くつした
はい。もう、正月ですね。やっぱりね。今日も神社に行ってきました。清明神社。ちょっと家からは遠くて、交通機関もバスと電車を乗り継がなきゃいけない感じ。また何かのタイミングで、とも思ったけど、散歩に出てみると自然と足がそちらの方向へ。
結局6km弱の道のりを歩いてしまっていた。天気も快晴で暖かかったのもあったかな。神社へ着くと、外側の鳥居も越えて道路まで参拝を待つ人の列が。「せっかくここまで」も、6kmを歩いてきた身にとっては、さっきそこにタクシーで乗り付けた参拝客とは一味違う。もちろん列に並ぶ。
前に並んでる若いカップルはなんだか「ケッタイ」な恰好をしてるし(ユルユルのズボンに工事現場の人が着るようなジャンバー。おっさんにはファッションのことは分からんからきっとオシャレなんだろうが、神社にお詣りする格好ではないと思う)、ベビーカー押してる若いお父さんは足元がクロックスだ。ゾウリで神様の前に立って何を祈るんかね?
ま~自分も一応襟付きのシャツは着てきたが、靴はスニーカーだし、人のことは言えないかな、と思いつつ、お詣りを済ます。お札やお守りをいただくのにももちろん列に並ぶ。私はお詣りがちょっと長いから、さっきのカップルは先に行ってしまって、前には別の若者グループ(男2,女1)がならんでいた。
彼らは、北陸の訛でどうでもいいことを話している。三人とも、「基本セット」みたいのをもらったみたいで、その中身を出して確認している。お札、お守り、ステッカー(清明神社は星型のステッカーが有名なのです。私もそれを目当てに来たようなもの)、そして、「撤下」と書かれた箱。これは、「てっか」と読み、神前に捧げられていた供物をいただくもの、でしょう。多分。私はそう理解しているんだが、彼らの内の一人が、「何これ?くつした?」だってさ。
もう、お正月に参拝するのやめよう。人も多くて心静かにお祈りできないし、列にも並ばなきゃいけないし、寒いし。敢えて、自分のことは棚に上げて言おう、ウマとシカばっかりだし。神社でいただけるクツシタならさぞかし暖かいでしょうね。足が丈夫になるでしょうね。ああ、僕もまた6kmを歩いて帰るから、そのクツシタ欲しかったなあ。初笑いと、初毒舌でした。