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愛犬・外飼いトイプードルの思い出08

外飼いの愛犬は雪が降ると家の中に入れてもらえた。

暖かい部屋に入ってもまったく落ち付かないのは外犬の悲しい性か。
何か落ちていないかと食卓の下と台所の床を嗅いで回り、ゴミ箱に鼻を突っ込んでひっくり返し、ソファに飛び乗っては足でカリカリしてカバーを傷つけ、人の顔を見てはワンワンけたたましく吠え、挙げ句の果てに粗相をする。家に入れたとたんに手のかかる困った犬だった。

台風の時も、家の中に入れてもらえた。
そして雪の日と同じようにがちゃがちゃして、怒られるのが常だった。

台風一過の朝、まだ少し風が強い中を散歩するのは気持ちが良かった。ようやく外に出られた愛犬も同じなのだろう、心なしか普段より足取りが軽いように見えたのは、人間の勝手な思い込みだろうか?

雨ニモマケズ 風ニモマケズ (少々ノ)雪ニモ夏ノアツサニモマケヌ
丈夫ナ外飼イトイプードル だった





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