2024/8/13(火)の宿題:夢と現実の垣根
『今日の宿題』(Rethink Books編、NUMABOOKS)に毎日取り組んでみる24日目。本日は石川美南さんからの出題で、「夢の中の地図」について書く。
夢の中の地図
私の夢には地図がない。というか夢の中で移動するシーンがあることが稀有だ。
例えばドアを開けたら、そこの角を曲がったら、あるいはただ単に振り向いたら、もう別の場面に移っている。脈絡なくシーンが移り変わり続けて、いつか目が覚める。
夢に地図があったらどうだろう。おもしろそうだ。夢の中ではどこへでも行ける。行ったことがない街にも、海外にも、空の上にも、もう行くことができない場所にも。夢の中の行ける場所への地図を広げるために夢に長居してしまいそうだ。なんだかRPGゲームのやりこみ要素みたいな感じ。そこにいる住人と話したり、好感度上げイベントをやったりすることになるのかな。
そうして私はどんどん夢の中にいる時間の方が多くなっていく。ついには目覚めなくなる。私が死んでも私は夢を見ている、そうなったら、いいのか悪いのかわからないな。
一時期、夢日記をつけていたことがあった。夢日記をこまめにつけることで明晰夢を見ることができるようになり、夢を操れるようになるとか。
しかし私の場合、夢日記を続けることで明晰夢は見ない割に、夢と現実の垣根が低くなりつつあった。具体的には、枕元に置いたiPhoneを食パンだと思って齧ろうとしてしまい、画面に貼っていたガラスフィルムを割ってしまったのだ。この調子じゃ眠っている間に部屋の中の物を破壊してまわりかねない。それから夢日記をつけるのをやめた。
夢は忘れてしまうのが一番なのかもしれない。でも友人のおもしろい夢の話は聞きたいな。見た夢の話を楽しく聞けることって、そういう種類の愛だと思っている。
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