どこよりも正確で厳格な2020年日向坂46メンバー通信簿
楽しいひなくりはもう終わった。
ここからは覚悟の時間だああああ!!
まだ紅白歌合戦も待っているが、ひなくりで今年の活動がひと段落ついた気になった方も多いだろう。
というわけで、どこよりも正確な通信簿として2020年の日向坂46メンバー全員を厳しく査定していく。
2020年の日向坂46の活躍と出来事にどれだけ貢献したか。
また個人としてどれだけの結果を出したか。
客観的な目線で100点満点中何点か、シビアに判定していきたいと思う。
覚悟していただきたい。
1期生
◾️潮紗理菜……100点
怪しいものを持ってくるサリえもんから、気づけばインドネシアの異端児へランクアップ。先駆者同様チョベックも我々を未知の世界へと誘い、ガムランボールは公式グッズ同等の扱いに。今年は笑顔でまっすぐ堂々とやりきる強心臓と不意に放つ天然砲が際立ち、あの狂犬加藤浩次を始め、多くの人々が聖なる息吹に心癒された。念願のラジオ仕事も充実するなど、まさにやりたい放題。
文句無しの100点。
◾️影山優佳……100点
およそ2年の休業を経てピッチに降り立ったフィールドの妖精は、復帰後から休むことなくサッカー業界を駆け回り続けた。名波浩、内田篤人、北澤豪、中澤佑二など、錚々たるレジェンドと対等にサッカーを語り合う姿は理想の外仕事像の一つ。ブログとメッセージトークも毎日更新、キュートもクールもお手の物、明朗快活で頭脳明晰。無尽蔵のスタミナで休業のブランクを一切感じさせなかった。
非の打ち所がないMVP級の活躍っぷりにパーフェクトの100点。
◾️加藤史帆……100点
手錠で繋がる重い女、顔だけ総選挙2位の美貌、リミッターを解除した破壊のプリンセス、がセレナーデ先輩、日向のコミカルクイーン……その異名の数々が彼女の活躍を物語っている。計算かセンスかわからない非凡な才能で縦横無尽に暴れまくった1年だ。稀代の迷曲「ししの全部が好きだ」が生まれた奇跡に我々は感謝しなければならない。その名が歴史に刻まれた1年だ。
獅子奮迅の活躍で満場一致の100点。
◾️齊藤京子……100点
国民的彼女を目指し「きょんちー」として挑んだ2020年。彼女自身がきょんこハートの弾として四方八方で乱れ打ちする姿に、人格を乗っ取られたのではと不安の声が上がった。しかし、さらば森田との共闘で分離に成功、温度計を溶かすことで二つの人格をコントロールできることを証明し、無敵の両刀時代へ突入。よそ行きのビジュアルに惚れ惚れしつつ、後半のひなあいでの活躍は実家のような安心感。
彼女はとっておきの100点満点の彼女だ。
◾️佐々木久美……100点
日向坂46がこの混沌の時代を見事泳ぎ切れたのは、キャプテンささくがいたからだ。日向坂大船団の船長として仲間を鼓舞する姿は、笑顔と勇気を与えてくれた。それでも彼女は「みんながいるからだ」と豪快に笑うだろう。オードリーとの掛け合いは夫婦漫才のように成熟され、そこに生まれた信頼関係は今年一番の賜物。頼れるキャプテンの一方で、水ダウ、東野幸治とレギュラー、かまいたちと共演など、芸人と絡むと無邪気な末っ子になるものだから、多くの人間が恋の海に溺れてしまった。
日向坂46内でのMCは貫禄たっぷりで100点。
◾️佐々木美玲……100点
天下分け目の頂上決戦「ひなあいvsひなましょう」でのMCを機に秘めたる力が目覚めた覚醒四天王の1人。なんといっても、アザトカワイイ一本で今年を乗り切る過酷な運命を背負い続けたことを讃えたい。悲運の中でも笑顔と優しさを忘れない彼女は、さながらジャンヌダルクのようだ。2020年の日向坂46を語る上で欠かせない英雄となった。「女子グルメバーガー部」「キテルネ」でも彼女らしさを発揮し、プライベートでも新たに2人の娘を産み4人の母として奮闘した。
100点に異を唱える者はいないだろう。
◾️高瀬愛奈……100点
弾数は少なくとも狙った獲物は確実に仕留める、一発必中のスナイパーとして活躍した。2020年テレビ番組出演本数ランキング7位を差し置いて場を回し、4位には「本当はわかるくせに」と致命傷を与えるなど、神の如き客観的な視野を持つ彼女だからこそ放つ一撃はまさに神業。表紙を務めた雑誌は品切れ続出し、公式アカウントはまなふぃ語選手権を始める事態にまで発展、マナフィーバーを巻き起こした。宮崎での春日席の様子を克明に記したブログはいずれ碑文となるだろう。
何点か?100点です。本当はわかるくせに。
◾️高本彩花……100点
お家時間に数多くの自問自答を繰り返したのだろう。楽しければいいんだというこの世の真理にたどり着いた彼女は、自粛明けから覚醒する。明るく歯を出して笑う姿も、Jリーグ入りを目指すお父さんも、OBKが顔を除く瞬間も、JJのYouTubeチャンネルも、贔屓に拗ねる顔も、どこを切り取っても眩しく輝いていた。トークでの電話が増えたことで、この世界のあり方をも変えてしまった。
覚醒四天王の1人として、100点。
◾️東村芽依……100点
人間を捨てた猫は、思考能力と引き換えに持ち前の身体能力をさらなる高みへ昇華させた。ライブでのパルクールやそり立たない壁登り成功もその成果だ。結果、卵も頭で割るようになってしまったが、体育会TVで漏れた「くそう……」の言葉は、猫化がまだ完全体ではなく進化の余地があることを示唆している。人類は進化論を見直す時期に来たのかもしれない。
唯一無二の活躍、100点だにゃあ。
◾️井口眞緒……100点
ひなあいでの卒業式に少しやつれた姿で現れた時は心配だった。しかしその後、突如youtubeに「ふぬけOL」として転生。爆食い爆飲みを繰り返し、アイドル時代とはまた違った破天荒っぷりを見せてくれた。また、卒業後に未消化分の握手券対応をしたことで、井口伝説に新たな1ページが刻まれた。ラジオも始め、もはや何者なのかよくわからないが、我々の理解の範疇を軽々と超えていくのが、井口なのだ。社会に収まる器ではない。
活動が増える中でも、日向坂46の名を一切口に出さなかったので100点。
2期生
◾️金村美玖……100点
フロントの一角として、そしてこさかなの相棒としてパフォーマンス面を内外両面から支えた。特に青春の馬でひよたんを迎え入れ、こさかなの想いを背負って立つ姿は心震え、日向坂46をさらなる可能性へと導いた。サヨナラの意味でセンターを務めた際に橋本奈々未の幻影を見たものも多いだろう。顔が似ているだけでなく、筆舌に尽くし難い神秘性までも纏い始めた証拠だ。その神秘性にいち早く気づいたbisには人智を超えた天のご加護があるだろう。
人の想いを背負える類稀なる才能を開花させた1年に100点。
◾️河田陽菜……100点
何もしないがボールを渡せば何かが起こる。時間を支配する愛されコソ泥ファンタジスタは、違いをはっきりともたらした。怖い話も山口プレゼンも警察演技もライブのミスも、全ては神が創りし魔法の時間。「秋頃だったでしょうか」は未来永劫語り継がれていくだろう。誰にもバレない盗みのテクはメンバーを笑顔にさせ、同時に我々の心も盗んでいた。
ファンタジーを採点するのは難しいが、強いていうなら100点といったところか。
◾️小坂菜緒……100点
DASADA主演で開いた新しいドアは、ほんの序章に過ぎなかった。恐竜に熱を注ぎ、オタク全開でハイキューを語り、ぐるぐるバットで回り、怒りを露わにし、児嶋をいじり、菜緒蔵にもなった。本来の明るく面白いことが好きな彼女自身が解放された1年だ。しかしいざライブでセンターに立つと一変する。風格を備えたセンターオーラに圧倒され、呼吸もままならず、意識を保つことで精一杯だった。これが画面越しの話だから恐ろしい。
向かう所敵なしの無敵状態になった。100点だ。
◾️富田鈴花……100点
自粛期間中のMVP。1ヶ月1000通は世界新記録。毎日のブログ更新、自作曲、弾き語り、自作ラジオ、ヤンニョムチキン…とにかく多くのことに挑戦し、我々をトーク沼へと追い込んだ。自粛期間がおわってからも髪型を変えたり新作モノマネを披露したり、進化のスピードを緩めず、成人の年を疾風怒涛に走り抜けた。敗北の数は勝負に挑んだ証である。全力笑顔のダンスでキラリと光る汗は希望の光だ。
デコだしは自信の表れ。自他共に認める100点。
◾️丹生明里……100点
ゲームといえば丹生明里。その名を全国に轟かせた1年だ。有吉いいeeee!ではついに日向坂46を引き連れる事に成功。芸人が口にする「にぶちゃん」の自然な響きは、日向坂46のにぶちゃんから世界のにぶちゃんになったことを知らせる鐘の音だ。外仕事の安心感はグループ1.2を争い、動画編集もプロの域へ。ベルクに商品まで開発させてしまった。彼女の笑い声は日本の裏側にまで響いている。
八面六臂の大車輪の働き、100点満点だ。
◾️濱岸ひより……100点
青春の馬で小坂菜緒に導かれた時、人類は歓喜の涙を流した。優雅に笑顔で舞う彼女は不思議な妖精ひよたんではない、そう、女神だ。その美しさに多くの民がひれ伏す様は、美の女神アフロディーテを見ているようだった。うまく喋れずヘラヘラするイメージを完全払拭し、表情のみで演技ができるまでになった。ごま油あけみ・春野翼・ひなちらンぷす(仮)を生み出し、命名神っぷりも健在。
間違いなく覚醒四天王の1人、100点だ。
◾️松田好花……100点
手術、入院、休業。外仕事が順調だっただけにその悔しさと不安は計り知れない。しかし彼女からお届けされる愛あるエピソードの数々は、休業中でもファンを思いやる優しさと同時に、彼女自身が日向坂やその周りにもたらしてきたことの大きさの証明でもあった。そして、ひなくり2020での復帰。世界が泣き、涙で海面が上昇した。ブランチでうまそうに飯を食い、クラロワで大逆転劇を演じ、ラジオ体操をしてくれる日が来ることを望んでやまない。
日向坂を愛し日向坂に愛される女、100点やっほっすである。
◾️宮田愛萌……100点
大ぶりっ子時代の今年、続々と新規参戦が増える中で残るものこそホンモノであることを教えてくれたのが愛萌だった。エロ食いは切れ味を増し、リモートでブツ切れる声も逆になまめかしく、眼帯でしゃがみこむ姿は世界文化遺産との呼び声も高い。また、アルバム発売日に向けて「アザトカワイイ」に合わせた縦読み俳句ブログも、彼女の才覚が凝縮された令和の万葉集だ。ひなくりの影アナは聖夜を彩る旋律だった。
学業、色気、趣味と、ぶりっ子時代に翻弄されずに「らしさ」を貫いた100点満点の1年だ。
◾️渡邉美穂……100点
大旋風を巻き起こした「○天」「◯や」の発明だけでもお釣りがくるのに、アンガールズ田中の召喚にも成功し、名実ともに起爆剤となった。定期的にクイズ番組やゲーム番組にも呼ばれ、DASADAの名演も光ったが、これでもまだ余力を残していそうだから驚きだ。ひなくり2020でこぼした「全員でステージに立てるって当たり前じゃないんだな…」は今年を象徴する言葉として教科書に載せるべき名言。
ポテンシャルをこれでもかと爆発させ、申し分なしの100点。
3期生
◾️上村ひなの……100点
お友達ができたからか刺激を受けたからか、明らかに表情に変化が見られた覚醒四天王の一人。タメ口で話すひなのに愛おしさと感激の涙を流した人は数知れず、笑顔も仕草も人間味が増してきた様子。パフォーマンス面でも目を惹く存在となり、変化球ワンポイント投手から本格派エースへと急成長を遂げた。DCDLで先輩から手を引かれ歩いてきた不思議な少女が、ひなくり2020ではただ一人日向坂46を混乱させる小悪魔になったことは実に感慨深い。
お友達ができてよかったねえ、100点あげちゃう。
◾️髙橋未来虹……100点
新加入とは思えないトークの上手さで即戦力となったスーパールーキー。幸せのビッグマウスに飲み込まれ音信不通になる者も続出した。師匠直伝の負けキャラを習得しバラエティ路線へ一直線かと思いきや、圧倒的なスタイルの良さでビジュアル路線への可能性も秘めるなど、読んで字のごとく未来は虹のように輝いている。アザトカワイイMVのスーパーみくにんタイムは一瞬にして永遠、時空を超越する。
問答無用で100点だ。
◾️森本茉莉……100点
新加入とは思えないやりきる強さと濃厚ぶりっ子で即戦力となった天才ルーキー。お嬢様なんてのは変人ギャガーとしての本性を隠すための仮の姿。森本金太郎やモノマネから分かるように、頭のネジはエッフェル塔に置いてきた模様。一方で、楽屋の空気が悪くならないよう笑いに変えたり、同期の頑張りに手を合わせ祈るなど、仁徳溢れる一面も見せてくれた。しかし、どれも側面に過ぎず、真の姿はSHOWROOMで見せた釣り師なのかも知れない。
持てる力を存分に出しきった。100点だ。
◾️山口陽世……100点
新加入とは思えない肝の据わりっぷりで即戦力となった剛腕ルーキー。一見、ありがちな甘えんぼロリ枠のように思えたが、いざ蓋を開けるとサバサバ突っ込みツンデレおチビお馬鹿大家族方言野球キャラで大暴れ。立派なスローイングも球速80kmもご挨拶に過ぎなかった。後半になるにつれ、番組で大笑いしたりライブでも自然な笑顔が増えるなど、キュートな一面も顔を見せるようになった。鳥取砂丘もうかうかしてられない。
期待値以上の活躍っぷりに100点。
おまけ 日向坂46
コロナ禍の難しい1年は日向坂46への影響も大きく、握手会はもちろん全国ツアーも東京ドームも中止。日向坂46の核である握手会とライブ、2つがやられてしまった。シングル1枚アルバム1枚も想定外だろう。そんな中でも彼女たちは輝き続けた。
追いきれない外仕事の数々。安定の面白さの「日向坂で会いましょう」。いろんな側面が見れた「ひなたひ」と「ひなちょい」。自粛期間中のトーク天国。新コンテンツのひなリハと部活動。今後の展開が楽しみなひなこいとひな図書。メンバー休業時や復帰時に見せた絆の強さと揺るがない優しさ。エンタメ全体にブレーキが掛かり、去年の勢いそのままに波に乗れたとは言えないかもしれないが、土台固めはできたと思う。
またホームステイ期間を機に変化があったメンバーもいた。自分を振り返ることで新たな気づきを得たり、スキルアップに励んだり、いざ自由になることで本当に大事なものに気づいたようだ。記憶がないほど去年一年を目まぐるしく駆け抜けてきたメンバーにとっては、間違いなく必要な時間だったのではないだろうか。
ライブは毎回最高だった。いろんな表情を見せたDASADAライブ。無観客とは思えない熱量と日常を忘れさせてくれるファンタジーたっぷりの配信ライブ。どのライブにも必ず見所があり、次は何をしてくれるのかワクワクが止まらなかった。謎設定やキャラクターにあれこれ憶測を語るのも楽しかった。
他にも1周年餃子パーティ、新3期加入、映画3年目のデビュー、日向坂ストーリー、手洗いうがいガラガラヒー、雑誌の特集、表紙……数え上げればキリがないほど多くのコンテンツが生み出された。個人的ハイライトはおひさまの数だけ存在するだろう。
会えなくても常に一緒にいるんだと思わせてくれる日々が続いた。
腐りそうでやさぐれそうな今年を笑顔で乗り切れたのも全ては日向坂46のおかげだ。
ずっと我々に笑顔と勇気と感動を与え続けてくれた。♾点だ。
今年一年
本当に本当に
ありがとう!!!!!!!!
サポートくださいましたら執筆時の喫茶店のアイスコーヒーをカフェラテにさせていただきます!