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[詩]あー、恥ずか詩

蛍光灯下25時。橋の欄干で何を待つ。
水面はとっくに闇の底へ、音を頼りに何を待つ。
月、君は僕の友達。夜の水底で狂い咲き。
8分咲きくらいかな、なんて中途半端。
鏡に映った僕みたいだな。
痩せた橋だもんで来客僕1人。
君なんのためにここにかかってんのって。
それは聞いてはいけない約束。
ごめんど忘れ、君も忘れてくれ。
そんなこんなで我に帰る。むせかえる寒気に身を捩らせ。
最強寒波を前に僕は屈服。何感傷的なってんのって。
「明日のお月さんは何分咲き?」送信済み6件既読なし。流石にそれは心配ね。
リアルに浮上、25.3時くらい。
さっきまでの僕は違う人です。あー恥ずかしい、もう帰りますね。
ばいばい僕のお友達。
きっとまた明日ここに来る。





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