依存先を増やすこと
自立するというのは、依存先を増やすことだそうだ。
私が福祉を習う上で最初に学んだことだ。
熊谷晋一郎先生の記事に書いてあった。
障がい者となった上で自立した生活を営むためには、依存先を増やさなければならないそうだ。頼れる人、施設、制度を増やすことで、何かひとつに依存せずに、偏らずに生活出来る。こんな言葉で伝わるだろうか。
何かある度に、このことを思い出している。
何度も書いている気がするが、私の生活の中心はずっと恋人にある。恋人がいなければ寂しくてやっていけない。だけど、できればそんな自分から脱したい。自立したい。
恋人から自立するには、他に依存できるものを増やすことが手っ取り早くて確実だ。
例えば、趣味、友達、仕事とか。
私には暖かい時期にできる趣味と、仲良くできる友達と、たくさんシフトに入れるバイト先がある。これでいいじゃないか。まだ足りないというのか。
まぁこれまで本当に恋人の存在に頼りすぎていたので、無理もないかもしれない。
このことに気付けたのは、今の恋人が私を甘やかすことなく自分の生活を貫く人だからかもしれない。
今までの人たちは、私にデレデレで、私をとても甘やかしてくれた。わがままも聞いて、よしよし可愛いね、でもわがまますぎるね別れよっかって感じ。こんなソフトじゃないけど。
これに対して今の人は、わがまま面倒くせぇな、友達と遊びたいからちょっと離れて。って感じ。
ポジティブに考えれば、良薬口に苦しというか。使い方あってるか不安だが、今までの自分から脱して吹っ切れるためには、こういう人の存在が大切なのかもしれない。
まあ、私は恋人にはデレデレに甘々に甘やかされたいタイプなんだけど。面倒見てもらいたいんだけど。好き好き〜がいいんだけど。
少しは、私が自分の生活を楽しむための薬になったらいいなと思う。
写真は一人暮らしを始めてすぐに、スーパーに売ってたメランポジウムという花。枯らしてしまった。