2024/8/25(日)の宿題:また会おうね
『今日の宿題』(Rethink Books編、NUMABOOKS)に毎日取り組んでみる36日目。本日は最果タヒさんからの出題で、「自分だけの言葉で大切な人に気持ちを伝えるなら」ということについて書く。
大切な人たちへ
家族とか、パートナーとか、友達とか、大切な人はたくさんいる。その大切さの度合いは正直に言うと人によって全然違うから、一概に好きだとか愛しているとかでは気持ちを伝えることができない。
特に大事な家族とかパートナーでも、抱いている感情は相手によって違う。
母のことは自分の半分のように思っていて、絶対に悲しませたくないし、楽に暮らしていてほしい。強い人だから無理をしていないかという心配も抱いている。父は怖さと共に愛情を受けていると感じている。それと同時に不器用でかわいそうだなと思ったりもする。妹にはのびのび好きなことをしてほしい。そして今まで傷つけてごめんという気持ち。パートナーには、私が苦手なことをさくさくやってくれる信頼とか尊敬もあるが、小さな子供みたいに見えることもあって寛容さを心掛けていたりする。
誰にも同じ気持ちは抱いていない。その全員に気持ちを伝えられるとしたら、「また会おうね」くらいだと思う。
実家を出たときに、生きているうちに家族とはあと何回会えるだろうと思った。
パートナーと一緒に暮らす前、じゃあねと電車に乗っていく姿を見送るのは寂しかった。
一緒に暮らし始めてから、どこかへ出かけた後に一緒の家に帰れることが嬉しかった。
毎晩寝るときには心の中で「また会おうね」と言って自分の寝室に入る。
友人と別れるとき、次に会う予定を決めてくれるのはとても嬉しい。
大切な人を大切に思うとき、また会いたいという気持ちと共にある。また元気で会いたい。これが最後じゃないことをいつも願っている。
それでも最後は突然、そして知らないうちに訪れている。亡くなった祖父母と最後に会ったとき、これが最後だと思っていなかった。もう会わなくなった友人と最後に会ったときもそうだ。いつの間にか会わなくなった。
だから「また会おうね」って伝えたい。大切な人には、意識的に。
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