
仮に止まらなくても「相手に100点の動きをされない」状況を作れていればそのアンフェアは仕事をしています。


わざマシン:エヴォリューション・・2枚

後手1エヴォ最強

ミラージュステップを失ったのでその代替案
先2や後1で宣言出来ると非常に強いです。
サイド落ちするとキルリアが並ばず非常に苦しいのでここは絶対に2枚採用です。
ここを削っていれるカードはありません。
なんなら2回宣言することも結構あります。

レベルボールもないのでこのカード無かったら多分デッキにならなかったと思います。



勇気のおまもり・・1枚

唐揚げみたいですよね

フワンテの破壊力を引き上げるカード
実は月光手裏剣をケアするためにラルトスに貼ったり、ロスト系にはハバタクカミにつけると強かったりします。
正直最後しか使わないので「ゴージャスマント」でも良いのではないかと思ってたりしますが、レジドラゴやピジョットをワンパンするために途中で投げることも考えるとリスクが大きいのでおまもりが安牌だと思います。
あとVstar連中はこっちでも充分

少し重要:おまもり2枚目についての見解

勇気のおまもりを増やす最大のメリットは「カースドボムのケアが出来ること」だと思っています。
おまもりフワンテは返しのロストスイーパーやジャミングタワーに対して脆弱という欠陥があるため、世間のプレイヤーほどこのパッケージを信用しておらず使わない試合も多々あります。

何故2枚目が欲しくなるかというと、サイド落ちに依存ぜすにゲームに使える点とおまもりが1枚余分に余ることで「カースドボム」のケアに充てられる点です。

マシマシラに貼れば「カースドボム(ヨノワール)」を耐えるので相手がマシマシラを倒すにはスイーパーや呼び出し札要求に出来ますし、出遅れたリザードンのポッポやヨマワルをサケブシッポで狩る時におまもりを貼れば「カースドボム(サマヨール)」を倒せる、サイド落ちに依存ぜすにレジドラゴやピジョットをワンパンする選択肢が取れるなどの理由で採用したいと考えています。



サポート(10枚)

ペパー・・4枚

足りないサポートランキング1位

初手でエヴォリューション持ってきたり最後におまもり持ってきたりと最初から最後まで一生強いサポート
4枚以外ありません


ナンジャモ・・4枚

サナといえばこのカード

去年から4投されてるやつ
本当に一生強いです。
最近はデヴォリューションを撃つために相手のポケモンにダメカンを載せながら調整していくことも多く、引ける枚数が多くなる状態でゲームをすることが増えています。
4枚採用が堅いです。



ボスの指令・・1枚

リーサルウェポン

最後に呼び出すために必要です。
このカードは強いので採用してください。


フトゥー博士のシナリオ・・1枚

サナのフトゥーは最強

フトゥーはサーナイトが一番強く使えると思っています。
盤面からサーナイトexを消して相手が次のターンに勝てない盤面を作ったり、「ファントムダイブ」で受けたダメカンをリセットするために使います。
最近は2枚取ってるケースも多い気がします。
2枚採用すると使いたい場面でしっかり引けるので、枠が許すならかなりおすすめです。



スタジアム(1枚)

実質ネストボール

展開札の嵩増しです。
相手を助けてしまうこともあるのは注意してください。

少し重要:スタジアム枠について
ジャミングタワーやゼロの大空洞などの強力なスタジアムが登場したことを受けてスタジアムは最低2枚は取るべきだと感じています。

特に「ジャミングタワー」や「崩れたスタジアム」は張り替えが出来ないとプレイが狭められたり、プランが崩壊するので必ずスタジアムを2枚採用するべきというのが現在の私の考えです。  


エネルギー(10枚)


基本超エネルギー・・7枚

新規のエネルギー好き

攻撃するために必要です。
7枚は現在主流の配分だと思います。
エネルギーの数を参照してダメージを与えるザシアンVやサーナイト(アルカナシャイン)がいないのでエネルギーの現物にそこまで枚数を割く必要性が減少しています。

個人的に引きやすさや落としやすさからエネルギー8枚目がいつも候補に入ってます。
前環境はずっとエネ11枚でした。


基本悪エネルギー・・3枚

鉱石ぽくて好き

マシマシラの特性「アドレナブレイン」を発動させるためのエネルギーです。
最低でも1匹はマシマシラを用意したいのでサイド落ちのケアを考えると2枚が妥当ですが2体立てたい試合や倒された際のリカバリーを考えて3枚目を採用するのがベターです。
「サーナイトex」というデッキはマシマシラを立てるところからゲームが始ままるので再現性を考えるとここは3枚にするのが良いかと思います。


採用候補のカード


ここからは残りのカードを考える上で選択肢に上がってくるカードを紹介します。
サーナイト最大の魅力は「カスタマイズ性能の高さ」だと思っているので環境に合わせて自由に採用してください。

ポケモン編~


クレッフィ

エクでも活躍してます

最強の特性「悪戯ロック」を持つポケモン
オーガポンやイキリンコ、ロトムVやネオラントVにキチキギスexなど環境デッキに採用されているカードの特性を軒並み機能停止させられる強力なカードです。
更にHP70でポフィンに対応しているなど非常に偉いです。

デヴォリューション要員としても強く、クレッフィでデヴォリューションを唱えると場のロトムやキチキギスの特性が消えるため相手に立て直しの隙を与えません。
初手でロトムVやイキリンコexを止められるとターンを貰いやすく、仮に呼び出し札を使われて動かれても1枚消費させているので悪くないと考えています。

カビゴンLOに対して縛られない上にロトムの特性を止められ、更に技でハンディサーキュレーターやヒーローマントを割れるので非常に強く出られます。
広く浅く様々なデッキに刺さり、相手が動き出すための要求値を上げられるのが本当に強いです。

有効なデッキ
・イキリンコやゲッコウガ入ってるデッキ
・カビゴンLO
・ミライドンex
・ロスト軸
・リザードンex(デヴォリューション要員)


クレセリア

去年に引き続き強力です

技「ムーンライトリバース」が強力
ドラパルトexの技「ファントムダイブ」に対してマシマシラの「アドレナブレイン」と合わせることでダメカンを盤面から取り除きながら裏のポケモンを狙撃出来るのが強くサーナイトミラーにも強いです。

クレセリアの技はマナフィを貫通する(ジラーチでないと防げない)のでマナフィがいても裏を狙撃出来るのもサケブシッポと住み分けが出来ていて強力です。
去年もやってたように「ロストマイン」も返せます。
個人的な認識としては「61枚目にずっといるカード」なのでメタ読みしつつ採用したい。

有効なデッキ
・ドラパルトex
・ロスト軸
・サーナイトex


ミミッキュ

最近アツイポケモン

最近環境的に追い風なポケモン
特性「神秘の守り」が強力で、場に置いておくだけで多くのデッキに対してボスの指令などの呼び出しを要求出来ます。
またサーナイトデッキで貴重な手張り2回で技が使えるポケモンな上、技「ゴーストアイ」のダメカン7個載せが強力です。

リザードンに7個載せておけば下敷きがヒトカゲなら退化で縛れるようになり、リザード(フレアヴェール)がいてもアドレナブレイン1回で9個載せれば退化で倒せます。(他にはVstarに7点載せておくとアドレナ+ミラクルフォースで縛れるようになります。)
最近の細かいダメカン調整を得意とするサーナイトとの相性抜群なので筆者が推してるカードです。
キャンセルコロンには注意しましょう。
おまもりを貼ると手裏剣をケア出来ます。

仮に突破されたとしてもボスの指令を使わせたりやプライムキャッチャーやキャンセルコロンを早期に消費してくれれば後々引かれないのでそういう意味合いでも強いです。

最近話題のミライドンに対してもツツミ要求に出来たり、重めのテツノカイナを躱せるので強く出られます。


有効なデッキ
・リザードンex
・ライコオーガポン
・ミライドンex
・その他V,ex主体のデッキ



シャリタツ

神カード

いれてる人がそこそこいる印象
主な使用用途は『事故回避』です。

サーナイトというデッキ、初動さえクリア出来れば後はリファインのおかげでスムーズに回るのですが初動が非常に不安定という弱みを抱えています。

『手札にサポートもキルリアの無くてドローゴーしか出来ない…』そんな時に活躍するのがこの「シャリタツ」です。

「なかよしポフィン」や「ボウルタウン」から簡単にアクセス出来るので、そのままバトル場に出せば特性「きゃくよせ」で動き出すための「ペパー」や「ナンジャモ」を探すことが出来ます。
特に先手だと1ターン目手張り逃げ客寄せ→2ターン目バトル場で客寄せなので2回特性を使いつつ手張りしてエヴォまで行けます。

サーナイトデッキにおいて似た役割を担っている(た)カードとして「かがやくゲッコウガ」がありますが、ゲッコウガはネストボールやカイなどでしかアクセス出来ないのに対してシャリタツはポフィンのついでに出せたりとくっつきが良いのが利点です。

昨今のサーナイトはエネルギーの総数がレギュE時代と比べて大きく減少している(昔は超エネルギー10枚or11枚+リバーサルエネルギーだった)ため、かがやくゲッコウガよりもシャリタツの方が使いやすいというのが主張です。

ただし特性を使うためには、場のポケモンを逃がしてシャリタツを前に出す必要があるため「大地の器」の3枚目を採用するなどの工夫も必要です。
超タイプだったら全人類迷わずに採用してると思う。
尻尾ミュウの偉大さを実感させられますね。


輝くゲッコウガ

偉すぎカード

最近試していて強かったので掲載
サイコエンブレイスのための超エネルギーを落としつつ2ドロー出来るのでデッキと噛み合っている1枚です。

デッキを掘る速度が上がるほか、ネストボールから事故回避出来たりキルリアが倒された時にもリファイン1回分代わりに使えるのも強いです。

ただし採用する場合はエネルギーを1枚増やして10枚にしておくのと、ボウルタウンからアクセス出来ないのでネストボールの枚数を2枠取ることを強く推奨します。


マナフィ

マスコット

お馴染みのカード
個人的には「採用するなら2枚」と考えています。
というのも現在ベンチ狙撃を持つデッキは「パルキアVstar」、「レジドラゴVstar」、「ロスト系統」の3つです。

パルキアには「カースドボム」や「キャンセルコロン」が、レジドラゴにも「キャンセルコロン」、ロスト系統は「ロストマイン」があるため『マナフィを置けば問題無い』と言えるほどの信頼度が無くなってしまいました。

そもそもボムパルキアはマナフィがいても不利対面ですし、レジドラゴやロスト系統には「クレッフィ」で充分なケースもそれなりにあります。
マナフィを採用するのであれば「キャンセルコロン」や「カースドボム」を考えて2枚置きしないとケアし切れているとは思えず、1枚置きでは結局貫通されてしまうのであまり有効だとは思えないです。



グッズ・道具編~


改造ハンマー

実は再録カードなんです

最近個人的に目を付けているカード
活躍するのはルギアとリザードン対面です。
ルギアのレガシーエネルギーを割ったり、ギフトエネルギーを割って手札干渉を通したり出来ます。

デヴォリューションへのメタとしてリザードンに採用されがちな「ミストエネルギー」を割って退化プランを通せるのが非常に強力です。

シンオウ神殿と選択肢ではありますが、メタカードとして考えた際には「ペパー」でサーチが出来る分改造ハンマーの方が使いやすいと思います。


ふしぎなアメ

入れたい気持ちはある

進化デッキお馴染みのカードです。
サーナイトに関しては中間のキルリアが優秀なのであまり採用されないカードですが、ゲームスピードが速くなった際には検討したい1枚です。
アメは疑似的にキルリアのサイド落ちをケア出来るカードであり、キルリアを場に残しながらラルトスから直接サーナイトに進化出来るのはアメにしか出来ない芸当です。
「相手が事故っていて先2や後2で攻撃出来れば勝てる」といったイージーゲームを拾えるのは立派な強みだと思います。

追記
ここ最近アメを採用していて、「エヴォリューションを使えず出遅れてしまった試合」や「レジドラゴやパルキア等早くサーナイトを用意したい対面」で1枚入っているとリカバリーが簡単になったり勝率が安定しやすくて好感触でした。


ロストスイーパー

便利

採用しておけば仕事してくれる安牌なカード
ダメージ計算の狂う「勇気のおまもり」や「ブーストエナジー」、温存されると面倒な「森の封印石」の他、ペパーからスタジアムを剥がせるため「ジャミングタワー」を「ロストスイーパー」+「エヴォリューション」で持ってきて突破するなど入れておくと便利な1枚です
最近採用が増えてると思います。



重力玉

新カードです

互いの逃げエネを増やす道具です。

サーナイト側は逃げエネが重くなることで「サイコエンブレイス」でダメカンを載せつつ付けたエネルギーをトラッシュすることが出来るのでむしろこの効果はメリットになる一方で、相手側に逃げエネが重くなってバトル場に縛られやすくなるデメリットを押し付けることが出来ます。

元々逃げエネの重たいビーダルなどを縛りながらベンチ狙撃が可能なサケブシッポやクレセリアに重力玉を持たせればターンを貰いやすくなり強力です。

ロトムやネオラントを逃げ2にして縛ったり、道具でペパーでサーチ出来るのも便利なので充分に採用する価値があるように感じます。

追記:結構強かったです
ピジョットに逃げエネを課したり、サーナイトに貼って逃げ3にすることで「サイコエンブレイスで3枚付ける→3枚切って逃がす」とすることでアドレナブレイン2回分を毎回捻出出来るなどちょっとテクいことが出来ます。

輝くゲッコウガを逃げ2にして縛りながらサケブシッポやクレセリアで裏のポケモンを狙撃する動きが強く、苦手よりな黒古代やオーガポンライコに対しても良く刺さります。

更に追記:楽園ドラゴーナで『ラティアスex』が出てしまい、重力玉を使って縛るプランを取るのが少し難しくなってしまいました。
対策としてはハバタクカミを前に出してからラティアスを呼び出して特性を消して縛る、ラティアスを倒してから縛りプランを取るなどがあげられます(前者は相手のベンチにテツノツツミがいると抜けられるので注意)

とはいえリザードンexやドラパルトexのような進化デッキに対して場に出てきやすいロトムVやネオラントVを縛りながら裏のポケモンを狙う動きは強いので、枠があれば引き続き採用しても良いかなと思います。


わざマシン かじばのいっぱつ

結構強い

入れてる人をたまに見かけるので紹介
サイド1枚という条件が必要ですが誰でも高打点を出せる道具
アドレナが絡むと300以上も出せます
ミミッキュやクレッフィで火事場を撃つと相手にボスを要求したり特性ロックしながらポケモンを倒せるのが強いです。


わざマシン デヴォリューション・・1枚

リザを殺す魔法(ゾルトラーク)です。
冗談で言っているわけではなく、ミストエネルギー等の対策札が無ければカミマシラでダメカンを載せた後アンフェアスタンプ+デヴォリューションで盤面が崩壊します。
さながらEレギュのインテウーラのような殲滅力を誇ります。
アメを使う2進化デッキ大半に刺さるので1枚は入れておくと取れるプランが広がります。

今(11月現在)はおまもりの2枚目に枠を割くケースが多くなってマークが甘くなっているので推してるカードです。
おまもりプランと退化プランを考えた際にミストエネルギーこそ裏目なもののロストスイーパー+裏呼びでサイド3枚取られる裏目が無いほか、「クレッフィ」で使うことで復帰の「逆手に取る」や「即席充電」も封じられるのが強いです。



大地の器3枚目
→先ほど書きましたが、シャリタツを採用する場合は特に相性抜群です。
それ抜きでもリファインと合わせて素早くエネルギーを落としたり、マシマシラ用の悪エネを用意しやすくなるのでここを増やすのは結構おすすめです。



スタジアム編~


シンオウ神殿

テンプルオブシンオウ

改造ハンマーの項目で大体書きましたが、ミストエネルギーやギフトエネルギーを無効化出来ます。
スタジアムなのでジャミングタワーなどを張り替えられるのと、ボウルタウンと違って貼った際に相手を助けない(神殿は毒にも薬にもならないカードなので)のが利点です。

ルギアVstarやリザードンのミストエネを重く見る場合は改造ハンマーかシンオウ神殿を採用することを推奨します。
上で書いたようにボウルタウンを削る場合はネストボールの2枚目を入れてください。


月明かりの丘 

去年大高騰したカード

最近有名なプレイヤーが採用してたので解説

主な採用理由は『ファントムダイブ』への耐性とサーナイトexの押し付けです。
効果で回復出来るのでレジドラゴやドラパルトの『ファントムダイブ』に対して非常に強くなり、クレセリア(ムーンライトリバース)に近い役割を担えるカード
レジドラゴはスタジアムを1枚しか取らないことも多く場に残るこのカードが勝敗を分けるケースも少なくありません。

また、サーナイトexのダメカンをアドレナブレインと合わせて月明かりで回復することでサーナイトのHPを高く保ち2回押し付ける動きが取れるようになります。(レジドラゴやパルキアなど310ラインを越えられないデッキに対して有効です)

有効なデッキ
・ドラパルトex
・レジドラゴVstar
・ロストデッキ



ポケモンリーグ本部

たね殺しのスタジアム

最近ありかなと感じたカード
ミライドンやライコ、トドロクツキexなどの未来古代デッキに突き刺さるスタジアムです
クレッフィやミミッキュと合わせてこのカードを押し付けると動き出しの要求を高く出来ます。
環境にたねex主体のデッキが増えた場合おすすめの1枚です。

有効なデッキ
・タケルライコ
・トドロクツキ
・ミライドン


災いの荒野

結構強い

重力玉やサケブシッポと合わせて凶悪な縛り性能を発揮するスタジアムです。

苦手なトドロクツキ入りの古代デッキに対して輝くゲッコウガを縛りながらサケブシッポを押し付けることがありますが、その際に重力玉や荒野を添えると要求値を莫大にすることでターンを貰いやすくなります。
(※モモワロウexには注意してください)

意識されてないので刺さりやすいです
重力玉と併用するとめちゃくちゃ強いです

有効なデッキ
・トドロクツキex
・タケルライコex
・ミライドンex


エネルギー編~

基本超エネルギーの8枚目
エネルギーを管理しやすくなります。
サーナイトというデッキは意外と手張りが後に効いてくるデッキな上、先2や後1エヴォリューションの安定感やリファインでエネルギーを落とす動きにも関与するのでここを増やすのは大いにありだと思います。


デッキリストのサンプル


ここでは筆者が使用したリストを纏めています。
環境に合わせてチューニングしていけるのがサーナイト最大の強みだと考えているので、デッキリストを完全に固定せずに環境を見ながら常に変えていくことが大切です。

追記:最近使っているリスト

月明かり採用

キルリアやサーナイト、悪エネルギーを即座に戻せる夜のタンカを増やした構築にすることでリカバリー力をあげています。

『クレッフィ』はミミッキュと選択肢になりますが、現在のポケモンカードで『ロトムV』や『イキリンコex』からの展開を咎められることに大きな価値があると考えて採用しました。

デヴォリューションを打つ際にクレッフィを使えばキチキギスexやロトムVからリカバリーされるのを防げるのでその観点からも強力なカードだと感じています。

『月明かりの丘』を採用していてもレジドラゴやドラパルト対面で回復効果を有効に使えないと勿体ないので、トラッシュするためのエネルギーを確保するために現物を合わせて1枚増やしました。

勿論月明かりの丘を採用しない場合はエネルギーは7枚で充分に足りているので、超エネルギーの代わりに『重力玉』を採用して縛りや捲りプランを強化するのも強いです。
カスタマイズ性が高いデッキなので環境を読みつつ入れ替えていきましょう。



追記:ステラミラクル環境の結論リスト

個人的にこれが結論

シティリーグが始まったので更新
現環境のサーナイトの結論リスト

『クレセリア』は「ファントムダイブ」の多さを考えると抜けず、「重力玉」はリザやドラパルトに対してロトムVを縛りながらシッポやクレセで狙撃したりとプレイの幅が大きく広がるので入れたいと考えます。

『ミミッキュ』と『クレッフィ』はどちらも強力で優劣を付け難いですが、リザードンやレジドラゴ、ライコ等に対して「即席充電」や「イキリテイク」を止めることの価値が高いと考えているのでクレッフィにやや軍配が上がるなと感じています。
サーナイトを使いたいけどデッキに悩んでる方はこのリストを試してみてください!!



追記:楽園ドラゴーナ環境の使用リスト

最近使ってるリスト

新たに「改造ハンマー」を搭載し、クレッフィがミミッキュに変わりました
ミミッキュになった理由としてはリザードンは勿論、タケルライコやレジドラゴにルギアVstarへの壁役など様々な対面を広く見れるからです。
2エネ70ダメージの「ゴーストアイ」も魅力でライコやレジドラゴをゴーストアイ+ミラクルフォース(+アドレナブレイン)で縛ったり、リザードンにボスを要求しながら7点乗せて「デヴォリューション」を通すプランを遂行しやすいあたりが強みです。

「改造ハンマー」は増えている「ルギアVstar」を見れる他、「ミストエネルギー」が割れないと退化プランが崩壊してしまうのでその対策として採用しています。



追記:超電ブレイカー環境の使用リスト

かなりおすすめのリスト

現環境で私が使用しているリストです。
がらっと変わったのでリストの意図を説明します。


輝くゲッコウガの採用について

現在の環境は高速化しており、「エヴォリューション」の返しにキルリアが取られることが非常に多いです。

キルリアが取られると「サーナイトに進化出来ない」、「エネルギーをトラッシュに落とせない」、「ドローが出来ずに手札が増えない」などの問題が発生してしまい、デッキが回らなくなる原因になります。
後手に回ってしまうと大きく出遅れたゲームになるのでキルリアに頼らずにドローとエネルギー落としを行える「輝くゲッコウガ」を採用しました。

輝くゲッコウガは0.8リファインくらいの仕事をしてくれる他初手でポフィンやペパーを握れていないときに事故回避で使えたりと非常に便利かつ強力なカードですが、アクセス出来なければ意味がないのでゲッコウガに触れる「ネストボール」を厚めに2枚積んでいます。

ゲッコウガがいれば「エネルギーは2ドローに変換出来る」ことからエネルギーの総数が多いことに越したことはないと考え、マシマシラを立てる再現性を高くするために悪エネルギーを1枚増やしました。


マナフィの不採用理由について

マナフィが必要な対面は大きく分けて『月光手裏剣』を使うロストやパルキア対面と『トライフロスト』を使うレジドラゴ対面の2つであり、前者は「ハバタクカミ」+「クレッフィ」で特性を止めつつ戦えば良いので置かないことも多く、後者は「キャンセルコロン」で貫通されることが比較的多い

レジドラゴに対しては「クレッフィ」でオーガポンやイキリンコを止めると動く要求を上げれば誤魔化せ、サーナイトが立てば最悪トライフロストを打たれてもトラッシュされたエネルギーを付け直す前にレジドラゴを倒したりクレッフィ+アンフェアスタンプやナンジャモで立て直すターンを用意出来るのでなんとかなると判断したため
(先2フロスト等ダメなパターンもありますが)

マナフィを不採用にするに辺り前述の理由からクレッフィが必要であると判断して採用しました。



釣竿とタンカの配分について

今までの私のリストでは「サーナイトラインを戻して使い回すこと」を優先して釣竿を2枚採用していましたが、「輝くゲッコウガ」が入ったことで無理に倒されたキルリアを戻して使い回さなくてもゲッコウガを置いてドローを進められるようになりました。
そのため即効性が高く倒されたキルリアやサーナイトを手札に戻せる「夜のタンカ」を増やした配分に変更しました。


不思議なアメの採用理由

サーナイトでは少し珍しいと思います。
このカードは「出遅れた時の保険」としての意味合いが強く「エヴォリューション」を宣言出来ずキルリアが思うように並ばなかった試合でもラルトスからキルリアを飛ばしてサーナイトを着地出来るようにしています。

「場のキルリアを倒され続けてサーナイトに進化出来ない」ことがあるとゲームにならないのでリカバリー策として重宝するほか、「場のキルリアを残してサーナイトを作れる唯一のカードである」ためキルリアのサイド落ちケアやハンド干渉に強いボードを維持しやすい点も強力です。

アメが0だと「キルリアからしかサーナイトを作れない」のが1枚採用しておくだけで「ラルトスからサーナイトを作れる」に変わるので0→1の影響が大きいと考えて採用しました。

『トライフロスト』や『月光手裏剣』が早いターンに飛んでくるパルキアやレジドラゴ対面において「素早くサーナイトを作るためのカード」としても優秀で、この1枚がデッキ強度を上げていると感じます。
おすすめの1枚です。


月明かりの丘の採用理由

上でも書いてますが「クレセリア」が抜けたことで『ファントムダイブ』に対して弱くなってしまったこと、レジドラゴ対面でHPラインを高く保ったサーナイトを押し付ける動きが強力なのでそれらを1枚でこなせることが魅力的だと感じて再度採用しました。
エネルギーを落とす手段の嵩増しとしても使えます。



追記:テラスタルフェスex環境最終リスト

これが答えです

綺麗に3段

写真で見たい人向け

美しい

新しく採用したカードについて
 

ハイパーボールの3枚目
個人的にはネストボールが好きなのですが、サーナイトexに乗れないケースを減らしたいのと多少手札が悪くてもキルリアに繋がればスボミーに最低限抗えることを評価して1枚増やしました。
輝くゲッコウガが抜けたことでサーナイトやキルリアを探しに行く重要度がまた上がってしまったのでアクセス率を考えてここを増やすのが妥当だろうと判断しました。


博士の研究

シンプルイズベスト

最も強力なドローサポートです。
サーナイトはスボミーへの耐性は比較的高いですが、動けないこともそれなりにあるのでスボミー下でも使えるサポートの枚数をペパーとナンジャモに加えて1枚増やしました。

キルリアにさえアクセス出来ればゲームになるので最も山札を見れるカードとして博士を採用しています。
抱えているリソースを切ってしまうのでそれに合わせて夜のタンカの枚数を3枚に増やすことでトラッシュしたキルリアを拾ったり、サナを落としておいてタンカで回収する動きをしやすいよう構築単位で寄せています。
一度プレイすると山札が圧縮されるので終盤手札干渉に強い山を作りやすいのが好感触。


※かなり重要な話
この環境では構築単位でスボミーを意識して組むことが凄く大切だと考えていて、今の環境ならばボール10枠、初動サポート9枠が結論です。
(私の構築だとボール枠はポフィン4ハイパー3、ヒスイのへビーボール+ボウルタウン2で計10枚、サポートがペパーナンジャモ4-4と博士の研究で計9枚)
初手事故を減らす、スボミーで止まらないを考えるとこの配分が適切に感じます。


マナフィの採用について

「なんでまた採用したの?」という理由について説明すると、このマナフィはルギアVstarとサーナイトexのミラー対面での勝率を担保するために入れています。
この2デッキにはそれぞれオーガポンex(井戸の面)、サケブシッポ(吠え叫ぶ)が採用されているので、マナフィの有無で戦いやすさが変わってくると練習や実践を重ねる内に感じたので採用に踏み切りました。
マナフィのような置物になりやすいメタカードは正直好みでは無いですがサーナイトミラーの発生回数が多い現環境では「構築段階で考えることを減らすためにも」採用するのが無難だと感じています。
(自信があればスボミーでも良いのですが…)
環境外でもゲッコウガexやサザンドラexなど不意にベンチ狙撃をしてくるデッキが一定数いるのでそれらに対して不用意に勝率を落とさないためにも入れておいても良いのかなと思っています。

ハバタクカミとクレセリアの使い分け

このリストは59枚が確定枠で1枚だけ自由枠を作っていて、それが「ハバタクカミ」と「クレセリア」です。
ここの枠だけはメタゲームの流れによって変える枠として開けています。
ドラパルトexが増えるなら「クレセリア」、サーナイトミラーやその他のデッキが増えるなら「ハバタクカミ」を採用するのが良いと思います。
ここだけはお近くの環境、直近のメタを予想して適切な方をお使いください
デッキ構築に関する更新は以上です。


サイド落ちの確認について


サーナイトというデッキは必要なパーツやポケモンが多く、動き出しが遅いことから時間が掛かりやすいデッキなためサイド確認を素早く行う必要があります。

サイド落ちの確認を行う上で優先順位を付けるとやりやすくなります。
参考までに私の優先順を載せておきます。

①サーナイトラインの枚数
➁悪エネとマシマシラの枚数
③アンフェアスタンプ、アメの有無
④ボス、フトゥーの有無
⑤釣竿、タンカの枚数

途中で確認→対面ごとに必要なカード
最初のサーチでサナラインとマシマシラ、アンフェアあたりまで確認しておけば概ね大丈夫です。

サイド落ち確認が苦手な方でもヒスイのヘビーボールを使えば目視で確認出来るのでまず出来る範囲から覚えられるようになると良いと思います。


サーナイトの心得

ここまでデッキについて説明してきましたが実際に使う上で意識するのとを解説します。

①盤面の準備を第一にする


アグロデッキを触っていた人は特に意識しないといけないことで、攻撃を始める前に「盤面の準備が出来ているか」を立ち止まって確認して欲しいです。
盤面にキルリアを複数体用意出来ていない状態で攻撃してしまうと、返しのナンジャモやアンフェアスタンプ、カウンターキャッチャーが非常に重たくなってしまいます。

焦る気持ちは良くわかりますが、ミライドンのような例外を除けばサーナイトは多少出遅れても充分に巻き返しが可能なので「エヴォリューション」でキルリアをきちんと準備してから攻撃を始めましょう。


➁サイドを安易に進めない


現在のポケモンカードゲームはサイドを進めることに大きなリスクが伴います。
具体的にはキチキギス、アンフェアスタンプ、カウンターキャッチャー、ナンジャモ、ツツジなど強力なカウンター札を使用されるリスクが発生します。

そこで必要になるのが『サイドを進めない(あえてポケモンを倒さない)』という選択です。
サイドの取り方をよく考えるという話です。


例:前提条件
相手の盤面にレジドラゴVstarが2体
ベンチが全部埋まっている


この時サイドを2枚ずつ進めようとレジドラゴを1体倒して番を返したとします。
そうするとベンチ枠がひとつ空いてミュウexやキチキギスexを出されたり、次のレジドラゴの準備をされますし、ナンジャモで自分が引ける枚数が減ってしまいます。



どうすれば良いかと言うと、「レジドラゴを2体同時に倒せるようにダメージを調整する」のが正解です。

1例ですが、1体目のレジドラゴにゴーストアイとミラクルフォースを当てて残りHPを「20」にしておきます。(70+190=260)
2体目のレジドラゴを呼び出して、おまもりフワンテでワンパンしつつ「アドレナブレイン」を削れたレジドラゴに対して使うと2体同時に倒せるのがわかると思います。

この取り方をすれば「ゲーム中ナンジャモで引ける枚数が多い時間をなるべく維持しつつ相手にキチキギスexを使わせないしベンチ枠を空けさせない」プレイが可能です。

サーナイトは相手のカウンター札を腐らせられるようサイドを複数取り出来るタイミングまで待つことも大切です。

ちょっと昔のデッキですが、『連撃インテウーラ』がこれと凄く近いです。


➂予めエンブレイス

サーナイトの必須テクニックです。
これは「返しにサーナイトexが倒されることを見越してサイコエンブレイスを使っておく」というプレイングです。

特にトドロクツキ、タケルライコ、リザードンなどのサーナイトがワンパンで倒されてしまう対面での重要なテクニックなので、今挙げた対面に勝てない人は意識すべきです。

このプレイの1番の意図は『次のターンにサーナイトexを立てなくても攻撃が出来る』という点です。
弱点対面で何回もサーナイトexを立てるとサイドを簡単に詰められてしまうので取られるサイドを最小限に抑えるために必要なプレイです。  

(わかりやすいよう写真で解説します。)

プレマは趣味です

フワンテで殴る場面です
この時返しでサーナイトexが倒されると次の盤面になります。

この盤面になってもフワンテで続けて攻撃することが出来ますが、ダメカンが乗っているポケモンがいないので「アドレナブレイン」が使えなくなってしまいます。
アドレナブレインを使うには新しくサーナイトexを用意する必要があり、サイドを進められてしまうリスクが生じます。

そこで意識したいのが「予めエンブレイス」というテクニックです。

エンブレイスをキルリアに

余裕があれば図のようにサーナイトexが倒されることを見越して余った超エネルギーを場のポケモンに貼っておきましょう。
返しにサーナイトexが倒されてしまっても、サーナイトexを立てずに「アドレナブレイン」を使いつつ攻撃することが出来ます。

フワンテ横のダメカンはアドレナ

こうすればHP210のオーガポンやキチキギスをアドレナブレイン+バルーンボムで倒しつつサーナイトexを立てないことで取られるサイドの枚数を抑えることが出来ます。

勝率に関与するので絶対に覚えてください
暇な時に卓を見てると、ジムバトルやトレリレベルだと出来てない人結構見かけます


④ダメージダイスを使う


プレイングの話ではありませんが、サーナイトはサイコエンブレイスとアドレナブレインで頻繁にダメージを乗せたり回復させたりを繰り返す関係でアクリルダメカンをいちいち載せたり退かしたりするのが結構面倒です。

プレイ外の部分で時間が掛かると時間切れの原因になったり、プレイを考える時間が減ってしまうのでダメージダイスにするとスムーズにダメカンのやりくりが行えます。
結構変わったのでおすすめです。



各対面考察

対リザードンex

シンプルに強い

サンプルリスト

「即席充電」や「ルミナスサイン」での展開を防ぐためにクレッフィを前に出します。
この対面で1番に意識することは「カースドボムをなるべく使わせない」ことです。
ヨマワルラインを優先して落としてサイドが複数枚一気に進むことを防ぎつつ、『デヴォリューション』の準備を進めていきます。

注意したいカードは「ネジキ」、「ミストエネルギー」、「リザード(フレアヴェール)」の3枚です。デヴォリューションや祟り飛ばすのダメカン載せを無効化してくる「リザード(フレアヴェール)」に関しては優先して処理したいです。

面倒すぎる

リザードンに対して有効なプレイとして「マシマシラで技を撃つこと」があります。
マシマシラの技は60ダメージを与えて相手を混乱にするのでリザードンが自傷すると90ダメージとなり、下敷きにリザードがいてもデヴォリューションで倒せるようになります。

混乱を嫌って攻撃せずに番を返してきたり、リザードンを逃がしてきたら美味しいですし基本的にはこちらに分のある賭けです。

ミミッキュを押し付けて常に呼び出し札を要求してボスを吐かせたり、デヴォリューションを通すまでの時間を稼ぐ意識が大切です。

「勇気のおまもり」はフワンテに貼ることもありますが、デヴォリューションがサイドに落ちていたり間に合わない時、ミストエネルギーを貼られた時だけで基本的にミミッキュに付けて要求を上げたり、マシマシラに貼って「カースドボム(ヨノワール)」をケアする使い方がおすすめです。

ミストエネルギーをピジョットに貼ってデヴォリューションのケアされた場合は「おまもり+フワンテ」でピジョットを倒しにいくことが多いです。

このプランの場合はピジョットを倒すタイミングで「アドレナブレイン」を使ってリザードンに3点載せておくと強いです。(リザードンが次のおまもりフワンテ圏内に入るので)

追記:スボミーを採用していれば投げてください、アメが止まります。

対リザードンのまとめ

  • デヴォリューションを通しにいく

  • マシマシラの混乱やミミッキュで要求を上げて必要なダメカンを用意する

  • カースドボムをなるべく使わせない

  • リザードを優先して倒す

  • ミストエネルギーにはおまもりフワンテプランを取る

  • おまもりの貼り方を考える



対レジドラゴVstar

パーフェクション

サンプルリスト

とりあえずクレッフィを前に出します。
この対面で意識することは「早くサーナイトexを立てること」「サーナイトexのHPラインを290以上にして攻撃すること」の2つです。

前者は「トライフロスト」を被弾した際にもサーナイトexが場にいればエネルギーをトラッシュしたレジドラゴに対して攻撃を続けられるので、釣竿でサーナイトラインを戻しつつ盤面復帰が行えるからです。

後者はレジドラゴデッキに入っている最大打点が基本的に「ロストインパクト」なので290以上のサーナイトexをドラゴ側がワンパンするのは不可能なため、サーナイトexを押し付けて殴り合いすると向こうが不利になります。
「月明かりの丘」や「アドレナブレイン」を駆使してHPラインを高く保ったサーナイトを作るプレイが非常に有効です。

ミラクルフォースで刻みながらアドレナブレインを2回使うとレジドラゴのHPが「190+30+30=250(残りHP30)」になるので、次のアドレナブレインでレジドラゴを倒しつつ新品のレジドラゴにおまもりフワンテをぶつけて4枚取りのようなプレイを取ることが多いです。(倒さずに寸止めをすることで「キチキギスex」のケアになる)

現在のレジドラゴのリストはスタジアムが1枠なことも多く、月明かりの丘を張り返しされることが少ないです。(ジャミングタワーを月明かりで割ると最後まで場に残っていることも結構多い)
「ファントムダイブ」に対しては「アドレナブレイン」や「月明かりの丘」で回復させられるとベストです。

追記:スボミーを採用していればターンを貰いやすくなるので投げましょう。
トライフロストの返しにもスボミーやクレッフィをプレイすると復帰が大変になるので積極的に投げましょう。

対レジドラゴのまとめ

  • なるべく早くサーナイトexを場に用意する

  • サーナイトのHPラインを290以上にして攻撃する

  • キチキギスがいる場合一度止めてから回収する

  • アドレナブレインや月明かりの丘を有効活用してファントムダイブに備える


対タケルライコex

青天井モンスター

サンプルリスト

先行なら迷わずクレッフィ前に出します。
この対面で意識することは常に「サーナイトex」がワンパンされることを見越してプレイすることです。
310は余裕で出せるデッキなので、エンブレイスをキルリアやマシマシラに使っておき「アドレナブレイン」のストックを用意しておくことが大切です。
返しにサーナイトを立てると多くの場合連続で取られるのでサーナイトを立てなくても盤面だけで戦える状態にしてから攻撃するようにしましょう。

また「勇気のおまもり」と「ロストスイーパー」が構築によっては採用されるので常に注意しておきましょう。
180ダメージのフワンテで刻んで調整する場合は「いれかえカート」が1~2枚採用されるのでマシマシラを2面準備して打点がズレないように気をつけてください。

相手が盤面の置き方を誤って「キチキギスex」が置かれないといったときはベンチ枠を空けないように調整しライコを2面取りするといったプレイが大切です。

ポケストップを放置していいことは何も無いので手札干渉のタイミングで割れるようスタジアムはキープしましょう。
なるべく「逆手に取る」を使わせたく無いので「アドレナブレイン」込みでサイドを複数同時に進められるような進行を心掛けると良いでしょう。

対タケルライコのまとめ

  • サイドを複数枚同時に進めて「キチキギスex」を使われる回数を減らす

  • 手札干渉の際にポケストップを割る

  • 「サーナイトex」が倒されても攻撃が続くように「サイコエンブレイス」を使って「アドレナブレイン」のストックを作っておく

  • 「勇気のおまもり」、「ロストスイーパー」、「いれかえカート」によってプランがズレないようにこれらを頭に入れておく



対ドラパルトex

最強の技

サンプルリスト

この対面は前提として「クレセリア」や「デヴォリューション」の有無が勝率に直結していてそれらが無ければ不利の認識です。 
そのためドラパルトが増えていると感じれば上記のカードを安直に採用することで勝率が大きく変わります。

ピジョットexの有無がまちまちですがいれば最優先で倒しにいってください。
そうでなければ「アドレナブレイン」や「ムーンライトリバース」でボムラインを倒して『カースドボム』の使用を咎めにいきます。

「勇気のおまもり」はフワンテに貼らずに、『カースドボム』対策でマシマシラに貼る事が多いです。
レジドラゴ対面同様にHPラインを高く保ったサーナイトexを相手は一撃で倒せないので、サーナイトで殴り合いしつつ受けたダメージをマシマシラやクレセリア、月明かりの丘、フトゥー等で取り除きながら戦うのが基本となります。
フワンテを突撃させることに大きなリスクが生じる対面なので使うのは最後かピジョット処理だけに留めてサーナイトやクレセリアを使って戦い要求をあげるプレイが大切です。
キチキギス以外でドラパルトは手札を増やすのが難しいので、手札干渉を毎ターンすると少ないハンドでのプレイを強要出来ます。

対ドラパルトexまとめ

  • 重く見る場合はクレセリア、デヴォリューションの採用を検討する

  • ボムラインを優先して倒す

  • サーナイトexの押し付けやクレセリアでドロンチやボムラインを狙撃する

  • 『ファントムダイブ』で載せられたダメカンは「アドレナブレイン」や「フトゥー博士のシナリオ」、「月明かりの丘」、『ムーンライトリバース』等を駆使して取り除く



おわりに


いかがでしたでしょうか?
サーナイトというデッキは構築を纏めるのもプレイを纏めるのも非常に難しいです。
今からサーナイトを使う人に既に使っている人、そのどちらであってもこの記事が有意義なものになれば嬉しいです。
読了ありがとうございました!!

たくさんのいいねありがとうございます!!


サンプルリスト及び情報収集先
ポケカブック様


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