【POG23-24】指名馬前半戦結果と全体考察
シーズン前半戦指名馬の結果
指名馬一覧
ディープ、キンカメが不在になってから3シーズン
結果が伴わなくなってきた
過去記事にルールと過去の成績を載せているが
理由の一つに種牡馬の傾向と対策が不足していることにあると考えている。
入札やウェーバー方式による巡り合わせも重り過去最低ポイントで終了した22-23シーズンに顕著である。
今シーズンはモーリス、エピファネイア、ドゥラメンテ産駒は
上限の2頭まで指名すると決めており当たり外れの読めない
ハーツクライ産駒は敬遠。新種牡馬は生産側の期待の大きさから
ブリックスアンドモルタル産駒を。美浦の坂路改修があることから
栗東中心の選択をした。来シーズンはスワーヴリチャード産駒は
1頭選択したい。ロードカナロア産駒、ダイワメジャー産駒が指名馬に
いないのも時の流れを感じる結果であったがキタサンブラック産駒を
選択できていないのもまた自分らしい。評判馬だったため1頭のみ
下川辺牧場産駒が入っているのは新しい試み。
前半戦指名馬結果
今のところ全く期待が出来ない結果ではなかった。
4勝/2着3回/3着1回/4着以下3回
10頭中7頭がデビュー。未出走組も2頭入厩しており
まずは出走するという観点からはまずまずか。
昨年1シーズンで獲得したポイントを既に超えており
（昨年どんだけダメだったのか・・・・ほんとに・・・悪夢です）
重賞でも通用するであろう馬もいるのは秋以降楽しみな材料。
初戦ボンドガールに敗れたものの当該新馬戦上位6頭が勝ち上がっていて
伝説の新馬戦とも云われているレースで2着となりその後の未勝利戦を
手堅く勝ったチェルヴィニア。日刊スポーツ2歳馬番付でも大関にて
掲載されていることから次走のアルテミスSに期待をしたい。
テラメリタは今年の1番星を飾ったがレースレベルからして1勝の役目
を果たしてくれてよかったと思っている。
フェンダーは初戦まさかの大惨敗を喫して前評判倒れかと思ったが
2戦目鮮やかな逃げ切りで勝利。気性が幼く調教もバッタバタなことから
このまま逃げ馬として活躍を期待したい。明日のアスター賞が試金石となる。
インビジブルセルフ（WC枠）期待していた圧倒的な強さを感じられなかった新馬戦ではあるものの池江調教師のばりばり鍛える調教で秋以降
どういった成長をしているか楽しみではある。まずは次走芙蓉Sでの
走りを楽しみにしたい。
コンドライト（WC枠）調教がよく見えただけに残念な初戦。
大敗したわけではないもののルメール騎手より『まだ重い。距離が足りない』などキレ不足を感じさせるコメントもあり心配である。
ドゥマイシングが2戦目でダートで出走も着外の結果であることから
同じようにならないか心配である。
マックスセレナーデは初戦2着ではあったものの次走に期待のできる走りで
すでに再入厩をしているため初勝利を飾ってほしいと期待している。
カルパ。須貝厩舎×金子真人HD/ソダシの下/白毛ということで楽しみに
していたが2戦を見る限りは初勝利に時間がかかりそうな感じ。
父モーリスの為来春位に真価を見せてほしい。
アウェイキング今年大渋滞中の矢作厩舎。藤田軍団の1頭で音沙汰なさ過ぎてデビューできるのか？と心配していたら今月入厩。マイル路線での活躍
を期待しての下位指名なだけに初戦を見守りたい。
ウィージャスト中内田厩舎の馬を取りたくて指名した馬。現在状況が
わからない唯一の馬…
フォーエバーヤングこちらもアウェイキング同様矢作厩舎×藤田晋。
リアルスティール産駒で評判が良かった1頭で10頭目の指名ながら
下位指名の中では現在1番期待できるかもしれないと思っている。
入厩しておりこちらもデビューが待たれる。
シーズン全体の前半戦考察
※データは全てnetkeiba検索より集計
【生産牧場別勝利数※2勝以上】
☆49勝
ノーザンF
☆21勝
社台F（社台ファーム/社台コーポレーション合算）
☆5勝
下河辺牧場
☆4勝
チャンピオンズファーム
ダーレー・ジャパン・ファーム
☆3勝
ビッグレッドファーム
ノースヒルズ
三嶋牧場
☆2勝
平野牧場
千代田牧場
さとう
田端牧場
日進牧場
笠松牧場
ケイアイファーム
レイクヴィラファーム
笠松牧場
【馬主別勝利数※3勝以上】
☆11勝
サンデーレーシング
☆7勝
シルクレーシング
☆6勝
キャロットファーム
社台レースホース
西山茂行（ニシノ○○/セイウン○○）
☆5勝
ゴドルフィン
ビッグレッドファーム
☆4勝
吉田勝己
Ｇ１レーシング
☆3勝
藤田晋
東京ホースレーシング
サラブレッドクラブ・ラフィアン
了徳寺健二ホールディングス
岡浩二
【種牡馬別勝ち上がり数※3勝以上】
☆10勝
スワーヴリチャード
☆9勝
キズナ
エピファネイア
☆8勝
ロードカナロア
モーリス
☆6勝
ドレフォン
☆5勝
ルーラーシップ
ダイワメジャー
ブリックスアンドモルタル
ヘニーヒューズ
☆3勝
アジアエクスプレス
ゴールドシップ
ドゥラメンテ
ハーツクライ
パイロ
ビッグアーサー
ファインニードル
ミッキーアイル
リアルスティール
リーチザクラウン
【厩舎別勝利数※3勝以上】
☆7勝
[西]須貝尚介
☆5勝
[西]庄野靖志
[西]西園正都
[東]木村哲也
☆4勝
[東]加藤征弘
[東]武井亮
[東]牧光二
[東]堀宣行
☆3勝
[西]安田翔伍
[西]高野友和
[西]昆貢
[西]杉山晴紀
[西]武英智
[西]牧浦充徳
[西]矢作芳人
[東]国枝栄
[東]手塚貴久
[東]上原佑紀
【母父別勝利数 ※3勝以上】
☆13勝
ディープインパクト
☆7勝
ハーツクライ
☆6勝
シンボリクリスエス
☆5勝
アグネスタキオン
キングカメハメハ
クロフネ
☆4勝
オルフェーヴル
ダイワメジャー
ハービンジャー
☆3勝
Giant's Causeway
ゼンノロブロイ
【まとめ】
ノーザン系が圧倒しているのは今に始まった話ではないので割愛。
社台は今年坂路改修の成果がもっと出ると思っていただけに
ノーザンとのこの差は如何ともしがたい結果と感じる。
クラブに目を向けると昨年不振だったシルクが盛り返したのは朗報。
2歳種牡馬リーディング獲得するんではないかという勢いの新種牡馬
スワーヴリチャードには来年も注目したい。記事やブログなど読んでると
母のいいところを引き出す種牡馬とのことでその辺踏まえて来年の指名参考
にできればと思う。モーリス2頭エピファネイア2頭指名出来て今年の産駒の
出来に関しての情報を反映できたのは良しとするもキズナ産駒、ロードカナロア産駒と産駒傾向がある程度データ化されている中ピックアップしきれて
いないのは来年の課題かと感じる。
厩舎別にみるとなんといっても木村厩舎。木村四天王などと呼ばれる
牝馬4頭レガレイラ、チェルヴィニア、ガルサブランカ、カンティアーモと
牝馬クラシック＋NHKマイル全部勝つんじゃないか？という布陣。
一方、須貝厩舎は勝ち星1位なもののガイアメンテがまさかの敗戦、
ウールデュボヌールも2戦目で躓いておりラケダイモーンに期待か。
堀厩舎はダノンエアズロック、ボルケーノだろうか。次戦が
確定していないがダノンは東スポ杯あたりではなかろうか。
最後に興味があって母父での勝利数を調べてみたがディープ健在だった。
2位の母父ハーツクライはマッピークルーラボ様のこちらの記事にあるようにキンカメ系との相性がよさげなのですが今年はドレフォン産駒が3頭
勝ち上がっております。いづれにせよ短めの距離を主戦場にしている傾向
があるため（そもそも2歳戦のこの時期に長いのがないけども）下位指名
で来年ピックアップはしておきたい。
しかしことしは牡馬戦線がまったくわからない。秋始動で新たなスターが
誕生するのかはたまたこういった年にある牝馬のダービー参戦があるのか？
明日からの秋競馬を楽しみに待ちたいと思います。