秋の紅葉を追いかけて
初めてのロープウェイと霊山の空気
秋も深まる今日この頃、友人との会話で「紅葉情報ってテレビでやってるけど、今年はどうかな?」という話題が出て、私の心もすっかり秋色に染まってしまいました。
どうせなら、そのまま紅葉の名所に行こう!ということで、友人が運転してくれると言うので、ひとまず英彦山神宮へと足を運ぶことに。
英彦山神宮は、昔から何度も訪れた場所ですが、今回は初めてロープウェイに乗って、山の上まで行ってみることにしました。少しドキドキしながら乗り込むと、車窓から見える紅葉の景色は、期待通り美しく、でも、なんだかまだ色づきが足りないような…?
ちょうど参拝に来ていた他の方が、神社の方に「真っ赤にはならないんですか?」と尋ねているのが聞こえてきました。神社の方は、にっこりと笑って「毎年、全てが綺麗に色づくわけじゃないんですよ。十年に一度くらいの大きな色づきの年がありますから。そんな年は奇跡ですよ」と答えていました。なるほど、そういう年もあるんですね。
実際、日当たりの良い場所だけがしっかり色づいていて、ところどころで枯れかけた葉も見かけましたが、それでも秋の風を感じるには十分。むしろ、まだ少し早かったからこそ、来月にまた訪れたらどんな景色が広がっているのか、楽しみが増した気がしました。
そして、ロープウェイを降りた先に広がる景色に、驚くほど空気が冷たくて、清々しさが身体に染み込んでいくのを感じました。標高が高いからか、それとも霊山と呼ばれる場所だからなのか、空気の澄んだ感じが何とも言えないほど気持ちよくて、思わず「たったこれだけでこんなに変わるんだね!」と感動してしまいました。
山頂から見下ろす景色も絶景で、目の前に広がる山々が一枚絵のように美しく、日常を忘れてしばし見とれてしまいました。そして、帰り道に見つけた銀杏の木の鮮やかな黄色!それはもう、秋そのものの色合いで、心がほっと温かくなるような気分でした。車を走らせていたので写真が撮れなかったのが残念です。
帰り際には、御朱印をもらって、心に残る秋の思い出をしっかりと手に入れました。今度は、紅葉がもっと進んだ頃や雪の降り積もった時に、再度訪れてみたいなと思っています。
自然の中で過ごす時間は、本当に心がリフレッシュされます。今の時期だからこその魅力を存分に楽しんだ一日でした。
▼こちらの動画で、ロープウェイからの素晴らしい景色をお楽しみください!