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ゲーミングPCのPCと画面の関係

 初めてPCを買う人の中にはモニタとPCの区別がついていない人がいます。

PCの形状は3種類

PC3種説明

 PCの形状は大きく分けて3種類あります。
タワー型デスクトップPC
 家庭や家電量販店ではあまり見ない形状です。
 ①PC本体②画面③キーボードで構成され、持ち運べません。
一体型デスクトップPC
 家庭や家電量販店でよく見る形状です。
 ①PC本体+画面②キーボードで構成され、持ち運べません。
ノートPC
 家庭や家電量販店でよく見る形状です。
 ①PC本体+画面+キーボードが一体化していて、持ち運べます。

「画面=PC」という勘違い

 家庭や家電量販店にあるPCの多くが一体型かノート型のため、映像が表示される部分をPCと勘違いしている人がいます。そのため、タワー型を見ると「画面と謎の箱」と言ったりします。
 しかし、画面はあくまでも表示する役割しかありません。PCとしての機能は一体型なら画面の裏、ノートPCならキーボードの下に入っています。タワー型の場合は、画面の隣にある謎の箱こそがPC本体です。
 勘違いしている人はPS4とTVの関係を思い浮かべてみましょう。映像を表示しているのはTVで、その隣の箱こそがPS4です。これが理解できるとタワー型にモニタが付属していないことも納得できるはずです。

更に詳しく

タワー型デスクトップPC
 PCの基本の形です。
 PC本体が大きい割に中身は空間があります。この空間が冷却に重要な役割を果たすため、高性能PCほど大きくなる傾向があります。
 ゲーミングPCは3Dゲームに必要不可欠なグラフィックボードという大型パーツを搭載するため、タワー型が主流です。
 画面部分は別売りで21.5型~24型と組み合わせることが主流ですが、更に大きなモニタを選ぶこともできる上に2台~4台、あるいはそれ以上を接続することもできます。
 キーボードも好みに合わせて選べます。
一体型デスクトップPC
 画面の裏側にPC本体の機能を収めているため見た目がシンプルです。
 しかし、タワー型に比べて空間が狭いため高性能にしにくく、デスクトップの名称でも中身はノートPCと同じパーツが使われています。
 メールや動画視聴、文書作成などの事務的な作業には十分なため家庭用としては使えますが、グラフィックボードを搭載したモデルは皆無に近いのでゲーミングPCとして選ばれることはありません。
 画面部分は21.5型~27型が主流です。
ノートPC
 一体型より更に空間が狭く、持ち運ぶために軽量にすること、バッテリーの駆動時間を伸ばすこと、などの制約があるために性能は低めです。
 グラフィックボードを搭載したゲーミングノートPCもありますが、重くて駆動時間が短いなどの欠点があり、これらを解決するモデルは値段が割高という状態です。
 画面部分は14型~15.6型が主流で、これより小さいモバイルノートや据え置き前提の17型もあります。
 デスクトップに比べて持ち運べることがメリットですが、画面が小さい、画面とキーボードが一体化しているため姿勢が固定される、画面やキーボードの部分だけが故障してもメーカー修理あるいは買い替えになる、特殊なキーボードの配列がある、好みのキーボードを使えない、デスクトップ+モニタより高価、などのデメリットが多いのでゲーム用途では特にお勧めできません。

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