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ゲーミングPCのfpsとHz
ゲーミングPCの話では、
「fpsがいくつ出るのか」
「モニタは144Hzなのか」
などfpsとHzという言葉が出てきます。
fpsとは
fpsはフレームレートのことで1秒間に表示される画像の数を表しています。
単位はfps(frames per second)です。
60fpsなら1秒間に60枚の画像を表示します。
枚数が多いほど映像が滑らかに動いているように見えます。
「多いとは何枚か?」「滑らかとは何fpsか?」の定義はありませんが、以下に例示したfpsから考えると、人間の目(と脳)は30fpsあれば動いているように認識し、60fpsがほぼ基準、それ以上は多い(高fps)と言えそうです。
・アニメ:24fpsまたは30fps
・映画:24fpsまたは30fps
・ニコニコ生放送:30fps推奨
・YouTube:60fps推奨
・Nintendo Switch(本体画面):30fps
・Nintendo Switch(TV接続時):60fps
・PS4:60fps
・PS5:120fps
・ゲーミングPC:ゲームの設定やPCのスペック次第
※FPSはFirst Person Shooterの略で、一人称視点のシューティングゲームを指すこともあります。
Hzとは
Hzはモニタのリフレッシュレートのことで1秒間に表示される画像の数を表しています。
単位はHz(ヘルツ)です。
60Hzなら1秒間に60枚の画像を表示します。
・一般的なTV:60Hz
・一般的なPC用モニタ:60Hz
・ゲーミングモニタ:144Hz
ゲーミングモニタと呼ばれるようになったのは120Hzが登場し始めた頃からと記憶しています。その後144Hzが主流になり165Hzや240Hzなども登場しました。なお、ゲーミングモニタの明確な定義がないため応答速度が1msなら60Hzでもゲーミングモニタと名乗っていることがあります。
また、60Hzモニタよりも144Hzモニタの方が動きが滑らかに見えますが、静止画では違いはありません。
fpsとHzの関係
fpsもHzも1秒間に表示される画像の枚数のことですが、fpsはPCから(モニタへ)出力される枚数、Hzはモニタから(人間の目へ)表示される枚数です。
つまり、PCから144fpsで出力してもモニタが60Hzなら人間の目に届く枚数は60枚です。逆にPCから60fpsで出力していれば144Hzモニタを使っても60枚しか見えません。
ゲーミングPCのfpsとは
ゲーミングPCごとにfpsが決まっているわけではありません。
fpsはゲームタイトルやゲーム内の設定、場面によって常時変動します。
ゲーム起動後のタイトル画面では200fps出ても、キャラクターが動き回る戦闘シーンでは60fpsに下がり、爆発シーンで噴煙などが多ければ30fpsを下回るということもあります。
またゲームによっては公平性の観点からオンライン対戦では60fpsを上限としていることもあります。
したがって、ゲーミングPC(CPU、GPU)の性能、解像度、ゲーム内の画質設定などを決めた上で、最低fps、平均fps、最高fpsが検証されます。
PCが高性能でゲームにfpsの上限がなければ500fps出ることもあります。
PCが高性能でもゲームの上限が60fpsならそれ以上は出ません。
PCが低性能ならゲームが無制限でも30fpsしか出ないこともあります。
ゲーミングPCを選ぶ時はこれらを考えながらネット上の検証記事や検証動画を参考にしてPCの性能を決めます。
ゲーミングPCの性能とは
fpsを左右するPCの性能(スペック)はCPUとGPUで決まります。
いずれも性能が高ければfpsも高くなりますが値段も高くなります。
PCの比較サイト【ニコニコロニー】では、CPUとGPUからPCを探しやすいように一覧表にしています。