2024/9/13(金)の宿題:唯一の魔法
『今日の宿題』(Rethink Books編、NUMABOOKS)に毎日取り組んでみる55日目。本日は近代ナリコさんからの出題で「弱っている他人をすこしでも楽にしてあげる、自分なりの魔法」について書く。
咳をするのは苦しい。子供の頃、季節の変わり目にいつも気管支炎になっていた。寝る直前まで咳をして、腹筋が痛くなるくらいだった。
咳をすると母が背中をさすってくれた。
大きくなって咳をしても背中をさすってくれる手がないことに気づいたとき、あれは愛の形だったのだと思った。
弱っている人が背中をさすれる関係性なら、いくらでも背中をさすってあげたい。
さすってあげられない関係性なら、せめてその人がその夜よく眠れるように祈っている。
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