『ポケストップ』の取扱説明書
どうもオタクです、りぜと申します。
今回は最近評価が上がっている『ポケストップ』についてのお話です。
ジムバトルやトレリで最近このカードを見掛けることが増えているのですが、現在大きな注目が集まる『ポケストップ』について自分自身のプレイを見直すためにも筆を取りました。
ポケストップとは
拡張パック『ポケモンGO』で登場したスタジアムで、独特な効果から登場以来一定のデッキタイプ(ダークライとかターボディアルガ)で採用されてきました。
効果は見たまま
一見『運が良ければ3ドロー、運が悪いと3枚トラッシュ』のスタジアムに見えます。
現在ではグッズが多いデッキ(パオジアン)や、トラッシュが裏目になりにくいデッキ(古代トドロクツキ、たまにレジドラゴ)に採用されています。
複数枚のグッズを集める必要があったり、エネルギーやポケモンをトラッシュに送りたいようなデッキでの採用が多い印象です。
ポケストップが注目される理由
何故今になってこのカードに注目が集まっているかというと、新カード『夜のタンカ』が大きな要因となっています。
釣竿と違ってポケストップで落ちたポケモンやエネルギーをラグ無く回収出来るのでポケモンを巻き込んだ際のリカバリーが簡単になりました。
このカードを採用した古代デッキやパオジアンが強気にポケストップをプレイし、落ちたリソースを回収するプレイングが取れるようになったことでポケストップが注目されているわけです。
ポケストップの落とし穴
『使いやすくなって強いならいいじゃん』と思うかもしれないですが、実際にポケカをしていて「ポケストップに振り回されている人が多い」と感じます。
『ポケストップでカイを巻き込んでしまう』、『相手の貼ったポケストップを使用して必要パーツをトラッシュしてしまう』など…
このカードは山札3枚トラッシュするだけのカードになる可能性を抱えています。そのため、適当に回していると必要なカードを巻き込んでしまい大きなデメリットになってしまう可能性が常に付き纏います。
一見使い得みたいな見た目してますが得られる恩恵のブレが非常に大きく、『諸刃の剣』と読んで差し支えないピーキーなカードです。使い方を誤れば自滅してしまう一方で、「ネストボール」や「ふしぎなアメ」を加えて盤面展開したり「プライムキャッチャー」や「カウンターキャッチャー」などの勝利に大きく貢献するカードを手札に加えることも出来ます。
この記事では、ポケストップを使う人にも相手に使われる人にも『ポケストップを有効活用出来るように』知っていて欲しいことを解説していきます。
デッキ構築段階で意識すること
ポケストップを採用したデッキを使う場合、その恩恵を得られるようデッキ段階からポケストップを使うことを意識して構築するべきです。
ポケストップでトラッシュされてしまうカード(ハズレになるカード)は「ポケモン」「サポート」「スタジアム」「エネルギー」の4種類です。
裏を返せばそれらのリソースを回収、回復出来るような工夫をすれば裏目を少なくすることが可能です。
・ポケストップと相性の良いカード
①ポケギア3.0
ポケストップで手札に加えられるグッズでありながら、ポケストップでは加えられない「サポート」を探せる古き良きカードです。
ポケストップの入るデッキは特定のサポート(古代のオーリム、パオジアンのカイ等)に依存していることがあるので、ポケギアを採用していれば使いたいサポートを回収しつつ巻き込む心配を減らしてポケストップを使うことが出来ます。
②ともだちてちょう
「サポート」を山札に戻せるグッズです。
自身がポケストップで拾える「グッズ」であり、仮にサポートを巻き込んでしまっても「ともだちてちょう」があれば山札に返すことでリカバリー出来ます。
特に古代デッキだと絶対採用したいです。
後で書きますが、手帳で戻してすぐにポケストップ撃ったりはしないでください…
➂すごいつりざお
ポケストップで拾える「グッズ」でありながら「ポケモン」と「エネルギー」を戻せます、素晴らしい。
入っていないデッキの方が少ないので説明不要だと思いますが、使うタイミングには注意が必要です。
④夜のタンカ
上で書いた通りです。
釣竿と違って直接手札に加えられるので使い方に気をつける必要も無く、非常にポケストップ向きのカードです。
このカードがあるからポケストップが注目されていると言っても過言ではありません。
⑤大地の器
「エネルギー」になる「グッズ」です。
山札からエネルギーを加えられるので、釣竿で戻したエネルギーを手札に加えられます。
エネルギーをポケストップで巻き込みたくない「パオジアン」や「レジドラゴ」では重宝するカードです。
⑥(スーパー)エネルギー回収
役割は同じなのでまとめました
「グッズ」でトラッシュに落ちたエネルギーを回収出来ます。
ポケストップのリカバリー手段かつ、「パオジアン」、「オーガポン+タケルライコ」、「レジドラゴ」など技でエネルギーがトラッシュに行くデッキの場合は継続して攻撃するために必要不可欠なカードです。
至極当然ですが、当たり札となる「グッズ」を多めに取ればバリューが高くなるのでグッズの採用枚数を意識してデッキを作ると良いと思います。
ポケストップの使い方について
ここからが本題です。
適当にポケストップを使用してリソース不足になったり、ポケストップに振り回されるのは今日で最後にしましょう。
基本的なことですが、意識出来ればポケモンカードが上達します。
今日から使えるポケストップの基礎
①サーチはポケストップより先
超基本です
例:ネストボールを持っていてベンチに輝くゲッコウガを絶対に置きたい。
その際先にポケストップを回してしまうと、サーチしたいポケモンを巻き込んでしまう可能性があります。
この番置きたいポケモンが既に決まっているなら先にサーチからです。
②ナンジャモ後にポケストップを使う場合、シャッフルの有無を考える
基本です
例:貴方はパオジアンを使っている。ナンジャモで手札のスーパーエネルギー回収が2枚デッキ底に沈んでしまった。返しでリザードンを倒すためにはスーエネが必要。
この状況で山札をシャッフルせずにポケストップを使ってもデッキ底にあるスーエネは絶対に引っ掛からないので山札をシャッフルしてから使うようにしてください。
ただしスーエネとは別のカード(例えばカイ)も欲しい場合、混ぜずにキチキギスやビーダルを使用→シャッフル→ポケストップとすることはあります。
➂ポケストップは山札を圧縮してから使う
ここテストに出ます。
ポケストップは「なるべく山札のグッズの割合が高い状況」で使用するのが1番リターンが大きくなります。
最初に解説したボール以外にも大地の器やポケギア3.0などのカードはポケストップより先に使用してハズレとなる「エネルギー」や「サポート」などを取り除いてから使うようにしましょう。
これに関連してグッズ以外のカードを山札に戻す「すごいつりざお」や「ともだちてちょう」を使う際にはそれらの使用『前』か使用してボールやポケギアでのサーチ行為を行った『後』にポケストップを使うようにしてください。
ジムバトル出てると釣竿や手帳を使った後にポケストップを使用してしまい、今さっき戻したカードを巻き込んでトラッシュしている人を見掛けます。
これは本当に勿体無いのでやめましょう。
④複数枚のカードが絡む場合使用順を考える
これは少し難しい
デッキによっても異なってきます。
セオリーとして最後に使うことが多いです。
「パオジアン」の場合はビーダルが採用されているので、ビーダルの特性で引ける枚数を多くする(手札をなるべく少なくする)ことを重要視したいです。
ポケストップでネストボールやポフィンといったカードやスーパーエネルギー回収などの即座に消費出来ないカードを加えてしまうとドロー枚数が減ってしまうので、「ビーダル→ポケストップ」の順が良いです。
「古代デッキ」の場合は手札の枚数を気にしなくて良いので、「圧縮/サーチ行為→ポケストップ→緑の舞や隠し札→オーリム博士の気迫」といった順番でプレイして大丈夫です。
「最後ボスの指令を引けば勝ち」というあるあるシチュエーションの場合、手札に「ともだちてちょう」を持っていれば「ポケストップ→手帳ボス戻し→ドロー行為」とすることで圧縮された山札にボスを戻しつつドローで探せるので引ける確率が高くなります。(古代系、レジドラゴ等で使えるテクニック)
⑤山札の中身をしっかりと確認する
結構大切
終盤になると山札の総数も少なくなってくるのでデッキの中身をサーチ行為の際に覚えやすく、確認しやすくなります。
「ポケストップの当たりは○枚ある」、「○○が○枚あるから1枚は落ちても大丈夫」、「手帳とポケギアが手札にあるからボスが落ちても勝てる」などなど、山札をしっかりと確認出来ていればポケストップを使用すべきかどうかは自ずとわかってきます。
⑥本当に使うべきか考える
これは特に貼られる側が考えること
使わなくても要求を満たせるときや明確に裏目があるとき(万が一必要パーツが落ちた場合取り返しがつかないなど)には『ポケストップを使用しないことも立派な考え』です。
反対に『例え裏目があっても使ってボール類を当てないとどうにもならない』時や『1枚くらい落ちても大丈夫だ』という時には強気にプレイすることも視野に入れましょう。
過度に怖がって使わないのも闇雲に使うのもどちらもダメです。
⑦ポケストップは山札を3枚圧縮出来るカードでもあると認識する
これは意外と忘れがち
仮に3枚ハズレだったとしても山札を3枚分減らせているので使用することで山札の総数がその分だけ少なくなります。
グッズでない特定のカードを探しているときはドロー行為の前にポケストップを使って圧縮することで引ける確率を高くすることが出来ます。
ただし目当てのカードが巻き込まれてしまうケースもあるのでご利用は計画的に。
ポケストップを使う上で大切なこと
ここまでポケストップを有効活用出来るような使い方について書いていましたが、その上で皆さんに絶対に忘れないでいて欲しいことがあります。
それは『山圧縮やグッズの枚数などを意識して考えながら使っても巻き込む時は巻き込む』ということです。
どれだけプレイヤー側が徹底してポケストップを使用したとしても必要パーツを複数枚巻き込む時は絶対にあります、どこまで行ってもカードゲームな以上運要素は切っても切れません。
しかしながら、『ただ漠然と使って巻き込みが起きる』のと『意識して使って巻き込みが起きる』のは全く違います。
そういう時は仕方無いとすぐに切り替えて試合に望みましょう。辛いのはわかりますが、それが出来るプレイヤーはポケストップと上手く付き合っていけますし、勝ち筋を追える「上手い」プレイヤーになれます。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
『ポケストップ』はハイリスクハイリターンなカードなため、上手く利用しないと時には自身の首を絞めてしまうこともあります。
使う側は構築段階からリカバリー手段を多めに用意する、使うタイミングを考えて有効活用してください。
使われる側は仕様を理解して時には便乗して使う、時には使わないことで相手のポケストップを上手く利用しましょう。
あと凄く当たり前のことですが、ポケストップを貼ってくるデッキはメリットを受けやすいようなデッキ構造をしているので、『古代デッキやパオジアンのポケストップが上振れっぽく見えるのは仕方ない』です。
とはいえ貼られる側もネストボールやふしぎなアメ、カウンターキャッチャーに各種エーススペックなどポケストップに対応する汎用カードは入っているのでリスクリターンを天秤に掛けつつプレイすることも大切です。
それでは
良いポケストップライフを!!
おすすめの曲紹介させてください
Morfonica「One step at a time」
シティとか大会前にいつも聞いてます
大好きな曲