見出し画像

ディスクブレーキへの乗り換え

それは練習会の帰り道。秋山村から相模湖抜けて裏大垂水に出るまでの帰路での話。チームメイトのゆーや氏からの「何を重視して次の自転車を考えてるんですか?」との問い。ごく普通のやりとりだが、考えてるうちに以前にもこんな心境になったことあるな、と。さて、いつだったかと思いを巡らし、今の妻と結婚すること決めたときか、と思い当たる。自転車をみれば、配偶者が想像できるのではないかとの説を提唱してみた。ということで、次期配偶者へ求めることをまとめてみた。


・次の自転車に求めるもの

  1. ディスクブレーキ

  2. Di2

  3. エアロ

  4. 軽量化

  5. コスパ

ディスクブレーキ、これが乗り換えの主目的。去年、雨のロードレースにいくつか出たが、ウェットの下りではリムブレーキとディスクブレーキでは勝負にならないことを痛感した。まったく別の乗り物と考えていいと思う。晴天のレースでも群馬CSCのような小刻みなコーナーが続くコースでもディスクブレーキとリムブレーキではブレーキタイミングが異なり、ディスクブレーキの方が有利と感じた。ヒルクライムや晴天のレースだけで考えれば戦力としてはリムブレーキでまだ戦える。

Di2については、マストとは考えていない。でも最近は機械式だと使えないフレーム増えてたりするので、状況次第かな。油圧ディスクではDi2化しないとプラケットがデカすぎるとの情報もあるが、機械式にすることで軽量かつプラケットも小さいものにできるらしい。ただ、機械式ブレーキ、Equalも万能ということもなく、100キロくらいでパッドのクリアランス調整が必要との情報もある。監視官のバイクは確かに高頻度で停止して、ブレーキの引きしろを調整している。私も100キロくらいまでのロードレースは出るので、それを考慮すると、EqualよりはDi2の方が望ましい。


エアロについては、正直効果があればあるほど、と思っている。ただ、個人的はエアロロードに乗るよりも人の後ろにつく方がエアロだと思っているので、エアロはそんなに重視しないでいいかなと思っている。エアロに振りすぎて重くて踏めない、なんてことにはならないように考えている。脚力があれば、そんなこと気にしなくてもいいんだろうけど。

軽量化については結構重要視している。8キロ付近のバイクは私には重すぎる。これまで軽量バイクに乗っていたから、あまり重くなると無理かな。重くても7.5キロは下回りたい。

私はロスジェネど真ん中なので、どうしてもコスパを気にしてしまう。ハイエンドロードフレームはどうしてもコスパが悪いが、金銭的余裕があまりない状況、ふんだんに欲しいものを使えるという環境ではない。最近の高額化を加味しても、MAX100万円以内に抑えたい。また、年間のレース参戦費用を圧迫したくないので、可能な限り安く納めたいとも思っている。


•繰り越して使いたい機材

  1. ハンドルバー

  2. ステム

  3. サイクルコンピュータ


今使っているから移植したい機材は偶然にもハンドル周りに集中した。ハンドル周りは変更すると大きく変わるのでなるべく変更したくない。ステムはどうしてもフレームにより専用ステムとか、一体式ハンドルとかなので、なるべくならいまのステムが使えるフレームがいい。いまのEASTONのEA90は専用のサイコンマウント付きなので、これが使えるのが理想。全てが解決できる。ステム一体式ハンドルとか、ポジション探れないのでなるべく避けたい。


ここまで整理して、自分なりにコレ!と思える自転車を現段階で5つほど挙げてみる。


canyon AEROAD CFR

パワーメーターも標準装備だし、いきなりだがこれしかないんじゃないかという感じ。ステム一体式ハンドルなのと、付属のホイールがリムハイト高すぎるかな、ってのが少し引っかかる程度で、それ以外は最高としか。コスパ最高、実績も。唯一の難点は、超合金のお店で扱っていないことか…。

Ridley Helium SLX

スッキリとした見た目で乗り味にクセがなさそう。ざっくり計算した限り、軽量だしコスパもいい。あまり乗っている人を見ないのもポイント高い。私の性格上、好きそうなところを全て抑えている。パヴェでテストした、とかめちゃくちゃ私好みなフレーズ。ハンドルを移植出来そうなのもポイント高い。

Bridgestone RP9

いわずもがなのスーパーバイク。RX高岡さんも乗っている。アルテ仕様であれば、コスパも抜群。問題は入手性と人気がありすぎて人と被るところか。メジャーなものを好まない、生まれながらのマイナー志向なので…。


Cervelo R5

サーヴェロはS5の衝撃が強く、R5の印象はあまりない。重量とか、チームメイトの評価を聞く限り、値段以外のネガ要素はなさそう。ゆーや氏イチオシのフレームでもあったので、縁があればチョイスすると思う。

Colnago V3-RS

正直、コルナゴとは、昔のスチールフレームメーカーのイメージしかなかった。UAEがワールドツアーで使ってるし、ポガチャルが勝ちまくってるけど、レース用というイメージがあまりなかった。私のような中高年が大枚はたいて床の間に飾る盆栽バイクのイメージ。今回、超合金に勧められてまじめに調べてみたが、上記要件を全て満たす気がした。何より見た目が美しい…。あれ、これはヤラレちゃったかもしれない。


さて、この中に次の配偶者はいるのか…。悩んでいる時こそ幸せというもの、いざ買ってみたらそこからの悩みもあるのだろう。買い替えたらそこからの数年、健やかなるときも病めるときも共に過ごすものなので、悔いなく選択することにしよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?