恥ずかしがらずに自由に歌詞を解釈すればいい
僕は乃木坂46が好きだ。欅坂46も好きだ。日向坂46も好きだ。つまり坂道グループのファンだ。彼女たちには魅力がたっくさんある。その一つが歌詞の素晴らしさ。
やはり天下の秋元康。数ある楽曲の中には、大名曲「川の流れのように」みたいに人生観を述べたものや、生き方について説いたものなど、歌詞の意味が深い楽曲もある。もちろんお得意の例えも。ある時なんとなーく口ずさんだ楽曲の歌詞が面白いなあと思い、ちょっと歌詞の考察をしてみようかな、とペンとノートを手に取った。
しかし、いざ考察を始めてみると、なんかそわそわする・・・ど素人がいっちょまえに歌詞の考察をしようなんておこがましいというか、なんだか恥ずかしいぞ・・・
「この歌詞にはこんな意味がある!」
と考えたところで、プロからすれば浅はかな考えに違いない。それに、自分が出した解釈と作者の意図が違ったら、
「偉そうに語っておいて間違ってるじゃねーか」
ってツッコまれる・・・そいつぁ恥ずかしい。
つまり、考察をするならば「正解」を出さないといけないと思ってしまっていた。プロ目線の深い解釈。作者の意図。それと合致しない「間違った解釈」はダメだ。
そう思った僕はいつからか考察なんてしなくなった。
だが、その考えは関ジャニ∞の番組「関ジャム 完全燃SHOW」で180度変わった。
トークテーマは歌詞の解釈について。有名プロデューサーや音楽のプロたちが、とある歌詞についてあれやこれやとトーク中。流石だな、なるほどな、プロってこういう目線で見ているのか、と感心しっぱなし。すると、1つの解釈を打ち出した出演者がこう言った。
「本当のところは作者にしかわからないけど、あくまで自分はこう思った。曲の解釈は個人の自由だから」
ハッとした。
僕は、自分が、「曲を解釈すること=作者の意図を当てること」と考えてしまっていることにその時初めて気づいた。そのせいで、「間違っているかもしれない」「作者の狙いと見当違いなことを言っているかもしれない」と、自分なりの解釈をすることを恐れていたのだ。
この番組を見て「歌詞は自分なりの解釈でいいんだ」と知ってからは、積極的に歌詞を考察してみるようになった。結果、今まで以上に楽曲を好きになり、言葉の面白さや楽しさも知ることができた。
もし、当時の僕のように「曲の考察をするなんておこがましい」「プロでもないのに恥ずかしい」なんて思ってる人がいたら、そんな考えは捨てて欲しい。そして何度も歌詞を追い、筋道を立てて考え、自分なりの解釈をしてみて欲しい。そうすれば、間違いなく今までよりももっとその曲を好きになれるから!!!
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