美味しいから食べたい!と言われたい。
先日、noteのフォロワーさんから、立て続けに注文を頂きました!
いつも、わたしのどうしようもない記事にもコメントくださるじゅにーさん。愛情深く世間の闇に触れて気づきを与えてくれる、薬剤師さんです。
そして、渋谷区おばさん/発酵看護師さん。
全然おばさんじゃないので、こうしておばさんと書くことに毎度毎度躊躇します。
いつも、発酵食について私たちに有益なことをわかりやすく記事にしてくださる方です。
2人の幼児がいる中、育休中に学ばれ今ではオンライン講座も開かれていらっしゃいます。
さて、このお二人の共通点とは?
お気づきでしょうか?
そう、お二人とも医療関係者さんなのです。
そういえば、フォロワーさんにドクターがいたりと医療関係の方が多いような気もしますが、食べ物と身体は、密接な関係にあるのだから、必然といえば必然なのかもしれません。
かくいうわたしも、人生のうちで二度ほど、医療に関わることを目指した時期がありました。
一番最初は、保育園児のとき。
よくお世話してもらっていた叔母が看護師だったので、その姿に憧れて。
血圧を測るために聴診器を耳に当てて、シュッシュッシュッとしている姿や、点滴を打つ姿なんか、かっこよく見えたものです。
二度目は成人してから。
結婚前に介護福祉施設で、介護士として働いているときです。
利用者さんに何かあった時に、サッと動ける看護師さんの姿に憧れたのと、
働きながら看護学校に通って学び、准看護師の資格をとっている他部署の先輩を見て。
働きながら、そんな選択肢もあるのか!と願書を取り寄せたり、募集要項を読むところまでやりました。
実際のところ、そこまでの勇気がなくやらずじまいで、嫁ぐことになったのでそのままなのですが、きっと結婚する話も何もなければやっていたと思います。
そんな気持ちがわたしの中のどこかで消えず残っているのかもしれません。
何をしていてもやっぱり、気になるのは『健康』というキーワードなんですよね。
こうして、こうじに携わる仕事をしていると、『健康のために…』と、甘酒やお味噌を摂取しようとする人を多く見かけます。
でも、こうじや、発酵食品を摂取したから、すぐに健康になるわけではないんですよね。
これは、どんな万能な食材であっても同じだと思います。
『〇〇を食べたら健康になる』ということは決してないはず。
ですが、色々な要素が組み合わさって、結果として健康でいられるという状態は食事で作れるとも思います。
何か一つを一生懸命摂取するのではなく、もう少し広い世界で考えられるといいんじゃないかなと。偉そうですがww
食品、食材を作る側として、一番嬉しいのは、美味しいと言ってもらえること。
『健康にいいから食べたい』と言われるよりも、
『美味しいから食べたい』と言われる方が何十倍も嬉しいものです。
美味しいから食べる→結果として→もう一度買う!
純粋に、人間が感じるであろうこの感情を大事に、循環ができることを祈っています。
美味しいは正義!
ですから。