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2024/8/18(日)の宿題:動物が好き
『今日の宿題』(Rethink Books編、NUMABOOKS)に毎日取り組んでみる29日目。本日はかわしまようこさんからの出題で、「動物のひとつひとつの命と平等に向き合うためには」について書く。
命と向き合うことって難し~
動物が好きなほうだと思う。友人が飼い始めた小型犬を自分の孫みたいに思っているし、道ですれ違うペット達はつい目で追ってしまう。私もいつかは犬と猫を飼って幸せに暮らしたいと思っている。
ただ、ペットショップやブリーダーには疑問を抱いている点もある。血統書付きの犬や猫を産むために、何頭も子供を産まされる犬や猫がいること。多頭飼育崩壊のような状況で繁殖させられる場合があること。売れ残った犬や猫。
そういった全てに加担したくなくて、いつか犬や猫を買うなら保護団体から引き取ることにしようと考えている。
また、のらねこや野鳥を観察するのも好きだ。歳を重ねるごとに動物への愛情が深まっている気がする。カラスも鳩も見ている分にはとてもかわいいなと思っている。
一方で、最近、野食ハンター茸本朗さんのチャンネルをかなり頻繁に見ている。罠にかかった野生動物をしめて、皮をはいで解体して、調理しておいしく食べる。それはタヌキ、ハクビシン、キョン、ウサギ、カモ、カラスなど、私たちが普段からよく見ているような、そして普通はあまり食べないような動物たちである。
動画の中では増えすぎた特定外来生物等の有害鳥獣の話も出てくることがあり、とても興味深い。増えすぎた野生の動物が農作物を食い荒らしたり、他の動物の生態系に影響を与えたりする。彼らは彼らの生活をしているだけなのに、人間の都合で有害認定されて駆除の対象となっている。
駆除されて捨てられる一つの命のことをかわいそうだと思っている。そして動物を勝手に駆除対象とするのは勝手すぎるなあと思う。人間だって、他の生物に影響を与えまくっているのだから駆除対象となってもおかしくない。
ただ、そういった動物に困っている農家の方や住民の方からすれば、安全圏から投げる私の感想はただの綺麗事だ。人間が暮らしていくためには有害鳥獣の駆除もまた重要な営みなのだ。
じゃあ、有害鳥獣も食べられるものは全部食用にして、無駄な殺しにはしないようにすればいい……というのもまた安全圏からの綺麗事だ。食肉として流通させるための手間がかかりすぎれば、販売しても赤字になるだけかもしれない(このようなことは茸本さんの動画でも述べられている)。
私の頭の中では、愛玩動物たちへの愛と、その裏で生まれる不幸せな愛玩動物たちのこと、野生に生きるかわいい動物たちと、それを迷惑に思う人間、そしてかわいい動物たちがしめられ皮をはがれ解体されて食用になっていく、あるいはそのまま処分されていく姿がぐちゃぐちゃに混ざり合って一つの引き出しに入っている。
ひとつひとつの命と平等に向き合うための答えは、渾沌の中から探し出せない。
せめてできることとしたら、普段飼っている肉を無駄にしないとか、有害鳥獣駆除の過程で発生したジビエの肉が流通したらそれを食べるとか、ペットショップから動物を買わないということくらいだろうか。なんてちっぽけなんだ。びっくりした。宿題に対してできることが少なすぎる。無力だ。
本音を言えば全ての動物が寝床で安心して眠ってほしい、ただそれだけなんだけどなあ。肉食とかやめて、光合成で生きられたら全ての動物が平和になりますか?