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2024/9/15(日)の宿題:青木まりこ現象

 『今日の宿題』(Rethink Books編、NUMABOOKS)に毎日取り組んでみる57日目。本日は河野通和さんからの出題で「青木まりこ現象」について書く。

“本屋でトイレに行きたくなる”ことを、なぜ「青木まりこ現象」というのか?
そのルーツは今から30年ほど前にさかのぼります――。
――1985年に発行された『本の雑誌』の読者欄に、一般読者からの一通の投稿が。
青木まりこと名乗る女性からの投書内容は、「本屋にいるとなぜか便意をもよおします。」という趣旨のもの。
それを読んだ同じ悩みを抱える読者たちから、「自分も同じ症状になる!」といった投稿がたくさん寄せられたそうです。
これがきっかけとなり、「青木まりこ現象」と名前がついたのだとか。

青木まりこ現象とは? 本屋でトイレに行きたくなる理由と由来


 私は本棚を眺めていたらなんとなくトイレに行きたくなるな〜というのが先行していて、後から「青木まりこ現象」と呼ばれているのだと知った。
 一説によると本のインクに含まれる化学物質が影響するとも考えられるらしいが、家の本棚を見ていてもそうだったので説明がつかない。

 個人的には、我が家にトイレ本が置いてあったからこうなるのではないかと思っている。
 小学生の頃、父が三国志を置いていたり母が大島弓子を置いていたりした。今思うと競い合うように置いてあったので子供に対するなにかのメッセージだったのかもしれないが、マンガを自由に読めなかった小学生時代の私がそれを読まないわけがなかった。
 結果、私は大島弓子が大好きになったし、大島弓子マンガとの思い出はトイレの中で作られたものだ。トイレと読書が結びついてしまっているのではないだろうか?
 
 一人暮らしをしてからはトイレ本は置いていない。それでもいまだに本屋でのトイレ使用率はとても高いから、自分の根っこのところで条件づけられているのかもしれない。

 と、ここまでは私の話をしたが、「青木まりこ現象」と名のつくほどに多くの人が体験していることだ。その全員の家にトイレ本があったのだとしたらおもしろい。そんなことないんだろうけど。

 本がたくさん並んでいるとちょっと目がまわるというか、ある種の興奮状態になる気がしている。
 また、自然界において生物は用を足すときに一番危険に晒されるため、自分を鼓舞するように神経を昂らせて用を足しに行かねばならないとか。
 この2つの興奮状態がなぜか似ていて、それを便意と勘違いする、あるいは便意に接続されて、トイレに行きたくなるのではないだろうか?
 3分で考えたにしては納得のいく仮説が立てられた、気がする。

 先日、新宿紀伊國屋に行った際もトイレに行きたくなった。2階のトイレに行こうとしたら大行列! みんな行きたくなるんだな、と共感を覚えながら急いで上の方の階にあるトイレに行った。

 トイレに行きたくなったら、デパートとかの上の階が狙い目です。

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