愛犬・外飼いトイプードルの思い出45
愛犬には白内障の初期症状があった。
目が少しずつ白くなってきて、足腰が弱ってきたのか、見えにくくなってきたのか、あるいはその両方なのかよく分からないけれど、階段で時たま躓くようになったり、庭を駆け回ることが少なくなっていた。
トイプードルは白内障になりやすい犬だそうた。
白内障は不可逆の病気だから、動物病院で処方されたビタミン入りの目薬をさしても回復するわけではなかった。それでも、白内障でほとんど目が見えなくなった近所の犬の話も聞いていたので、なんとか進行が遅くなればいいなと思って目薬は続けていた。
そんなある日、家族が「目ぱっちり」という犬用のサプリを買ってきた。謳い文句は「視界が気になるワンちゃんに」で、目の健康に効くという。主成分はブルーベリーや黒大豆、ルティンなど。同じような商品が人間用にもあるけれど、本当に効くのかな?
ところがこれがよく効いた。飲んだ翌日、急に庭を駆け回るようになったのだ。ええー!いくらなんでもそんなすぐに効果でる?
人間なら暗示にかかって効いたような気になることもあるかもしれないけれど、犬にはそういうメンタル的な作用はないだろうから、やっぱり効いたのかしらん?
その時は庭の奥の方でウ〇チをして、スッキリして気分はつらつになったのか、雑草だらけの庭をピョンピョン跳んで戻ってきた。ホントに見えるようになったの?昨日、たった1回、1粒飲んだだけで?う〜ん、にわかには信じられないんだけど……。
でもまぁ、愛犬が身軽に飛び回われるようになったのだから良しとしよう。あの時は、なんだか私までやけに嬉しかったな。ピョンピョン跳びはねたくなるくらいに(^^)