子どもからの発信をキャッチすること
こんにちは☺ こどものせかいブログです。
保育においては、
待つということが、
とても大切と言われます。
基本的生活習慣が身につく過程でも、
最初はまだ不器用さがあったり、
衣服や自分の体のイメージが持てなかったり、
それをする意味がわからなかったりして、
モチベーションが持てないこともあり、
スムーズに出来ません。
それらの背景を意識して、
最初の段階では、
楽しく声掛けをしたり、
歌を歌ったりしながら、
その作業自体を、
楽しくすることで、
少しずつ意識出来るようにしていく必要があります。
その際には、
保育者の心と時間の余裕が必要ですね!
子どもからの
言葉での発信を育てるにも、
同じく余裕が必要です。
何か言おうとしているのを、
こちらが察知して、
『~したかったんだよねー』とか
『~だよね』
『~でしょ』
と、先回りして
セリフを奪ったり、
やろうとしていることを
こちらが先にやってしまったりすると、
子どもが発信する機会を
奪ってしまいます。
そのような対応を繰り返すと、
発信をあきらめ、
感情表出の弱い子どもになってしまう可能性があります。
言う必要がない!
言っても仕方がない!
と考えるようになります。
何か言おうとしている時には、
非審判的な態度で、
まずは、充分に聞くことに専念することです!
幼児期は、言葉の意味や概念を定着させていく時期ですので、
多少間違えていてもいいのです。
『そっかあ』
『わかったよ』
『なるほどね』
と返すことで、
また話したい!と思ってくれます。
この話したい!伝わって良かった!わかってくれた!という感覚が大切で、
次の発信に繋がります。
それが意欲に変わったり。
また、子どもがやりたい!というような、
ポジティブな発信は、
比較的誰に対してでも言いやすいです。
前に遊んだことのある遊びや、
おもちゃの要求みたいなことですね。
その反対に、
ネガティブな要求ですが、
『やりたくない!』
『これでは遊ばない!』
みたいな拒否をする発信があります。
この、やるかやらないかの2択の発信も、
比較的ハードルが低いです。
でもでも、
それに気持ちや状況の説明や理由が必要になると、
急にハードルが高くなります。
『私は~だから~がしたい!(したくない!)』
とか、
『~だから~してほしい(してほしくない)』
みたいなことです。
認知力や語彙力、想像力、概念を理解する力などが、
一定必要になります。
なので、年長になった辺りからは、特に意識したい保育のねらいです。
自分の気持ちが説明出来ることと、
状況が説明出来ることは、
割とリンクしていると思われます。
想像して話すのが難しい場合は、
見た目の説明が出来ても、気持ちの説明が難しいことが多いです。
学校のためだけにというよりも、
生きていく上で、
困ったら、自分の気持ちや状況を説明して、
理解してもらったり、
助けてもらうことは、
とても重要です。
自主自立!で、
何でも一人で出来ることを目指すよりも、
ある意味では、大切な事だと思います。
何でも一人で完璧に出来る人なんて、
そもそも居ないのですから。
やることをやった最後には、
人間関係があって、
人に助けを求められる人が、
勝ち!です。(あまり好きな表現ではないですが、、)
なので、
子どもの発信には十分に余裕を持って、
聞くことが出来るように、
自分から言葉で相手に伝えたい!
と思えるように、
普段の保育から心がけたいですね。
〈参考:『手伝って!』と言えるようになる前に必要なこと〉
最後までをお読みいただき、ありがとうございました☺
もし、共感できるところがありましたら、スキ!をよろしくお願いいたします!!