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ORCL【FY23 Q3決算】

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Oracle社が3/9(木)米国市場の取引終了後に決算発表を行っています。


✔︎ 企業概要

Oracle(ORCL)は、データベース管理システムを中心とした企業向けに特化したソフトウェアの開発・販売を行う企業である。

同社の製品やサービスは、主に以下のとおり。
📌ハードウェア
 サーバー、ストレージ、ネットワークなどのインフラストラクチャ製品
📌ソフトウェア
 データベース、アプリケーション、開発ツールなどのソフトウェア製品
📌サービス
 コンサルティング、教育、サポートなどのサービス

また、クラウドコンピューティング分野(Oracle Cloud)にも力を入れており、Oracle Cloudは、アプリケーション(SaaS)、プラットフォーム(PaaS)、インフラストラクチャ(IaaS)の全領域をカバーするサービスで、「高いパフォーマンスと信頼性」「柔軟な選択肢とコスト効率」「簡単な移行と管理」を実現するもの。

BingAIより引用・加筆

✔︎ 決算内容

⭕️ EPS $1.22(1.20)【YoY+8.0%】
  ➜ 恒常為替レートでYoY+13%
❌ 売上 $12.40B(12.42B)【YoY+17.9%】
  ➜ 恒常為替レートでYoY+21%

✔︎ ガイダンス

📌ガイダンスの発表はありませんでした

✔︎ CEOコメント

📌四半期ベースで大幅増益となったのは、インフラ、アプリケーションの2つのクラウド事業の売上高が、恒常為替レートで48%増加したことが要因
📌当社は、クラウドERP分野で圧倒的なマーケットリーダーであり、約10,000社のFusion ERP顧客と34,000社超のNetSuite ERP顧客を有している
📌当社の技術的に先進的で高度なGen2インフラ事業は、第3四半期に恒常為替レートで65%増という高成長を続けている

✔︎ CTOコメント

📌昨年6月にCerner社を買収して以降、医療分野の契約ベースが約$5B増加した
📌米国防総省、米退役軍人省、国内12州の病院グループ、イギリスの病院、カナダの複数の州、オーストラリア国防軍、プエルトリコの病院、中東各国など、国内外の多様な顧客を新規で獲得している
📌今後数四半期で新しいヘルスケア契約の締結が加速することを期待している

✔︎ 損益計算書抜粋・業績推移と見通し

✔︎ 業績指標の推移

✔︎ 情報ソース

✔︎ 各紙報道・要約

▶️Reuters

📌第3四半期(12月-2月期)決算は、総売上高で18%の増収を確保したが、市場予想をわずかに下回った
📌ただし、電子カルテなどを手掛ける医療情報技術企業サーナーの買収踏まえ、幹部らはアナリスト向け電話会見で、今後数四半期に医療関連顧客との契約増を見込んでいると、クラウドソフトについて強気な見通しを示した
📌同社はMicrosoft(Azure)とAmazon(AWS)が支配するクラウドサービス市場で大口顧客を獲得してシェアを拡大するため、サブスクでの提供を中心に製品ラインアップの強化に取り組んでいる
📌強弱入り交じる決算を受け、同社の株価は時間外取引で3%強下落した

▶️Bloomberg

📌12月-2月期決算は売上高がアナリスト予想並みにとどまり、クラウド事業は期待ほど伸びなかった
📌同社が事業拡大を目指し、注目度が高いクラウド部門の売上高は45%増だった
📌ウーバー・テクノロジーズと発表した案件を含むクラウド関連の大型ディールで、決算前に投資家の間で期待が高まっていたが、業績は「少し期待外れ」と市場関係者
📌ラリー・エリソン会長は、医療情報技術部門「サーナー」の成長がさらに力強さを増すと見込んでいる

✔︎ チャートと時間外株価の動向


✔︎ 注意事項

本記事の作成・投稿にあたりましては、当該企業発表の決算情報等を入念に確認し、正確なものとなるよう努めておりますが、錯誤や誤植などの可能性があることをご留意ください。なお、投資にあたりましては、各々で再度情報を確認されることをお勧めいたします。

当面、無料で全ての記事をご覧いただける形で運用していく予定ですが、記事購入の形で支援を頂けると、非常に嬉しく思います。頂いたご支援で新たなコンテンツ導入なども検討していきますので、よろしくお願いします。

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