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動物と暮らす。 Vol.44

こんにちは。
perromart.jp 獣医師スタッフの原 駿太朗です。

我が家のワンニャンは全員いわゆる”雑種”と呼ばれる種類です。
少しオシャレにいうとミックスというやつです。

最近では初診カルテの犬種の欄に”マルプー”とか”チワックス”なんて表記をよく見かける様になりました。

マルチーズxプードル、チワワxダックスなんだなぁというのはすぐに分かるのですが、これは「犬種」と呼んでいいのでしょうか…?

「犬種」ってそもそもなんだ…?

ということで今日は「犬種」「猫種」というものについて調べてみました。



結論からまずお話しすると、犬種猫種というのはあくまで姿形に多様性のある犬や猫を特徴ごとで区別するための「便宜上の分類」であるということでした。

つまり、それぞれの犬種、猫種に学名などがあるわけではなく、あくまで犬は犬、猫は猫ということになるのだそう。(正確には品種になる?)

種類はそれぞれ複数の認定団体なるものがあり、
犬だとFCIFédération Cynologique Internationale)、JKC(ジャパンケネルクラブ)
猫だとCFA(The Cat Fanciers' Association)、FIFE(Fédération Internationale Féline)
などがあります。

品種を認定している目的は決まった容姿や特質ごとにスタンダードを定めることで世代を超えてその特質を維持・強化できる様にすること。


簡単にいうと、これが「日本人顔だ!」と決まりを作ってこれに近ければ近いほど優秀な日本人顔である。とする。みたいな感じでしょうか…?

出典:花王「日本人女性の「平均顔」とその測定値」

こう考えるとなんか急に変なシステムに思えてきたのは私だけでしょうか…?

ちなみに、犬種としての認定を検討されるには世界的にその組み合わせの犬猫の見た目や特徴が認知される必要がある様です。
もしかしたら将来的にはマルプーやチワックスなんかも正式な犬種になる日がくるのかもしれませんね!
(今は完全にただの造語です。分かりやすくて好きですけどね。笑)


あるべき容姿や特徴を定め過ぎてしまうのは、色んな遺伝的特徴を掛け合わせた方が生存に有利である。という生物の大原則に矛盾している気もしますが、このあたりはあまり触れない方がいいのかもしれませんね…。


諸々考えた上で、やはり僕はオンリーワンの”ミックス”派だなぁ〜。と思いました!
我が家の子たちが世界一です!!!笑


最後までお読みくださりありがとうございました。それでは、また来週。

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