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営業職からのキャリアチェンジ - 256timesユーザーインタビュー第2回
転職活動のために JavaScript のアプリを10個つくりあげて、地元からリモート勤務できるエンジニアとして転職した水上美月さん。「書いて、読んで、ともに学ぶ 参加型プログラミング勉強会」256times のユーザーインタビュー第2回です。
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プログラミングを始めたきっかけ
学習を始めるまでの経緯を教えてください
最初の体験で言うと、学生時代にほんの少しだけプログラミングの講座を取ったことがあります。それほど鮮明な記憶ではないのですが、自分の書いたコードで物を動かすのは面白いなと、その頃から興味は持っていました。
都内の大学を卒業するタイミングで地元に戻らなければならなかったことやプログラミングの経験もなかったことから、Web広告を扱う営業職へ就職したのですが、営業職として商品を扱いながら「ホームページ制作の仕組みって…?」などいろんなことを調べているうちにコーディングまで少し触るようになりました。
学習を始めてすぐは、いかがでしたか?
実は…少し恥ずかしいのですが、在職中は余裕が無くて、より効率的に学べるのならと年間60万円のオンラインスクールに申し込んだことがあります。良いサービスだったのですが、自分にはあまり合わず一度挫折した経験もあります。
その反省もあり、やるからには本気で頑張りたかったので、退職して失業手当を受給しながら半年間の期間制限を設けて、改めて学習を開始しました。まずは ドットインストール のような講座を無料から試してみて、続けられそうなものに絞って継続しています。
ドットインストールでの学習はどうでしたか?
今はドットインストール1本で学んでいるのですが、いろいろ検討する中で選んだ理由としては、3つあります。
レッスンの更新頻度が高いので、最新のコードの書き方を学べる
文字起こしのおかげで検索性も高く、調べなおしがすぐにできる
動画形式なので、コードを書く手順がそのままわかる
あとは精神面的なところになりますが、JavaScript の学習を始めて 1ヶ月経っても何も実装できない状態で、適性がないのかと思ったことも何度もあったので…。動画の節々で 「これは難しいので徐々に慣れていきましょう」という声があったおかげで、だいぶ救われていました。
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現在は、ドットインストールで学習を続けながらポートフォリオを制作し、地方からリモートで働けるコーダー・プログラマー・エンジニアの求人に応募して、目指していたキャリアチェンジが納得のいく結果で落ち着いたところです。
おかげさまで環境は整ったので、今後とも勉強をがんばりたいと思います!
256timesの印象
256timesに参加する前の印象は?
ドットインストールの動画でも紹介があるので、256times の存在は学習初期から知っていました。なんとなく難しそうだし、珍しい形のサービスなのでいろんな不安があって、すぐに参加にはいたりませんでした。
提出を忘れたり課題がわからなくて脱落したら、がっかりされないかな…
周りに迷惑をかけたり、恥ずかしい思いをしたらいやだな…
みんなが初学者だったら、わからないまま終わっちゃうのでは…
といったことを考えていたように思います。
あとは、実際に参加する前はどうしても情報が少ないので、ドットインストールの期間・金額と比較していたこともあります。
「それならドットインストールに日を割こう」「もうちょっと勉強してから 256times をやってみよう」と後回しにしていたのですが、今では「もったいなかったな」と思います。
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実際に参加してみて、いかがでしたか?
参加してみて、だいぶ印象が変わりました。ドットインストールの期間・金額とでは比較できない価値がかなり大きいなぁと思っています。
まず、参加前に抱いていた不安はすぐに解消できました。
課題の提出についてはリマインドメールがくるので、提出を忘れることや脱落することはありませんでしたし、複雑なことは何もなかったので、最初の1日を受講したら流れを理解できました。
「周りに迷惑をかけないか、恥ずかしい思いをしないか…」も杞憂で、皆さん自分と同じように自信のない中で参加していて、できる・できないではなく、何度も悩み、コードを書いている姿を見るだけで勇気づけられました。
課題がわからないまま終わってしまうこともなく、毎日、運営側からリアクションやアドバイスが届くので、模範回答(ひとつの正解)はなくとも「見てもらえているし、間違ったら導いてくれる」 安心感がありました。
そういった環境も含め、かけた費用以上の価値は担保されていると感じました。苦手分野に特化した実装(用意される課題)を 8つ、運営からのアドバイスもあって、他の人のコードも見れて…と考えると、本当にすごいです。受けてみると、「こんなに安くていいのかな…」と思います。
▼ トップページでは伝えきれない、256times の思いはマガジンでもまとめています
256timesの実際の様子
課題は難しかったですか?
私が参加したクラス(体験JavaScript UI制作編 Vol.1)では、1日に2問出題されて、早い人で合計20分、こだわったら数時間でもやれるような内容だと思います。 ヒントになるドットインストールの動画へのリンクがあるので、わからなくて完全に手が止まることはほぼないのではないでしょうか。
難しくてわからなくても、次の日に他の人のコードを見比べながら再提出すればOKです。もし仮に、全員が書き方を間違うことが万一あったとしても、運営からクラスへ向けたアドバイスが入るので、それを元にコードを修正できると思います。
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毎日どのぐらい時間をかけていましたか?
私の場合は、スキマ時間に30分~2時間くらい時間をとっていました。朝やることもあれば、夕方や夜にやることもありました。時間がなくて課題に取り組めない日があったとしても、5日間を終えてから、それまでの課題を振り返って土日に修正できるのも良い仕組みだなと思います。
独学だと生活の中で学習時間を確保したり、優先順位を付けたりするのってないがしろにしがちなので…。「〇〇さんが課題を提出しました!」というリアルタイムの情報が入るのも刺激になりました。
仕事と両立して短期集中で効率よくスキルアップしたい人
独学で学習サイクルを身につけたい人
には、すごく良いサービスなんじゃないかと思いました。
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他のメンバーとの学習はどうでしたか?
他の人とのコミュニケーションは(あくまで私の場合は)直接は取りませんでした。これがオープンチャットみたいな感じで、つかず離れずのほどよい距離感で安心できます。
脱落と人数制限の仕組みがあるからこそ、モチベーションの高い人が多いのも魅力だと思います。最初は課題がわからず白紙で提出していた人も、翌日、翌々日と書き直しながら最終的には全員がコードを書き終えた状態になっていたので刺激になりました。
「難しかった」「簡単だった」といった皆さんの感想を見ていると自分の習熟度が見えるので、学び直しや次の目標設定もできるのが良かったです。
コードの書き方も人それぞれに個性があるし、課題ごとに色々な書き方を試す人も多いので、「人のコードを見るのは楽しいな!」と思いながら過ごしていました。
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学習の成果はありましたか?
JavaScript は HTML / CSS の学習と違ってすぐに成果が出づらいので、できているのか・できていないのか、曖昧なまま独学している節があったのですが、Webサイトやゲームでよく見る機能の実装ができたので「今のレベル感でこれだけのものが作れるんだ」と嬉しくなりました。
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当初はスパルタなイメージを持っていましたが、「学びたい」気持ちを少なからず持っている人なら、良い意味で物足りないくらいです。「もっとやりたい」と思うはず。
▼ 水上さんが参加した JavaScript のクラスです
これから256timesへ参加する方へ
JavaScriptを学習し始めた頃のことを教えてください
もう、ひどかったです。1ヶ月くらい動画を見て勉強して、理解した気になるんですけど、いざ作ろうと思ったら本当に何をしていいか分からない…。固まって動けなくなっちゃうほどでした。
私は動画を見ながらコードを30回書いて消して…、を繰り返していたのですが、それで「考えて書く」 ことに手が慣れていったんです。何となく慣れてくれば、それに沿ってパズルみたいにプラスしながら覚えていけばいいので、だいぶ学習がやりやすくなります。
▼ 256times とは少し離れてしまうのですが、JavaScript の理解のきっかけや学習方法については以下の記事も参考になります
256timesの活用方法は?
もし、私が学習し始めの初日に戻れるとしたら、とりあえず JavaScript の講座をひととおり見て、文法がある程度だけ頭に入ってきた段階で 256times を含めたスケジュールを組むと思います。月に2週間受講して、残りを復習期間にする、とか。
インプットするのも大変ですが、アウトプットするときってその何倍も時間がかかるので、早めに「考えて書く」 ことに慣れるとかなり強くて、それをすっごく効率的にサポートしてくれるサービスだと思います。
▼ 雰囲気を知りたい方は、 無料体験クラスから始めることもできます
転職活動の様子
独学でポートフォリオを作る難しさは、どんなところでしょうか?
なるべく早く実務経験を積みたいので、採用していただけるレベル感で、かつ時間をかけすぎない、バランスのよいものを作りたいと思った時に、自分はどこまで目指せばいいのか分かりませんでした。
今回、転職を目的としたポートフォリオを作ろう思って、いろいろ調べてみたのですが…Webデザイナーの方や、JavaScript をはじめプログラミングをやっている方のポートフォリオなど、いろんなパターンがあって。
デザインや制作物のディテールもそれぞれだったので、何を参考にして作ればいいのかも分からなかったです。
▼ ちなみに 256times では、制作物をポートフォリオに掲載できる「案件修行」クラスを積極的にリリースしています
ポートフォリオを作ってよかったことを教えてください
退職したばかりでポートフォリオがなかった頃は、やっぱり転職先の道がなかったんです。もしかしたら地方ではなく、会社に通勤できる距離に住んでいたら違ったのかもしれないですけど、書類選考ではじかれる状態でした。
ポートフォリオを提出するようになってからは、面接の機会をいただける数が確実に増えました。「何かしらの開発経験がある人」みたいな募集をしているところに応募できるようになったのが大きかったです。
面接のときにも、基本的には「しっかりしたものを作られている」「よく勉強していますね」と、どんな企業様でも言っていただけました。
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最後に
学習中の方や、これから転職を目指される方にメッセージがあればお願いいたします
私けっこう、ガッツリ文系で…算数も英語も、すごくできるっていう方でもないんです。JavaScript は計算が出てきますし、頭の中でコードを組み立てていくのが難しくて。
独学ってしんどいですよね。私もそうなので、すごく大変だろうなと思います。「無理かな」って挫折しようとしたこともありましたが、それでも、たくさん書いているうちに着実にできることって増えていきます。
転職先についても、いろいろ妥協することも覚悟の上でしたが、最終的には私の今までの経歴と将来のキャリアビジョンにもぴったりマッチした良いご縁へつなげることができました。
早めの段階であきらめてしまうことなく、続けたら絶対に出てくるものがあるので、本当に心から「頑張ってください」と言いたいです。
水上さん、ありがとうございました!
▼ これまでのインタビューは以下からどうぞ!
▼ 256times - 書いて、読んで、ともに学ぶ、参加型プログラミング勉強会
▼ ドットインストール - 3分動画でマスターできるプログラミング学習サービス