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2024/9/22(日)の宿題:今日の宿題

 『今日の宿題』(Rethink Books編、NUMABOOKS)に毎日取り組んでみる64日目。本日は柴田元幸さんからの出題。

「宿題」というお題だそうなので、宿題についての問いです。
あなたが小学校の、そうだな、五年生の担任で、子どもたちに、算数や国語といった普通の宿題とはべつに、何か特別な夏休みの宿題を出すとします。
どんな宿題をあなたは出しますか?

『今日の宿題』Rethink Books編,143頁

 こういう宿題、わくわくする!

 私が小学生の頃にやったらよかったな〜と思った自由研究があるので、それを宿題にしてみたい。

 それは、「自分が生まれた次の日の新聞を読むこと」。それも、生まれた地域の地方紙であればなお良い。自分が生まれた当日のことが書かれるのは次の日の新聞なので、次の日というのも大事。
 その日がちょうど素晴らしいことが起こった日かもしれないし、逆にとんでもない事件や災害が起こってしまった日かもしれない。まあたいていは普通の、なんの変哲もないただの1日であることが多いだろう。
 でも、まさにこの日に自分が世界に出てきたのだと考えるとちょっと不思議な気分になりそうだ。私が生まれた日、別の場所で、どんなことが起こったのか? 些細な出来事であれ誰かの大切な営みなので、なんだか愛しく思えそう。
 自分が生まれてきた日がどんな日で、そんな日にお母さんやお父さんやおばあちゃんやおじいちゃんがどんなに大変でてんやわんやして、でも嬉しかったのか、そういうことに思いを馳せるのはいいことだと思う。

 また、過去の新聞は図書館で読むことができるはずなので、利用の仕方を教えて実際に自分で行ってみることもいい経験になると思う。図書館を使うハードルが下がれば、世界が広がる。

 どこかでは実際にこんな宿題が出ているだろうか? だとしたら羨ましい。


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